それはわたし達の永遠の憧れ
夜空に輝く星のように
大地に咲く花のように
みんなの心を熱く震わせて
かなしさをやさしく包み込んで
いつも笑顔にしてくれる
そんな素敵な人になりたくて
わたしは「初星学園」の門をくぐりました———
君と出会い、夢に翔ける
概要
バンダイナムコエンターテインメントが展開する、『アイドルマスター』シリーズに属するメディアミックスブランドの一つ。
アイマスシリーズでは初めて学園を舞台としている。
略称は「学マス」。サービス開始当日に公開されたCMでも同様の呼称がされている。
楽曲の提供元は日本コロムビアやランティスではなく、バンダイナムコのレーベル「ASOBINOTES」が楽曲をプロデュースする。本作開始前にも、『vα-liv』の楽曲や合同楽曲「CRYST@LOUD」は当レーベルからリリースされていた。
開発元は『IDOLY PRIDE』や『オルタナティブガールズ』等を手掛けてきたQualiArts。そのため、ホーム画面のデザインなどが『アイプラ』と似通っている。なお同社は『アイドルマスターシンデレラガールズ』を開発してきたCygamesと同じサイバーエージェントグループにあたる。
アイマスシリーズでは珍しく2Dアニメでのオープニングアニメーションが制作されており、制作元はSUNRISE_BEYOND(現バンダイナムコフィルムワークス)。
サンライズ系列がアイマスシリーズに関わるのは2007年放映のアニメアイドルマスターXENOGLOSSIA以来約17年ぶりとなっている。
2018年頃から開発がスタート。開発時の仮称は「初星学園」。この仮称を決めたのが2023年3月まで『アイドルマスター』プロジェクトの総合プロデューサーを務めていた坂上陽三。
正式に名前を決めようとした際にプロデューサー小美野日出文が坂上に仮称をそのまま正式名称として使わせて欲しいとお願いした所、承諾が降りた為、この名前がそのまま使われることとなった。
情報解禁に関しては、すでに明らかにされている要素は隠さない方針を取っている。
そして、2024年5月になって蓋を開けてみれば
- ちょうど『問題児だらけの生徒が主役の青春物語』という似たコンセプトのゲームが社会現象のヒットを及ぼしていたため、ユーザー間でそういった作風が受け入れられやすい土台が出来上がっていた事
- 開発時期からも分かるように、両ゲームのコンセプトが似ているのは偶々に過ぎない。そもそもこのゲームは後述のウマ娘のヒットが一因で開始早々サ終の危機すらあった状態から実力で巻き返したというスマホゲーム屈指の異端児で、再評価によるヒットがなければ学マスの作風は受け入れられず失敗に終わっていた可能性すらある。
- アイマスのライバルコンテンツがまさかのスマホゲーム市場でほぼ壊滅し、市場を追われたファンが代替になるアイドルゲームを求めて路頭に迷っていたばかりのタイミングだった事
という二つの偶然が重なり、初日からセルラン1位を獲得。
元のコンテンツの強さも勿論あるが、棚からぼたもちが同時に二個も降ってくるという幸運もあって、このシリーズのヒットはリリースタイミングがあまりにも絶妙過ぎたからだと指摘する声も多い。
同年11月には『Google Play ベストオブ 2024 ベストゲーム』を受賞した。
時系列
2023年7月26日 『アイドルマスター』18周年生配信、新ブランドの制作を発表
2024年3月5日 生配信「新ブランドアプリゲーム発表生配信」にてタイトルなど初公開、ゲームの事前登録開始
2024年5月13日 東京メトロ新宿駅メトロプロムナードでポスターやポスターデジタルサイネージを用いた広告展開
2024年5月16日 アイドル育成シミュレーションゲーム『学園アイドルマスター』リリース。
2024年12月26日(予定)新プロデュースモード&新シナリオN.I.A編実装予定。
ゲームシステム
本作はボーカル、ダンス、ビジュアルを育てるというアイマスシリーズではおなじみのシステムを採用。オーディションに相当する試験もライバル5人で競うシリーズ恒例の形式。
ライブシステムはターン制のカードゲーム。SlaytheSpireのようなローグライクカードゲームに近い。1ターンに山札から3枚スキルカードをドローし、体力を消費してアピールや補助効果を発動。山札が全てなくなったら捨札を山札に戻して継続、というのが基本の流れとなる。
