※親記事の明智吾郎のページの『ペルソナ5ザ・ロイヤル』の項目から、こちらに分割して掲載します。
この記事は2学期のシナリオ終盤、およびロイヤルで追加された3学期シナリオの核心に迫る重要なネタバレを含みます。2学期シナリオにおける明智については、こちらを閲覧した上で、本記事を閲覧ください。 |
I DECIDE THE TRUTH
プロフィール
概要
ゲーム『ペルソナ5』(以下、『P5』)に多数の新規要素が追加された追加版『ペルソナ5ザ・ロイヤル』(以下、『P5R』)。メインキャラクターの1人である明智吾郎はP5でも物語において重要な立ち位置に置かれていたが、P5Rでは、新たに追加された3学期のシナリオにも登場することが発売前に公開された公式サイトのムービーで明らかになっていた。この真相に関しては後述。
以下では、2学期までのシナリオについてP5と異なる部分および、3学期のシナリオにおける彼の動向について述べる。
2学期までの動向
P5Rの追加キャラである芳澤かすみと主人公の3人で交流するイベントが追加されている。カフェに行き、世間を騒がせている心の怪盗団について語り合う。かすみの父親である「芳澤伸一」はトークショー番組『情熱帝国』のディレクターであり、何度か出演経験のある明智はかすみとも知り合いだった。
PV
正義コープ
正義のコープを担当する点はP5と同じだが、ストーリー進行に伴い自動でランクアップするP5と異なり、P5Rでは他の仲間たちと同様、任意で選択して実行する形式に変更された。
詳細
備考
ある時点での正義コープのランクによって、本作のエンディングが変化する。コープにて特殊な選択肢を選び、かつ「3学期」に進んだ場合、特殊なEDムービーに変化する。
ここから11月以降の内容のため、閲覧注意! |
シドウ・パレスで、一連の精神暴走および廃人化による殺人・傷害事件の実行犯であり、そして自身の目的が父親の獅童正義への復讐だったことを明かした明智。ジョーカーに対しては「いつだって心が『自由』だ」「なんで、あと数年早く出会わなかったんだろうね」と語り、「僕とは反対…心底うらやましいよ」というのが本心だったことが明らかにされている。
ここから12月24日におけるネタバレを含むため、閲覧注意! |
12月24日の時点で正義コープがMAXの場合、統制神ヤルダバオト討伐後のクリスマスイブにて明智が登場する。自身が実行犯として出頭することで獅童の有罪を証言できるとして主人公の代わりになることを申し出る。そして新島冴は主人公に事件の解決を約束し、明智とともに去っていった。
3学期の動向
ここから1月2日以降におけるネタバレを含むため、閲覧注意! |
「気づいてるだろ?」
「単刀直入に言う。…取引だ。僕と手を組まないか?」
1月2日、警察に出頭していたはずの明智がルブランに現れる。昨年から警察で事情聴取を受けていたが、2日に突然釈放されたという。特に理由もなく無罪放免で釈放された状況に疑問を感じた明智は、死んだはずの一色若葉や人間の姿になっているモルガナを見て、異変が起きていることに気づき、異常事態の原因を探るため、唯一正常な主人公に取引を持ち掛ける。主人公もこの事態を脱するには協力者が必要だと判断し、明智と手を組むことを決める。
直後、お台場にいたかすみからパレスが出現したという電話を受け、異常事態に関係があると判断し主人公と共に向かう。
ここで明智とかすみはお互い、怪盗団ではないがペルソナ能力を持つことを知る。
スマホを確認すると、(本物のイゴールが作成したと思われる)イセカイナビが復活しており、以前侵入した際の履歴が残っていたため、これを利用してパレスに潜入することになる。
