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彼岸島の各地名解説

このしまがひろすぎてちくしょう

このページでは講談社のホラー漫画『彼岸島』に登場する地名などを解説しています。
目次 [非表示]

彼岸島の地理について編集

彼岸島は漁村くらいしか存在しない小さな火山島であり、「森と海しかない島」として有名である。

その人口は大きく見積もっても数十人~100人ほどの超過疎地であり、またその広さも船で簡単に島の周りをぐるりと一周できるほど...


...だったはずが連載の長期化に伴い様々な施設が登場し、彼岸島は物凄い勢いで広がっていった。

その広さたるやもはやクソ寂れた島の範疇では無く、確認できる限りでも鬱蒼とした大森林に樹海、地平線まで続く広大な砂漠、地底深く広がるダンジョンのように入り組んだ巨大な地下炭鉱に灼熱の溶岩や硫黄が噴き出す活火山と溶岩地帯、果ては辺境の島とは思えない世界遺産レベルの壮麗な美しさを誇る巨大な五重塔など、非常にバリエーション豊かなロケーションの数々が登場する。



大まかな広さ編集


彼岸島の広さは最序盤こそ森と海しか無い寂れた小島とされていたが、最終的に北海道と同じくらいとも囁かれるサイズにまで広がっていった。


....明達の居ない時期の西山らが八ヶ月もの長期間島内で吸血鬼に遭遇せずサバイバルできたこと、そして島の豊か過ぎる生物多様性と地形的な複雑さから北海道くらいは有ってもおかしくない...そんな気がする。


また、ファンたちの間ではオーストラリア大陸ほどではないとも推察されている。

..違うとも言い切れないのが現状である。



地名の一覧編集

彼岸島編集

プロローグ/明さんたちの商店街周辺編集

  • 宮本青果店

今作の主人公である宮本明とその兄宮本篤の実家。

兄の篤が失踪してしまい、メンタル面が厳しくなった両親が弟の明にあたるなど家庭問題の気が散見される。

  • 西山の文具屋

頭がいいことで知られる西山の実家。正確な名称は不明。

謎に包まれている。

  • 斉藤鮮魚店

親が二回離婚しているケンちゃんの実家。

ケンちゃんの父は彼にこの鮮魚店を継いで欲しいと考えており、そういった意味を込めて彼にイケイケな車をプレゼントした。(ケンちゃん曰く:俺のジミヘン号)

  • ユキの家

ピアノなどが置かれていたほか、彼女が得意とする弓道の道具が揃っている。

  • 加藤の実家

加藤...もとい本名を三村政和の実家。

びっくりするくらい本編に何も情報がない。

  • ポンの実家の玩具店

内気なポンとその兄の実家で、玩具店を営んでいるとのこと。

なお、彼の兄は交番勤務の警察官。(あったよ!拳銃!)


  • 安永商店街

明たちの暮らす本土の商店街。春頃になるとさくら祭りという行事が開催される。

  • ニュー高山ホテル

吸血鬼軍に潜伏中の青山冷が宿泊していたホテル

本編ではケンちゃんのバットであやうく殺人現場と化すところだった。

(てめェ クソ風評!!)

  • ファストフードの店

加藤>加藤(彼岸島)とメグミが合コンの計画を練りつつ寛いでいた店。

店のロゴは「W」...色々と危ねェ!!

  • 不気味な波止場

怪しげな彼岸島行きの船が定期的に出航するという、禍々しい雰囲気の波止場。

人間に変装した吸血鬼たちが周囲をこっそり監視しており、島に行こうとする人間の数をさりげなく管理している。



彼岸島(無印序盤)編集

  • 彼岸島

今作のタイトルであり、物語の舞台となる島の名称のこと。

島のほぼ中央部に巨大な活火山を有する火山島で、その火山が生み出す膨大な地熱により一年中彼岸花が咲き乱れることから古来より彼岸島という名で呼ばれている。


また、島の周囲は円弧状にぽつぽつと連なる離れ小島の列でぐるりと囲まれている。

(宮本篤曰く、これはかつて彼岸島の火山が噴火した際に溶岩が固まってできた地形だという。)


