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宇宙魔神ダイケンゴー

うちゅうまじんだいけんごー

広い銀河の果てまでも、悪を叩いて流れ星。行く手を阻むか宇宙の地獄。怒れ正義のダイケンゴー!(オープニングナレーション)
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概要編集

1978年7月から1979年2月にかけてテレビ朝日系列局(ただし一部系列除く)ほかで放送されたロボットアニメ

制作は鳥プロ東映本社。全26話。


大筋の物語としては兄の敵討ちと王国復興、という印象が強いが、主人公のライガーが各惑星の住民と交流をしつつ自身も成長し、仲間の協力を経て仇敵であるマゼランを打ち倒すといったものである。その惑星には地球も含まれており(連盟に所属していない辺境の惑星、と言う設定)、26話の中で3話も舞台になっている。惑星(国)を渡り歩き、その住民との交流で絆を作るといったストーリーはのちに制作されたサンライズのロボットアニメなどにもみられる設定である。


主役ロボットであるダイケンゴーも単なるロボットとしてでなく、主人公の相棒と言う印象が強い。操縦するロボを相棒として見る設定は今ではありふれたものだが、当時は珍しい設定だった。また、ダイケンゴーはいわゆるフェイスオープンを行うロボであり、マスクが開いて牙付きの口が現れるシーンはまさしく『魔神』そのものである


2014年にDVD-BOXが発売されるまで視聴する機会がなかったため、知る人ぞ知る作品だった。スパロボにも参戦していない(これがデビュー作だった堀江美都子は参戦させてほしいとスタッフにお願いしている、とのこと)ため、今でも知名度は低い状態である。スパロボの参戦を待ちたいところである。


あらすじ編集

銀河連盟は主星エンペリアスを中心としてマゼラン帝国の侵攻に抵抗していたが、劣勢を強いられる。エンペリアス第一王子ザムソンは戦死。

エンペル王は事態打開のため、守護神ダイケンゴーを復活させ、第三王子ユーガーをパイロットに指名。

ところが第二王子ライガーの一行がダイケンゴーに搭乗して勝手に旅立ってしまう。

エンペル王は苦渋の末にライガー討伐の命を下す。

味方からも追われることになったライガーたちの戦いの旅が続く。

登場人物編集

ライガー(17歳)CV:石丸博也

主人公。剣の名手で熱血漢。コンバットシップのパイロット


クレオ(16歳)CV:堀江美都子

ヒロイン。気が強い美女。ダイケンバギーのパイロット。背中が大きく開いた服を着ている。

堀江美都子の声優デビュー作。

アニケ CV:西尾徳

オトケ CV:井上瑤

ライガーに仕えるサポートロボット兄弟。ダイケンキャタピラーのパイロット。


ザムソン(20歳)CV:山田俊司

エンペリアスの第一王子。戦死したと思われていたが…


ユーガー(15歳)CV:島田敏

ライガーの弟。兄とは正反対でおとなしく実直だが、正義感は兄にも負けない。

こちらも島田敏のデビュー作でもある。


ブライマン CV:納谷悟朗

馬型メカ・サラブレッダーを駆り、ライガーを助ける謎のサイボーグ戦士。


鳥プロについて編集

科学忍者隊ガッチャマンタイムボカンシリーズの企画に携わった鳥海尽三をはじめとする旧タツノコプロスタッフが独立して立ち上げたアニメ制作会社。

次作として「龍虎巨人ゴーカイザー」をスポンサーのタカトクトイスと企画していたが、本作の視聴率がよろしくなく、放送枠も79年春に廃枠が決まったのと、会社に営業担当がおらず企画を売り込む手段がなかったため、玩具と漫画のみで映像化には至らなかった。

科学忍者隊ガッチャマンF」には企画として関わっていたが、1980年頃に解散した。


現在本作の版権は東映エージエンシーが管理している。


関連タグ編集

ダイケンゴー


大河原邦男・・・メカデザイナー

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