なお、かすみの正体が妹の「芳澤すみれ」であり、パレスの主である丸喜拓人がカウンセリングを行った際、彼のペルソナ「アザトース」による曲解の能力ですみれが姉になりきっていたことについては、明智は姉妹の両方と面識があり、それを承知の上であえて「芳澤さん」と呼んでいたと明かしている。
服装
基本的な服装は、ブラウンのジャケットで、室外ではチェック柄のマフラーにベージュのトレンチコートを身に着けている。pixivでは、3学期における衣装を身に着けている明智のイラストに対して本記事タイトルのタグが付けられることが多い。
怪盗服
怪盗服は本性を表した時と同じ黒服と黒い仮面。本人曰く、「芳澤さんはともかく、君の前で今さら清廉な探偵王子を演じる必要もないだろ?」。
なお、P5ではシドウ・パレスで怪盗団に敗れ仮面が割れたままだったので、割れていない仮面のイラストはP5Rで初登場。
戦闘スタイル
「…雑魚がワラワラと。」
「いいだろう…血祭りだ!」
コードネームは2学期に引き続き「クロウ」で、近接武器はサーベル、遠隔武器は光線銃を使用する。
1月2日及び1月9日のマルキ・パレス強制潜入時のみ、モルガナおよび佐倉双葉が不在の為、情報支援クロウが担当し、この期間のみクロウによる戦闘時ナビボイスを聞くことが出来る。
2学期までの明智(通称「白明智」)を彷彿させるような優等生らしいナビを基本としているが、味方のダウン時や総攻撃時、本性を表した際の明智(通称「黒明智」)のイメージらしく口汚く罵倒するナビが混在している。
所持ペルソナ
「顕現しやがれー!」
表向きで使用していたロビンフッド(ペルソナ)と真逆で、呪怨属性が無効、祝福属性が弱点となっている。
メギドラオンなどの万能属性スキルやランダマイザは引き続き使用でき、ロビンフッドが覚えない、銃撃属性スキルや固有スキル「レーヴァテイン」を習得している。
「極・祝福見切り」を習得しているので、今作ではロキが覚醒ペルソナの扱いになっている。
関連イラスト
2学期まで
3学期
クロウ
関連タグ
ここから2月2日以降におけるネタバレを含むため、閲覧注意! |
2月2日の夜、ルブランに訪れた丸喜から、明智の正体が明かされる。
3学期で登場した明智の正体は、丸喜が改変した『主人公と明智がやり直せる現実』において作り出された存在であり、厳密には明智吾郎が生き返ったとは言い切れない存在(1月に生き返っていた若葉や奥村と同様の存在)である。これについて明智は、シドウ・パレスで怪盗団と別れてからクリスマスイブまでの間、ハッキリとした記憶が無いことを語っている。
丸喜に予告状を渡した後、明智は主人公と二人きりで話し、「自分の道は自分で決める」「君が迷うことは、僕への裏切りだ」と丸喜と戦うよう促す。そして、『丸喜と戦う』選択を選ぶと、ペルソナの超覚醒イベントが発生。明智のペルソナが、「ヘリワード」に進化する。
丸喜が倒され、元の現実に戻った後は、明智は現実世界で行方不明のままとなっている。
主人公が地元に戻る前日の3月19日、これまで世話になった人たちに、最後の挨拶をして回るイベントが発生するが、正義コープがMAXの場合、明智の行きつけである吉祥寺のジャズバーを訪れる。バーのオーナーから明智の居場所を知っているか尋ねられ、ポケットの中の手袋を思い出し、主人公と明智の決闘が "終わっていない "ことを思い出す展開になっている。
そして、トゥルーエンディングのエピローグでは、明智に似た人物が、窓の光で顔が見えない状態で、2人の男性に連れられて主人公の席の向こう側を通過する様子が垣間見られる。主人公がスマホの通知に気を取られている間に、人影は通り過ぎていく。
…僕は、自分の道は自分で決める。
誰かに創られた現実で、一生飼い殺されるなんて御免だよ。
…帰ろう、僕らの現実に。