『機動戦士ガンダム MSジェネレーション』は、ガンダムシリーズの漫画作品。
一年戦争を舞台とした外伝作品であり、オムニバス形式の短編漫画の途中途中に新型ガンダム「ガンダムGT-FOUR」の開発を描いた連作短編が挟まる形を取っている。
1989年から1990年にかけてバンダイの月刊誌「MJ(模型情報)」に連載された。単行本はバンダイから1993年4月1日に全2巻(絶版)、メディアワークスのDENGEKI COMICSから1998年5月15日に全1巻で発行された。
作者は中原れいさん。
ゲーム『SDガンダム GGENETATION』シリーズの一部作品に参戦している。
登場キャラクター
- トーマス・P・イムス
サイド6の新聞社に勤めるカメラマン。ある時、アンマンにあるジオニック社に取材に行った際に偶然にもザクを発見した事でジオン軍に追われる身となる。この時点ではサイド6にいるジオン関係者が止めてくれた事で難を逃れた。開戦後は連邦軍従軍カメラマンとして地球に降りた。民間人ながら軍人並みに勇敢な所もあるが、コロニー育ちゆえかバッタを怖がる所も。
地球連邦軍
- ジェームス・A・アーノルド
連邦空軍の中尉。通称ジム。GT-FOURのプロジェクトに参加してから数奇な運命を辿ることになる。
パイロットとしては優秀だが、お調子者で軽薄な性格である上に短慮で無茶をするために失敗も多く、降格こと免れたものの輸送隊などに左遷されている。GT-FOURが彼のせいで壊れる事もあった。
- チャールズ・S・サインツ
空軍の中尉。通称チャーリー。ジムとは戦術戦闘訓練航空団(TFTW)からの同期。ジムやスティーブとは対照的に常識的な苦労人で、ジムの不用意な行いに巻き込まれたりスティーブにプライベートをばらされたりジム同様に左遷の憂き目に遭うなど、散々な目にあう。
自身に厄介なことが起こった際に父親の頭髪が禿げることを心配する。
名前の元ネタはカルロス・サインツと思われる。彼は1990年のWRCではMSの名前と同じセリカGT-FOURを駆ってチャンピオンに輝いている。
- スティーブ
チャーリーの幼馴染の飛行機パイロット。腕はいいが短慮で乱暴であるために上官を殴ったりしてはよく営倉行きになる問題人物で、ジムをして「自分以上」。実際に左遷の憂き目に遭いながら降格こそ免れていたジムやチャーリーと異なり、営倉行きの末に降格を経験したりハヤミによる再招集の際には営倉行きになっている有様だった。暴走の末にGT-FOURを撃墜までしている。
- アリーナ・ホワイト・ミサキ
GT-FOURのプロジェクトに参加している女性士官。階級は少尉。
優秀なパイロットでGT-FOUR2番機に搭乗する。
- バンネンバー・ハヤミ
GT-FOUR開発プロジェクトを主導する科学者。マーナム空軍基地にジムらを招集し、より実戦に近いデータ収集を行った。
基本的に常識的な人物だが容姿はマッドサイエンティストっぽいところがあり、スティーブに危なさそうと危惧されていた。
ジオン公国軍
- エグリー・R・スズキ
ジオン空軍大佐。ザクスピードのテストパイロットをしている。
MS4機、車両5台を撃墜しており、今度はガンダムと戦おうとする。
名前の元ネタは鈴木亜久里と思われる。彼は1989年のF1ではMSの名前と同じザクスピード・ヤマハに所属していた。
メカニック
地球連邦
RX-78E ガンダムGT-FOUR
RGM-79 ジム
RX-77-2 ガンキャノン
ジオン公国
MS-06 ザクスピード
MS-05 ザクⅠ
MS-06 ザクⅡ
MS-07B グフ
MS-09 ドム
MS-17 ゲルググ
MSM-03 ゴッグ
DFA-03 ドップ
MAN-03 ブラウ・ブロ
HT-01B マゼラアタック