育成が完了するとメモリーを入手できる。メモリーは恒常PvPコンテンツであるコンテストで使用できる他、育成においてもサポートカードとは別枠で育成補助効果を持つ。
親愛度コミュは生徒ごとに10まであるが、True End到達に必要な9達成で一旦ノルマは達成となる。
親愛度9までは育成環境さえ揃って来れば楽に達成出来るが、10達成は一気に難易度が跳ね上がり、公式からも初心者向けとうたわれている咲季や手毬でもゲームのシステムを理解した上での攻略法が必要となってくる。
本作のライブは現状1人のアイドルだけが登場するもののみに限定され、グループユニットでのライブは存在しない。
その分、リソースはプロデュースアイドル1人に注ぎ込まれている。電撃オンラインの『学園アイドルマスター』メディア発表会まとめ。によれば、プロデュースアイドル1人あたり約6万ポリゴンを使用。花海咲季は髪の毛だけで2万ポリゴンが使用されている。
ゲームの目的
本作のプロデューサー小美野日出文によれば、『学マス』は学園で一番のアイドル「プリマステラ(イタリア語で、一番星の意)」を目指して突き進んでいく物語だと言う。スマホゲームのアイマスとしては珍しくマルチエンディングなのも特徴。
舞台・世界観
本作では、初星学園という架空の学園を舞台としている。詳細はリンク先にて。
登場人物
今作は、ユニットではなくソロアイドルを中心としたプロデュースとなる。初期メンバーは9人。
2024年6月1日より花海佑芽が、2024年11月16日より十王星南がプロデュースアイドルになり、総勢11名になった。
プロデュースアイドル
高等部アイドル科1年1組。初星学園寮生。
愛知県出身。16歳。
高等部入学試験首席。
勝ち気で負けず嫌いな元アスリート。
幼少時から物覚えが良く、なにをやらせても上手にこなす神童だった。
初星コミュ1章ではプロデューサーの提案で月村手毬、藤田ことねとユニットを結成する。
高等部アイドル科1年1組。初星学園寮生。
京都府出身。15歳。
中等部ナンバーワンユニット「SyngUp!」の元メンバー。自身も中等部ナンバーワンアイドルと呼ばれていた元エリート。
嫌いな自分と決別し、自分自身を好きでいるために、トップアイドルを目指している。
初星コミュ1章ではプロデューサーの提案で花海咲季、藤田ことねとユニットを結成する。
高等部アイドル科1年1組。初星学園寮生。
埼玉県出身。15歳。
「お金を稼げるアイドル」を夢見る、がめつい女の子。
成績が悪く自己評価が低いが、可愛い顔には自信アリ。
初星コミュ1章ではプロデューサーの提案で花海咲季、月村手毬とユニットを結成する。
高等部アイドル科3年1組。初星学園寮生で、寮長を務める。
兵庫県出身。17歳。
後輩達からは小さな王子様(リトルプリンス)として慕われている。
カッコいいアイドルを目指している。
高等部アイドル科1年1組。初星学園寮生で、紫雲清夏と相部屋。
スウェーデン出身。15歳。
いつも自信無さそうに縮こまっているが、アイドルへの憧れは本物である。
親友の紫雲清夏とは、一緒にステージに立つ約束をしている。
高等部アイドル科1年2組。自宅通い組で、倉本家の別荘に住んでいる。初星学園生徒会執行部広報。
神奈川県出身。15歳。
高等部入学試験最下位。
甘やかされて育ったお嬢様。
自身のシナリオでは、祖父が初星学園学園長の十王邦夫と知り合いな事から、プロデューサーと出会いを果たす。
高等部アイドル科1年1組。初星学園寮生で、葛城リーリヤと相部屋。
北海道出身。15歳。
授業やレッスンをサボる不真面目なギャル。
入学前にはバレエで世界に羽ばたいた実績もあるが、やる気はなくなっている。
高等部アイドル科1年2組。初星学園寮生。
秋田県出身。15歳。
高等部入学試験座学満点。実技0点。
ミステリアスな雰囲気漂う少女。
天才的な頭脳の持ち主で、海外の大学を14歳で卒業した。
高等部アイドル科3年1組。初星学園寮生。初星学園生徒会執行部書記。
福岡県出身。17歳。
しっかりもので優しく、面倒見のいい寮のみんなのお姉さん。
過去に妹キャラとしてユニットに所属していたが、結果は振るわなかった。
