概要
2015年ごろから活動を行っており、所属はブイン基地の閣下(提督)である。球磨嫁閣下を代名詞にしている通り、彼の嫁は球磨型軽巡洋艦の球磨である。
ただし、戦力強化のためケッコンカッコカリしているのは球磨だけでなく、翔鶴、加賀、陸奥、比叡、霧島、山城、北上、木曾…と続いている(2017年9月時点で34名)。
そのため、閣下はケッコンカッコカリするたびに球磨との愛の参☆観(嫁の一撃必殺、閣下曰く『命がけのスキンシップ』)を繰り広げている(部下達にとってはもはや見慣れた光景の一つ)。
また、フェーゲラインを粛清するデイリー任務(銃撃)の発端、もとい元凶でもある。
動画の主な素材(戦争映画)はお馴染みの『ヒトラー 〜最期の12日間〜』のほか、『ベルリン陥落』、『ミッドウェイ』、『スターリングラード』と多彩であり、それらの映画から様々な空耳ネタを披露していった。
BGMは本編の『艦これ』のものだけでなく、ある時は『銀魂』・『ガールズ&パンツァー』などのBGMをバックにコメディチックに、またある時は『劇場版クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』の名BGM「21世紀を手に入れろ」をバックに作戦のクライマックスを盛り上げるという作風が取られている。また、前述の『銀魂』に倣い、登場人物の人気投票も開催されている。
2016年6月には『閣下これくしょん』を盛り上げる企画として「閣これ祭」を主催した。開催期間中は投稿が毎日されており、期間終了までに74名が企画に参加した。翌年6月に第二回を主催し、期間終了までに81名が参加している。
しかし、捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(後篇)での活躍も期待された矢先の2018年2月9日、非常に悲しい形で球磨嫁閣下による動画投稿は終止符を打った。
訃報
当日、鳳仙氏のTwitterアカウントから衝撃の報告がなされた。
それは彼の妹(2015年12月のツイートで存在が確認できる)による、2018年2月7日に球磨嫁閣下が病院に搬送され、その日のうちに他界したという報告と、今後の活動停止を告知するツイートであった。
奇しくも、バレンタイン球磨の実装により大喜びしていた矢先の急逝であった。「球磨の可愛さに昇天する」と言った数日後、本当に昇天してしまったのである…。
(「本当に昇天する事はないじゃないか」と嘆く人がいた一方、訃報が信じられず「閣下流のギャグだ」「何者かがクラッキングしてなりすましたのだ」と思った人もいたとかいなかったとか)
事実であれば、生前の最期のツイートは、九三式酸素エクレアを手に入れ大喜びする姿であった。
新年の挨拶が閣下の遺作という、あまりに悲しい幕引きとなってしまった。
当初は「引退の言い訳」と考える者も散見されたが、九三式酸素エクレアを手に入れて大喜びしていたのは逝去したとされる前日の2月6日である為、残念ながらその可能性は低いと言えるだろう…。
「まだ球磨改二も来ていないのに」
あまりに突然の訃報に、各地の閣下提督及び視聴者が名閣下の死を悼んだ。
そして、彼の遺志を継いだ有志達により、第三回の「閣これ祭」の開催も告知され実施に至った。
ご冥福をお祈りすると同時に、今後の閣下これくしょんの隆盛を天から見守ってくれる事を祈るばかり…。
2018年1月には「期間限定イベント海域を資材・高速修復材共に0の状態からクリアする」事で有名だった「資材0・バケツ0鎮守府」の始祖である酢烏賊楓提督も亡くなっており、一期終了を待たずして名の知られた提督が2人、天へと旅立ってしまった。
氏の没後と閣下これくしょんの終焉
閣下の死から半年、Youtubeチャンネルが削除された。
原因は遺族が削除した為…ではなく、ヒトラー~最期の12日間~の権利者である株式会社ギャガの著作権侵害申し立てが氏の動画に対して相次いだ為。
こうして閣下これくしょんの立役者が生きた証は、Youtubeから消えてなくなってしまったのであった。
ニコニコにおいては動画が残っており、彼が生きた証はまだ完全に消えたわけではないが、彼の遺作は株式会社ギャガの著作権侵害として権利者削除されてしまい、彼を偲ぶ事はもはや叶わなくなった。
ヒトラー~最期の12日間~の主役であるブルーノ・ガンツ氏の没後、株式会社ギャガによる権利者削除は厳しくなる一方であり、氏の遺志を継いだ者達も次々と投稿禁止・アカウント停止処分を受け、また厳格かつ執拗な権利者削除に辟易・失望し投稿を取りやめる投稿者も相次いだ。
動画コンテンツとしての閣下これくしょんそのものが、彼らの死と共に衰退と消滅、そして終焉へと向かいつつあるが、作り出した人脈までが絶える事がない事を祈るばかりである。