彼岸島の広大な樹海にはニホンザルイノシシツキノワグマなどの大型哺乳類が生息しており、また沿海部にはイクラの採れる河川が存在する。


  • 古寺

序盤で宮本篤雅様が冒頭で戦った古寺。

雅様がこっそり隠れるのに丁度いいサイズの仏像が鎮座している。


  • 吸血鬼の関所 

雅様が多数の吸血鬼や邪鬼などを配備して支配している拠点。

明さんやケンちゃん達が島に着いて早々囚われていた場所で、ケンちゃんを置いて脱出した明さんたちは兄貴と再開した後、残された彼を救出すべく満月の夜にここを強襲した。


少し離れたところにある谷&川にはボロボロの古い吊橋が掛かっており、逃走する際に明たちが使用した。兄貴と雅様は崖側で大乱闘を行って落下し、一緒に橋の下の川へと流れて行った。


  • 谷底の川

兄貴と雅様が揉み合いの末に落下した、尋常じゃなく流れが速い川。

そして二転三転する物凄い水中バトルの結果、兄貴が川底のクソ鋭い岩を利用して雅様の首を完全に切断することに成功した。

この川泳ぎたくないな…


  • 雅様が封印されていた神社

かつて戦前〜物語序盤までの期間、五十嵐一郎中佐の提案で雅様が封印されていた島の神社。

赤飯を供えると結婚成就のご利益があるとされており、婚約のため島を訪れた篤の好奇心により扉が開けられてしまう。

ゲーム版では「逆神(さかがみ)神社」と呼ばれている。


元々は陸軍が森の中に放置していた無骨な冷凍庫だったが、時代を経るにつれて少しずつ島民達がお供えものを置くようになり、気づけば神社が建立されてしまっていた。


  • 廃寺

師匠達が隠れアジトとして利用していた見た感じ完全に寂れた古寺。

亡者と化したポンとの激しい戦闘の末に、なんとか勝利した明さんと師匠の手で寺は亡者ごと荼毘に付された。



彼岸島(無印中盤)編集


  • 峡谷

8ヶ月に渡る明達の修行後、襲撃に遭った人里の人々が連れ去られたことで後を追った宮本兄弟達が邪鬼の太郎、そして雅様と雌雄を決した激闘の地。

               

この戦いにより明達はレジスタンス側の人員を奪回することに成功するものの、雅との戦闘で明を庇った篤が吸血鬼ウィルスに感染してしまったことで人間側にとってかげがえのない戦力を失ってしまう。


  • 旧陸軍 五十嵐研究所

約60年前に彼岸島内に建てられた旧大日本帝国陸軍の軍事施設。


明さん達は冷の収集した戦前の陸軍のノートから、旧日本陸軍の軍医五十嵐一郎中佐が行った実験の末に不老不死へと化してしまった雅の誕生の経緯を知り、そしてその力を一時的に奪う唯一の薬「501ワクチン」を入手すべくこの研究所跡へと向かうこととなった。


地上部分から見える研究所の扉は厳重に封印されている上、現在彼岸島を支配する吸血鬼達も恐れるほどの邪鬼が生息している。

さらに内部は一寸先も見えない暗闇に包まれており、ここで誕生した吸血鬼と邪鬼は外部の吸血鬼達とは全く異なる生態系を築いている。


  • 百穴村(百穴村遺跡)