高等部アイドル科1年2組。初星学園生徒会執行部庶務。
愛知県出身。15歳。
元気いっぱいの元アスリート。花海咲季の妹。
咲季の献身的なサポートによって、アイドルの才能を開花させていく。
2024年6月1日よりプロデュースが可能となった。
高等部アイドル科3年1組所属。自宅通い組。初星学園生徒会執行部生徒会長。
17歳。
初星学園学園長である十王邦夫の孫娘。「学園一のアイドル」と呼ばれている。
「アイドルの才能を見抜く」特技があり、ことねを一目で気に入るが、なぜか距離を置かれてしまう。3年生からプロデューサーを兼任している。
2024年11月16日よりプロデュースが可能となった。
ライバルアイドル
高等部アイドル科1年2組。初星学園生徒会執行部会計監査。
15歳。
中等部ナンバーワンユニット「SyngUp!」の元メンバー。月村手毬の幼馴染。
甘えん坊な親友の手毬を、妹や娘のように慈しみ、大切にしている。
高等部アイドル科3年生。初星学園生徒会執行部副会長。
十王星南の幼馴染であり、星南に次ぐ学園No.2アイドルとして対抗心を燃やす。
その他の高等部生徒
高等部普通科2年。初星学園放送部部長。
ごく普通の学生だったが、星南に仕向けられる形で廃部寸前の放送部を任せられる。
専門大学の生徒
初星学園の専門大学プロデューサー科1年。
本作の主人公。
漫画『学園アイドルマスター GOLD RUSH』オリジナルキャラクター。プロデューサー兼アイドル。
教員
初星学園学園長。豪放豪腕で人を見抜く才に長けた実力者。
学内アナウンスではアイドルの声を真似て放送しようと試みる、お茶目な部分もある。
初星学園の専門大学プロデューサー科の教師。主人公の担任。
担当しているアイドルの事やプロデューサーとしての心得など色々な事を教えてくれる。
公式X(旧Twitter)では、「学マスQandA」を担当。
授業コミュでは高等部の担任教師や学問別の教師も登場する{CV未実装}。
トレーナー
その他
初星学園の非公認マスコット。中身は不明だがその行動はちょっぴり狂気的。
「はつみちゃんのキラっと☆プロデュース教室」というプレイ解説動画を担当している。
また、初星学園内の落書きやアクティブスキル「200%スマイル」などゲーム内でも顔を出す。
極月学園(961プロ)
初星学園中等部ナンバーワンユニット「SyngUp!」の元メンバー。
SyngUp!解散以降、手毬、美鈴と絶交中らしい。
当初は高等部に進学したが、初星学園を退学し961プロ・極月学園に移籍・転校してしまう。
極月学園の生徒でアイドル。1年生。
極月学園の生徒でアイドル。3年生。四音の姉。
極月学園の生徒でアイドル。1年生。四音の事をお姉さまと呼ぶ。
製作陣
シナリオチーム
キャラクター原案
ASOBINOTES
参加コンポーザー
東優太 / 長谷川白紙 / 兼松衆 / HoneyWorks / Giga / 原口沙輔 / 佐藤貴文 / 美波 / 田淵智也 / Moe Shop / ナユタン星人 / 渡辺翔 and more...
ライブパート
本作は全てソロでのステージとなる。3Dモデル制作に力を入れたため、スマートフォンでも正常に動作するための仕様。
ライブイベント
詳しくは、学園アイドルマスターのライブイベント一覧を参照のこと。
漫画
『学園アイドルマスター GOLD RUSH』が週刊少年チャンピオンで連載中。脚本・構成:猪ノ谷言葉、作画:沖乃ゆう。
webラジオ
「初星学園放送部」が配信中
音源について
楽曲についてだが、特にハイレゾ音源で音質が悪いとの批判があった。(特に高音域をよく使うことねの曲が酷い傾向にあった)
しかし2024年8月2日にサブスクリプション・ハイレゾ音源ともに全曲リマスタリングした上で総差し替えを行うと言うとんでもない事をやっている。
YouTubeのものは差し替え前なので、興味のある人は聴き比べてみるのも一興だろう。
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ウマ娘プリティーダービー:ゲームシステムが類似している。
ユニオンアリーナ:リアルTCG。2024年のパック発売時、即完売するという店舗が出るほどのフィーバーを生み出した。なお、同作にはシャイニーカラーズも参戦している。