彼の遺志を継ぐ人々の一部は、株式会社ギャガの著作権を侵害する可能性が高いヒトラー~最期の12日間~の動画素材を用いず、MMDや独自の代理創作キャラクターで投稿を再開。細々とではあるが、閣下の遺志は繋がる事になった。
その後も、球磨嫁閣下らと共に閣下これくしょんをけん引してきたなぐも閣下が『艦これ』そのものから引退する、テンノ閣下が一時閣下動画からの引退を検討するほどに追い込まれる(後に撤回)など、閣下これくしょん界隈においても暗い話題は絶えない。
2021年1月に待望の球磨改二・球磨改二丁が実装されたが、球磨嫁閣下が喜ぶ姿を見られない事に悲しみを覚える声もまた多かった。
改二実装自体7年以上待たされただけに、彼が生きていたら、一体どんな動画が投稿されただろうか…。
登場人物
※()内には人気投票回のランキング・投票数を記載する。
ブイン地下壕鎮守府の面々
- アドルフ・ヒトラー(2位・86票→3位・189票)
通称「三流提督」・「チョビ髭」。
様々な空耳ネタを披露したり、要所要所でやらかしたりして、視聴者の腹筋を轟沈させる。
- 球磨(4位・50票→5位・145票)
球磨型軽巡洋艦1番艦の艦娘であり、総統閣下の秘書艦兼最初のケッコンカッコカリ達成者。
ジュウコンカッコカリを繰り返したり、大型艦建造などでやらかした総統閣下に「愛の参☆観」を執行する最強の秘書艦である。
氏の没後、ついに改二が実装されたが、それを喜んでくれる人はもういない…。
- ハンス・クレープス(10位・5票→14位・15票)
戦艦スキーの陸軍大将。通称「怨☆怨」。
最初の報告(大体アップデートとメンテナンス、限定イベントの開始日)を担当する人。自重しない総統やゲッベルスに振り回される苦労人でもある。
- アルフレート・ヨードル(5位・29票→16位・12票)
陸軍上級大将。通称「煽るハゲ」。
クレープスの説明の補足を担当している。主な報告はアップデートや作戦内容の詳細・報告、イベント結果、アニメ最新話の内容や悪い知らせだったりする。
また、頻繁に閣下を煽る発言(「ハゲ」等)をしている。
- ヴィルヘルム・カイテル(14位・1票→17位・11票)
陸軍元帥。通称「(迫真)」。
ヨードル達に比べて若干影は薄いが話題の切り替えを担当することから視聴者からは「癒し」扱いされている。
- ヴィルヘルム・ブルクドルフ(6位・21票→10位・33票)
潜水艦スキーの陸軍大将。
報告に激怒するヒトラーに反論したり、頻繁に「ダサいし!!」と主張する肝の据わったツッコミ担当。第1回閣これ祭開会式において中の人の黒歴史を晒されたことがある。
- ヨーゼフ・ゲッベルス(3位・59票→1位・248票)
通称「自重しないロリコン宣伝相」。
「プロパガンダの天才」と呼ばれた彼だが、重度のロリコンである。特に駆逐艦と海防艦には目がなく、「幼女の深海棲艦なら鹵獲しよう」と提案して総統に咎められたりとロリなら何でも良いらしい。
当鎮守府における名物「ゲッベルス主催艦娘討論会」の主催者であり、開催の度に総統閣下やユンゲ・常識人(ヒムラー・シュペーア・モーンケ)・艦娘達の制裁を受けている。
- マルティン・ボルマン(14位・1票→25位・3票)
ゲッベルスの隣にいる党官房長。
出番は少ないが、時々イベント内容等の報告を行っている。
- ヘルムート・ヴァイトリング(12位・2票→13位・16票)
空母スキーの陸軍大将・ベルリン戦闘司令官。趣味はサバイバルゲーム(ガチ)。口癖は「バッキャロー!」。第1回閣これ祭開会式において声帯模写で「海色」を熱唱するという隠れた得意技を披露した。
- アルウィン・ブローダー・アルブレヒト
ドイツ海軍准将であり、潮スキー。
カイテル達と酒を交わしながらレベリングやジュウコンカッコカリなどの鎮守府の現在状況を暴露している。
- カール・コラー(8位・12票→25位・3票)
空軍大将・空軍参謀総長。
元ネタの『ヒトラー~最期の12日間~』におけるヒトラーとの電話での応対シーンを後述の首脳陣達に取られていることもあり、出番が少ない。
- トラウドゥル・ユンゲ(不参加→23位・5票)
総統個人秘書官であり、自重しない総統閣下や部下達に爆破制裁を科している。
- エヴァ・ブラウン(不参加→27位・1票)
ヒトラー総統夫人。
総統閣下のセンスのなさに「ナイナイww」とツッコミを入れるかたわら、球磨関連のお祝いパーティーの準備を担当している。
- ヘルマン・フェーゲライン(1位・89票→2位・232票)
ヒトラーの恋人エヴァ・ブラウンの義弟で親衛隊中将。
総統を煽って銃殺されたり、巻き込まれて銃殺されたり、しまいには総統の腹いせで銃殺されたりと何かにつけて銃殺される不幸な人。それどころか銃殺後に任務達成音が鳴る事からデイリー扱いされたり、同志によってイベント海域のゲージよろしくな「フェーゲージ」なんてものまで作られる始末。そんな彼の好きな食べ物はタンメン(なお、総統閣下の金を勝手に使っている)。