雅に見捨てられた老人吸血鬼達が隠れ住む僻地の村。

血などの流通は篤が担当しており、彼はこの村にとってなくてはならない存在である。

子供吸血鬼や弱った吸血鬼にも割と寛大な雅様にさえ見捨てられるだけのことはあり、ここの住人笠のほとんどは人間を襲えるほどの力さえ持っていない。


ここはかつての彼岸島島の古代遺跡が残っている場所であり、険しい岩壁に荒く掘り抜いたかのような穴がそこかしこに開いている。

村の周辺は起伏が非常に激しい地形であり、村へとたどり着くためには底なし沼が広がっている道を進むしかない。


また、村の面積のほとんどは畑であり、居住する住民達は遺跡の痕跡を住居として上手く利用して鶏などを飼育しつつほのぼのと暮らしている。


  • 教会

明との決闘の最中、篤が逃げ込んだ巨大な教会。

信じられないことに、なんと内部では呑気に結婚式まで挙式されている最中だった。

島全体が吸血鬼に支配されてる状況で教会で挙式なんてそんなっ…そん…


当然ながら新郎新婦+参列者も明vs篤の戦いに巻き込まれてしまい、吸血鬼ウィルスに感染した牧師様は明さんに「ポイッゴーン」され死亡した。


田舎の島とは思えないほど巨大な教会であり、東欧とかだとちょっとした町のシンボルにもなりそうなくらい大きい。本当にどうなってんだこの島は

(また、とある検証ではこの教会の全長は東京スカイツリーより巨大であるとの結論に達しているなど、この教会にはまだまだ解決されない謎が数多く残っている。)

   

  • 廃病院

吸血鬼の拠点その1。

元レジスタンスの裏切り者、田中ナオトとその母親の邪鬼が指揮を執っている。

駐屯する吸血鬼の数はそう多くないものの邪鬼使いの田中ナオトが操る「あしなが婆さん」という邪鬼の戦力もあって拠点の秩序は保たれていたが、レジスタンスの夜襲を受けたことでこの廃病院の拠点は見事に攻略された。


この拠点への攻撃を読んでいた雅様によって、その後の明の不在をついた雅軍の奇襲攻撃により今度はレジスタンスのメイン拠点の人里が壊滅した。

明達レジスタンスの戦闘員は散り散りになってしまい、そして師匠や加藤たちが吸血鬼軍に捕まってしまう。


  • 天狗岩

あしなが婆さんとの戦い後、明が青山紅葉を助けるべく向かった場所。

その名の通り天狗の横顔のような奇岩が聳え立ったロケーションであり、また周囲の谷の底にはそこかしこに吸血鬼のゲリラ的要塞が張り巡らされている。


地下には神秘的な光に包まれた超巨大な鍾乳洞が広がっており、明はここで雅に出口を塞がれ「一撃当てたら通してやろう」と謎ルールを提示された上で戦うこととなった。

天狗岩の外部&内部には多数吸血鬼が駐屯して拠点を護衛しているほか、多数の邪鬼が番兵として飼い慣らされ内部を徘徊している。


  • 水上の村

吸血鬼の拠点、その2。

彼岸島を流れるクソ広い大河の下流に位置する吸血鬼達の駐屯地。

作中では明達の率いるレジスタンスが奇襲を受けたのち、捕虜となった加藤と師匠が監禁されていた。


ここを守護する邪鬼として大蛇の邪鬼が村の倉庫番を務めていたものの、邪鬼使いがおらず蛇邪鬼が明さんを追って暴走を始めてしまう。


蛇邪鬼が敵味方問わず虐殺し、人間がワーッと逃走し、まさに全員やりたい放題の状況で上流に逃げた明さんと蛇邪鬼が水上で戦闘を開始。

西山がいつも持ち歩いているダイナマイトで邪鬼を撤退させたことでなんとか危機を脱した。


その後の西山の話では、この村は上流からの怒涛の濁流(※明さんと蛇邪鬼の戦闘の影響)でこの村が壊滅したという。

また、中洲にあった多くの建物が流された事で大部分の人員はこの拠点を放棄して他の拠点へと移動した。


  • 砂漠

廃病院での戦いの後、明の居ない状況下において西山がレジスタンスを指揮して移動した先に発見した、地平線まで続く広大な砂漠。

地上部分は砂漠に覆われて一見何もないように見えるものの、ぽつりと建ったボロボロの井戸の中には居住空間には十分な広大な地下洞窟が広がっている。

(…どうやって西山はこんな秘密基地を見つけたんだ…)


