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第169回天皇賞

じゅうじつどまさにあおてんじょう

唯一無二、一帖の盾をかけた熱き戦い。淀の舞台で、マラソン王を目指せ。
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概要編集

前年から淀に戻ってきた伝統のマラソン頂上決戦。

前年覇者ジャスティンパレスが中距離路線に固定したのかドバイ帰りの検疫で不在となったため、G1馬の参戦は4歳のクラシックホース2頭のみとなった。


  • 田口貫太騎手(ゴールドプリンセス)と、短期免許でブラジルから参戦中のJ.モレイラ騎手(タスティエーラ)は本レース初騎乗。

出馬表編集

※2番ヒンドゥタイムズ(団野大成)は左前肢跛行のため26日付で出走取消。


前評価編集

人気オッズ
1ドゥレッツァ2.8
2テーオーロイヤル2.8
3サリエラ7.5
4タスティエーラ7.9
5ブローザホーン8.8

オッズは2強。


レース結果編集

着順タイム/着差
1テーオーロイヤル3:14:2
2ブローザホーン2
3ディープボンド½
4スマートファントム½
5ワープスピード

  • テーオーロイヤルは重賞3連勝でGⅠ初勝利。父リオンディーズ産駒もGⅠ初勝利、菱田裕二騎手、岡田稲男調教師もJRA・GⅠ初勝利となった。テーオーロイヤルの半兄には同じ岡田師が管理し、地方JpnⅠを3勝しているメイショウハリオがおり、兄弟でGⅠ級レース勝利となった。
  • 4歳馬は4番人気タスティエーラ7着、1番人気ドゥレッツァ15着とクラシックホース2頭は軒並み惨敗、世代のレベルが疑問視される中、ますます課題を残す結果となった。4歳勢最先着はこれが昇級初戦の上がり馬スマートファントム(14番人気)の4着だった。
    • 尚、ドゥレッツァは粗品デス予想に入れており、レース後、「粗品の呪い」がトレンド入りした。
  • ハピは1週目ホームストレッチで右前肢を跛行、浜中騎手が外へ退避し競走中止。前年に続き競走を中止した馬が出ることとなった。
  • 3着ディープボンドは4年前より続いていた連続2着の記録が途絶えることとなったが、4年連続の複勝圏内・入着。古豪まだまだ健在を証明する形となった。

レース動画編集

NHK(トラッキング付き、実況:小宮山晃義(大阪放送局))

ラジオNIKKEI(トラッキング付き、実況:三浦拓実

関西テレビフジテレビ系列、実況:川島壮雄)


レース後編集

勝ったテーオーロイヤルだが、軽度ながら左前剥離骨折を発症し宝塚には間に合わないことが確定。その後下半期も体調不良等があり、年内最終戦がこのレースになった。ドゥレッツァはレース中に熱中症を発症、さらにレース後には右第1指骨剥離骨折が発覚しこちらも休養へ。当初で予定していた凱旋門賞出走の道が閉ざされたが、幸い回復は早く、インターナショナルSへ遠征している。

16着のシルヴァーソニックはレースから1ヶ月後の5月25日に精密検査をしたところ、重度の繋靱帯炎を発症していることが判明し、引退。出走取消のヒンドゥタイムズも後日浅屈腱支持靭帯炎を発症し引退となった。

一方で競走中止になったハピだが経過良好のようで、こちらは中2週で平安Sへ向かい2着に突っ込んだ。



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