概要
注意!
以下ネタバレを含みます。
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LegendofSanctuary終盤、偽教皇に扮したサガは、トレミーの放った見えない矢の効力で徐々に女神アテナの小宇宙を搾取し続けた結果、その力は聖域そのものを滅ぼすまでに増大し、青銅聖闘士討伐のために出撃しようとした側近の黄金聖闘士のはずのアフロディーテを用済みとして粛清し、さらに教皇の間に安置された石像を動かして十二宮を破壊せしめんとした。
…が、沙織の残り少ない小宇宙と仲間たちの友情、そしてアイオロスの遺言で復活した星矢が立ち塞がり、最初は優勢だったものの仲間たちの小宇宙を込めた彼の渾身の一撃を受けて敗北。
…したと思いきや、自身の中にある悪心とアテナの小宇宙を融合させたことで、巨大な怪物の様な姿となり、自身がアテナにとって代わるべく彼女と聖域の両方を滅し、更には新たな宇宙の創造主として君臨しようと目論んだ。
この時のサガは、完全に人の姿を捨てた邪神となっており、その体の中心核にはサガ本人が仮面ライダーZOのドラス少年態のような形で収まっていた。
しかし追い詰められた星矢の元に射手座の黄金聖衣がかけつけ、さらにはアテナとして完全に覚醒した沙織の小宇宙をも込めた黄金の矢が、邪神を貫き消滅させ、聖域の危機を救ったのであった。
敗北後、人の姿に戻ったサガは同時に善の心をも取り戻し、自分の元に現れたアテナ(沙織)に詫びるとともに、アテナを護りぬいた五人の青銅聖闘士たちに感謝の言葉を述べ、息を引き取った…。
この作品における悪の心は、次期教皇に選ばれなかった事による憎悪とアイオロスに対する嫉妬そして生来持ち合わせていたとされる高い上昇志向が凶悪な形で独り歩きしたものになっており、幻朧魔皇拳すら使う事無く、その悪心のオーラだけでアイオリアを洗脳したり、聖衣の右半身を漆黒に染めたりと、「Ω」に登場した軍神マルスや闇の絶対神アプスに勝るとも劣らぬ、闇の力を秘めていた。流石に此れだけ邪悪だとこの時間軸のシャカは誤魔化しきれなかった模様。
また旧四部作のラスボスらと同様、最期は黄金の矢に斃れるというお約束を四半世紀ぶりに復活させた存在でもある。
なお公式上の名称は「ケルベロス」である。わざわざ地獄(冥界)の番犬を名付けられたり、彼の周囲に怪しげな色の蝶が舞っているたりとどうにも臭い…。