  • 吸血鬼軍の車庫

捕らえられた師匠を救うべく、次なる吸血鬼の第3拠点である地獄谷に向けて出発する明達が車の調達のために訪れた吸血鬼用の車庫。


吸血鬼は人間と比べて嗅覚が優れるものの、そのため逆に排気ガスという化学物質の塊に対して苦手意識が働くようである。

元々訳あって吸血鬼軍のメンバーだった人間の田中ナオト曰く、自身がたまに使用していた車庫とのこと。

なにはともあれ車を調達した明達一行は地獄谷へと通じる亡者の森に向かって丸太を搭載したトラックを走らせることとなった。


  • 亡者の森

彼岸島の砂漠エリア〜温泉地帯の間に広がる、深い木々に覆われた森林地帯。

周囲の吸血鬼の里で発生した亡者達がここに集まっているため、通り抜ける場合は丸太の携帯は必須。


  • 地獄谷

吸血鬼の要塞その3。

亡者の森を抜けた先の彼岸島の活火山地帯に位置し、間欠泉や硫黄が地面から度々噴き出す地域に設置された吸血鬼達の村。

雅様の右腕と呼ばれる強大な吸血鬼「斧神様」が管轄する要衝でもあり、捕獲した師匠を午後6時ぴったりに処刑すべくキモ笠達一同でもって待機していたところを明達に襲撃された。

 

谷の底は度々崩落や地盤沈下などが起きるなど過酷な環境ではあるものの、切り立った崖の上は比較的安全。

また温泉施設などが設けられているため駐屯勤務中のキモ笠達にとっては非常に快適そうである。


  • 地獄谷の地下溶岩洞

師匠を救出した明さんが斧神との戦いの最中、崖の崩落に巻き込まれたことより侵入した巨大な地下ステージ。

この洞窟には、かつて斧神と雅様が二人がかりで強引に封印した凶暴な邪鬼満腹爺が内部に潜んでいる。

そうでなくともこの地下空間は火山の熱気でクソ暑い上、硫酸の池や硫黄だまりがそこらじゅうに露出しておりダンジョン自体が超絶に危険である。

また、なぜかクマが平気な顔して住んでる。強ェ!!


斧神と明はこの場所を乗り切るために一時共闘して邪鬼を討伐、そして岩崩れを乗り切って共に脱出することになった。

(また、洞窟の一部分は地上に穴が続いているほか、一部の穴は地上の吸血鬼共のゴミ捨て場としても活用されている。)



彼岸島(無印終盤)編集

  • 彼岸島の樹海

明たちとは別行動でユキの行方を追っていたケンちゃんが潜伏し、吸血鬼軍相手に丸太や杭のトラップを駆使したベトコンまがいのゲリラ戦法で戦闘を行っていた物凄く広大な樹海。


ケンちゃんが無双してるせいか、鬱蒼と広がる森の内部には吸血鬼の死体の山がそこら中に積まれている。

(ただでさえ薄気味悪い樹海なのにちくしょう!!)


  • 要塞寺

半端なく頑強な外壁に囲まれた吸血鬼の要塞。

「要塞寺」という名前は要塞の中央の山寺の存在に起因する。

要塞内部には縁日のような屋台が立ち並んでおり、牛などの家畜まで飼われている。凄ェ発展度!!


また、最奥にある山寺は重要物品用の倉庫として有効利用されている。

(※重要物品の例…雅様の屋敷への献上物など。近づいたら成敗!!)