- ペーター・ヘーグル
親衛隊中佐兼RSD刑事部長。
主にフェーゲラインを粛清するデイリー任務や暴走した総統閣下達への制裁を担当している。
- ハインリヒ・ヒムラー(不参加→22位・6票)
親衛隊長官。
フェーゲラインを心配したり、話題の切り替えを行ったりする数少ない常識人の一人。
- ヴィルヘルム・モーンケ(7位・14票→4位・149票)
親衛隊少将。
総統に適切なアドバイスや情報を与え、輸送ゲージやギミックの解除等の下準備を行って総統の下支えを行っている有能な部下。その有能さから総統からの信頼は厚い。趣味はヴァイトリング同様サバイバルゲームであり、酒で豹変してしまう。お気に入りの艦娘の艦種は重巡洋艦(性能面・性格面を評価しているため)。
- アルベルト・シュペーア(11位・3票→15位・13票)
軍需相であり、数少ない常識人の一人。モーンケ同様総統に適切なアドバイスを行う。
- ローベルト・リッター・フォン・グライム(不参加→27位・1票)
空軍元帥兼空軍総司令官。
主に食事シーンで総統閣下と共に様々な報告を聞いている。
- ハンナ・ライチュ
空軍の女性パイロット。総統閣下の慢心ぶりにツッコミを入れる。
- ローフス・ミッシュ
親衛隊曹長兼電話交換手。
通信や電報の受け手としての出番が多く、フリッチェからの依頼を面倒くさがる。
- ハンス・フリッチェ
宣伝省局長。 討論会中に勝手に大本営(『艦これ』運営)に電話をかけようとし、ブルクドルフに撃たれそうになる。
- ドイツ兵の皆さん
自重しない部下達。総統閣下一行のやり取りに対し、酔っぱらいながら爆笑している。
また、『艦これ』あるあるとして、「やべぇ、○○しちまった」→「アホ!!」のやり取りを披露している。
各国首脳陣
- ヨシフ・スターリン(不参加→6位・82票)
ソビエト連邦の「自重しない書記長」。響(ヴェールヌイ)スキー。
コラボグッズを手に入れるために自国軍を総動員するといった書記長プレイを行ったり、インターホン代わりにインター砲をぶっ放す。
- ワシーリー・チュイコフ(不参加→18位・10票)
ソ連邦元帥。スターリングラードの英雄であり、ソ連側の常識人。執務をさぼるスターリンの粛清を担当している。
後に自重しない上司を持つ者同士としてクレープスと意気投合、飲み友達になった。
- フランクリン・デラノ・ルーズベルト(不参加→12位・18票)
アメリカ合衆国大統領にして「大艦巨乳主義」の権化。スターリン同様国力に物を言わせた米帝プレイやインター砲を仕掛けてくる。何故か関西弁で喋ることもある。
- チェスター・ニミッツ(不参加→11位・23票)
アメリカ太平洋艦隊司令長官兼太平洋戦域最高司令官。自身が敬愛する東郷平八郎が座乗した三笠の実装を待ち望んでいる。
- ベニート・ムッソリーニ(不参加→9位・34票)
イタリア首相。首脳陣の中では比較的まともであり、いじられキャラでもある。
- 山本五十六(不参加→8位・37票)
連合艦隊司令長官であり、艦長経験のある艦娘達(特に五十鈴)がお気に入り。
- ウィンストン・チャーチル(不参加→20位・8票)
イギリス首相であり、ブリティッシュ艦娘だけでなく、金剛姉妹も愛でている正真正銘の紳士。
ルーズベルトから「紅茶野郎」とあだ名をつけられている。
フランス大統領。紳士的だが意外と見栄っ張りな性格の将軍。
ゲストの皆さん
- ソ連兵の皆さん(不参加→7位・47票)
スターリンやフルシチョフの命令の下、コラボグッズ独占や響orガングートの応援のため出動している。
また、ヴァイトリンクやモーンケがハマっているサバイバルゲーム(ガチ)において開かれた独露米日合同のサバイバルゲームにも参加している者がいる。
- アメリカ兵の皆さん
ローソンコラボにて人海戦術を駆使した関連グッズの独占をルーズベルト大統領より命じられたが、ローソン店員により撃退された。
- ローソン店員
ローソンコラボにて不正を働いたアメリカ兵を一蹴した百戦錬磨のローソン店員(※日本兵)。
映画『太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-』の万歳突撃のシーンが素材になっている。
- <(゜∀◦)(9位・7票→19位・9票)
ゲッベルス主催艦娘討論会に何故か参加している謎の存在。朝潮スキー。
- (`0言0'*)(不参加→21位・7票)
ゲッベルス主催艦娘討論会に何故か参加している謎の存在。掛け声はヴェアアアア
- 撮影係(エラー娘)
うp主である鳳仙氏本人。
姿は出てこないものの、ナチス製ボーカロイド曲を製作してはガス室に放り込まれている様子が描かれている。
前述した通り2018年2月7日に急逝した為、彼製のナチス製ボーカロイド楽曲はもう聞く事ができない…。