復讐レイプ
ふくしゅうれいぷ
復讐レイプ(ふくしゅうレイプ)とは、復讐を目的としたレイプ。
熟語として定着しているわけではないが、主にエロ小説・エロ漫画・アダルトビデオなど成人向けコンテンツで、レイプの一形態、あるいは復讐の一形態という形で表現されている。pixivでも同様。また、小説・映画・テレビドラマ・演劇などの場合、用語としてほとんど見られないものの、物語上で登場することのあるシチュエーションと言える。
「誰が」「何を恨みに思って」「誰に対して」「どのように」、行使する、または行使しようとするかについては、様々なシチュエーションが考えられる。
最も頻用されているかも知れないものを挙げるならば、それは「親の因果が子に報う」というやつで、父親もしくは母親(あるいは祖父母や先祖)のしでかした悪行の結果が罪の無い子孫に及んで災いする悲劇が、子や孫がこうむる性的暴行という形で実現してしまう筋書きになる。ここでは、身代わりに復讐される理不尽さが色濃く描かれることになる。
「リストラされた、または、見捨てるようにして倒産させられた腹いせに、憎き社長の愛妻や愛娘を台無しにしてやる!」などといった筋書きも多く見られ、「親の因果が子に報う」シチュエーションの類型と言えよう。
ほかにも、復讐の動機が逆恨みというケースも、理不尽かつドラマチックな展開として多用される。女教師に対する不良少年や卒業生のお礼参り(悪い意味でのお礼参り)などは、この手の復讐レイプの典型と言える。
「かつていじめっ子として自分もしくは弟・妹などを悩ませてくれた性悪女に対して数年後に果たす復讐レイプ」などといった筋書きも、よく使われている。
なお、映画には「レイプ・リベンジ・ムービー」というサブジャンルがあるが、これは、レイプ事件を発端として展開される復讐劇、報復の物語を指しており、本項で扱っている「復讐レイプ」とは逆に、レイプした側が報復される。
変則的な例ながら、上に表示したのは映画『復讐のガンマン』の主人公。賞金稼ぎは町の有力者から少女を犯し殺した (tag) 男への復讐を依頼されたが、犯人は冤罪だった。
tag1は小説を含む全てのpixiv作品が検索対象で、タグ数は完全一致検索で検出される作品の総数を意味する。「画」はイラストと漫画、「文」は小説を指す。tag2はイラスト部分検索結果。tag3はタイトルとキャプションを含むイラスト部分検索結果。いずれも検索結果の数字は2024年11月21日のもので、随時更新推奨。
復讐レイプ(tag1,tag2,tag3|tag1検出数: 31〈画: 30、文: 1〉|tag2検出数: 27|tag3検出数: 29)… 本項。
復讐 レイプ(tag1,tag2,tag3|tag1検出数: 42〈画: 32、文: 10〉|tag2検出数: 62|tag3検出数: 169)… 本項のテーマに当て嵌まらない作品も多数検出されるので注意。しかし、該当するにもかかわらず、「復讐」「レイプ」と分割して設定している例も少なくないので、検索には意味がある。
リベンジ・レイプ(tag1,tag2,tag3|tag1検出数: 0|tag2検出数: 0|tag3検出数: 0)
リベンジレイプ(tag1,tag2,tag3|tag1検出数: 0|tag2検出数: 0|tag3検出数: 2)
revenge rape(tag1,tag2,tag3|tag1検出数: 0|tag2検出数: 5|tag3検出数: 96)
- 関連語
レイプ・リベンジ(tag1,tag2,tag3|tag1検出数: 1|tag2検出数: 1|tag3検出数: 0)… 復讐されるのはレイプ犯のほう(※復讐レイプと混同している例がある)。レイプされた女が復讐する機会を得て、件のレイプ犯(男)をレイプし返すとか、そういうのも該当する。
pixivに投稿される作品では、上述した成人向けコンテンツ以上に数多く描かれている。例えば、変身ヒロインを始めとする戦うヒロインのピンチもの(ヒロインピンチ / ヒロピン)などは、さんざん煮え湯を飲まされてきた悪役が復讐する機会を得るという物語の構造上、復讐レイプの形になるのが通常とまで言える。
「表記揺れ等」節の「タイトルとキャプションを含むイラスト部分検索結果」で検出される作品群は、それらの一部に過ぎない。
一方で、タグに関しては数に厳しい制限が掛かっていることもあって、他を押し退けてまで設定されることは少ない。
なお、メイン画像の作品は転用であって、作者(pixivユーザー)が「復讐レイプ」を意図して描いたものではない。表現されている「背後から悪意ある何者かが迫っている」というシチュエーションを基にして「復讐レイプ」に向かう展開“も”考えられることから、この作品(表示可能な作品)を選択した。