   

  • 五重塔

最終決戦において明さんと雅様本人の一対一の死闘の舞台となった因縁の地。

要塞寺のさらに奥に位置しており、島の辺境において圧倒的な存在感を放つ禍々しい木造建築の建物が一際目を引く。


元々は荘厳な5階+屋根裏部屋の超高層建築だったが、最終決戦の過程でド派手にリフォームされて三階から上は消失した。

(ああ嫌だよ五重塔が三重塔に…島の貴重な観光資源が…)



彼岸島 最後の47日間編集

彼岸島 最後の47日間(序盤〜終盤)編集

  • 斧神様の砦

雅様から任務を受けた斧神様が守っていた蚊の研究施設。

施設の内部にはトラップとして吸血蚊の育成水槽が設置されているほか、最深部には大糞赤子が封じられていた。

明さんが斧神様との一騎討ちに勝利したことで研究施設は破壊され、見事人間軍が勝利を収めた。


  • チワワ様の砦

蚊の研究施設が地下深くに設置された吸血鬼の要塞。

最初こそ奇襲攻撃で有利をとった人間軍が圧倒して施設を破壊することに成功するものの、その後に師匠の邪鬼化や最強の邪鬼チワワ様の襲来で形勢不利となり、最終的に邪鬼と化してなお自我を取り戻した師匠がチワワ様を討伐することで明たちはなんとか撤収に成功した。

(またその後、突然姿を現した雅様の手により師匠は殺害されてしまった。)


  • 夫婦岩

女吸血鬼の月島奈々西山バカップル二人が吸血鬼の里での逢瀬を果たした村。

村の入り口に備えられた小さな岩が「夫婦岩」の名称の由来となっている。


…しかしその後、西山の不在に気づき狂戦士と化した明さんの手によって吸血鬼たちの平穏な村は蹂躙されてしまい、一般吸血鬼たちが歴戦の明さんを止めれるはずもなく里の住民(※奈々含む)は一晩で皆殺しにされ村は壊滅した。

そんなっ...そんっ...!!


  • 501ワクチンが保管されていた洞窟

吸血鬼軍内で隊長が雅様からその管理を任されていた、501ワクチンを最奥部に保管していた洞窟。

元々は神社でもあったのか、注連縄が洞窟の入り口に吊り下がっている。


もちろんワクチンを簡単に入手できるようになっているはずもなく、洞窟の内部には牛乳女と呼ばれる凶暴な邪鬼が潜んでいる。


  • 彼岸島沖の離れ小島

明たちが最後に攻略した研究施設で、なんと彼岸島沖合の孤島の地下でその存在を巧妙に隠されていた。

47日間最後の日の戦闘では海上のサンマ邪鬼を含めて計10体以上の邪鬼と混血種の金剛様太郎、そして雅様自身とそのペットの椿が戦闘に参加した。


また、隊長によればこの島の地下空間から湧き出す白い湧き水には邪鬼の体を癒す効能があるらしいとのこと。

(...曰く「この水が無いと身体が崩壊してしまうらしい(伝聞系)」とのことだが、作中の炭鉱の姫は何十年以上も前から存在するにもかかわらずめちゃくちゃ元気なのであまり深く考えない方がいいと思われる)



彼岸島 48日後...編集

大阪編集

雅のウィルスを保有した蚊が蔓延したことにより、日本本土は陥落。

そして大阪は雅を自称する謎の男と彼が操る巨大な邪鬼により支配されてしまっている。

(なお、雅自身は東京に本拠地を置いていることが作中でも明言されている。)


作中でその謎の人物の正体が明かされた時、明のみならず読者さえも驚愕することとなった。

陥落後の大阪市内の各地では動物園からキリンやワニ、ジャガーやライオンなど数多くの猛獣が放たれており、さらに各地のビルの最上階付近には大阪の街への侵入者を即座に射殺するためのスナイパーライフル等で武装した元特殊作戦部隊のエリート吸血鬼が多数配備されている。

...そして明達はその遠距離狙撃に対応するため、ゴルフクラブやフライパン等で頭を守りながら進むこととなる。嘘だと言ってくれ。


東京(地下ルート)編集

雅の前に陥落した東京都の周囲には、人間の逃亡を防ぐため100mほどの高さを誇る鋼鉄製の頑丈な壁が一切の隙間なく貼られている。

外から野良邪鬼が無理やり入ろうとしても鋼鉄の壁に仕込まれた侵入者の命を奪うための大小様々の兵器が即座に作動し、人間はおろか外部の吸血鬼でさえ近づくこともままならない。


そのため、明たちは地下道などを経由し閉鎖された東京の内部へと侵入することとなる。

内部は雅の息子達が縄張りを統治しているため案外平和であるものの、吸血鬼たちの餌である人間にとっては危険な世界である。


  • 地下鉄 成増駅

明たちが本土編にて姑獲鳥様と最初に対峙した駅。

姑獲鳥との戦いで消耗した明たちはここで五日間の休息を取ったものの、明本人が体調を崩したため鮫島らは氷川台駅へと赴くこととなった。


  • 地下鉄 赤塚駅

姑獲鳥様が明に会いに来るためにしばらく居座っていた駅。

人間はおらず、夥しい数の吸血鬼が駅を練り歩いている。


  • 地下鉄 平和台駅

鮫島とネズミが駄弁りながら通過した駅。

内部は意外と安全だった。

…ちなみに鮫島が雅様と戦った後にここで恐怖を紛らわせていた。

「怖ェ…震えが止まらねェ…」


  • 地下鉄 氷川台駅

缶詰めを入手するべく鮫島兄弟達が辿り着いた人間の拠点。

ここにはかつて水を通って地上へ向かうルートが存在したものの、鮫島たちのような体質の人物が居なかったため途方に暮れていた。

(なお鮫島は缶詰は問題なくゲットしたものの、ハプニングで散歩中の雅様と遭遇してしまい片目と弟を失った)


東京(地上)編集

  • 東都ドーム

東京に存在する、宮本明と雅の息子の五男姑獲鳥が決戦を行なった巨大なドーム。


しかしその内部では今や、血に飢えた数万人規模の吸血鬼たちが邪鬼や全国から集った猛者達を集めトーナメントを頻繁に開催しているため、人間たちが間違ってここに入ってでもしてしまえば絶対に生きては帰れないと畏怖していた。

が、4万人いた吸血鬼の大群は姑獲鳥を倒した明に恐れをなして全員逃走


なお、ドームの内部には雅様の顔の横断幕が堂々と広げられていて絵面がクソ面白ェ上、誰も流さないトイレなどの立ち読み時のトラップが多数設置されていたりと色々と腹筋に悪い。


雅の息子の四男、蟲の王率いる吸血鬼軍に瞬く間に攻め落とされた日本国の政治の中枢。


その頂上には彼ら吸血鬼のボスである雅様のクソみてェな旗が翻っている

また建物の地下部分には蟲の王が作り上げた地下世界が巨大迷宮のように張り巡らされており、迷宮に入り込んだ生物を捉えては蟲のような奇妙な姿の変異種へとその姿を変貌させていく。



備考編集


あったよ!! 彼岸島の地図!! ワー ワー

(↑上の図は彼岸島ファンが本編を読みつつ見よう見まねで作成した地図。

...既に日本本土を飲み込みそうなくらい巨大だぞ!!大丈夫か!?)



>西山の実家の文具屋

ただの文具屋にしては西山が爆薬などの取り扱いに慣れすぎているため、おそらくヤバい意味での文具屋だったのだろうと推察される。


>雅様が半世紀以上封印されていた神社

雅様が封じられていた神社はゲーム版では逆神神社という名前だが、これは平安時代に蝦夷地に住んでいた鬼の一族を島へ追いやった坂上田村麻呂の名に起因するという。


また、古来より島では豪華な着物を着せた童子に「雅様」と名付けたのち炎で燃やして人身御供とするホラーな風習が存在したとされる。

...凄ェ! 雅様が燃えてる!!(バチバチ)

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