「そんなものは伝説だ‼」(ストロンガー)
概要
『仮面ライダーストロンガー』の悪の組織であるデルザー軍団最強と呼ばれる改造魔人。
岩石大首領の側近であり、ミイラ男の末裔と言われる。「キキーィ‼」という奇声を時たまに上げることがある。
軍団きっての実力者であり、ジェネラルシャドウが敵わないと認めるほどで、新1号ライダーのライダーキックやV3のV3キックの直撃に耐えるほど強靭な身体の他、仮面ライダー2号やV3と互角の戦いをするなど高い戦闘能力を誇る。
武器は額に装填されたレーザー砲の他、三角状の赤いピラミッドで相手を閉じ込める「魔のピラミッドレッドバリアー」を持つ。さらに、相手の足に付着して固まって自由を奪い、体内の水分を奪いミイラ化させた後に砂に変える赤い液体を駆使する。
自分の身体を棺で包んで飛行したり防御したりすることも可能なほか、マシンガンの名手で、改造人間をも撃ち殺す黄金の機関銃を所持する、と、攻撃手段の多さはデルザー最高幹部の名に恥じない。
磁石団長・ヨロイ騎士とは同士の関係で、強い結束力と絆を有し、厚い信頼を持つ。
また、描写から察するに組織内で唯一岩石大首領の存在を知っていたようだ（ただし、成井紀郎氏『仮面ライダー11戦記』やテレビマガジンでのコミカライズ、すがやみつる氏のコミカライズではシャドウも大首領直属として描かれ、後述する『SPIRITS』ではデルザー全員が大首領に忠誠を誓っている。）。
ジェネラルシャドウとは着任後は自身の地位と失敗した事を理由にシャドウから実権を奪い、デルザー軍団のリーダーとなったため、シャドウからは疎まれいた。しかし、シャドウに対しては高く評価しており、事実シャドウから指揮権を奪った後は、シャドウを追放したり処刑するようなことはせず、さらにシャドウが妨害工作をしたことを見抜いた上、シャドウの意思を尊重してストロンガーとの決闘を許可するという寛大な面を見せた。
作戦立案能力は改造魔人の中でも群を抜いており、仮面ライダーV3、ライダーマン、そしてシャドウの犠牲によりストロンガーを拉致したほど。
しかし、「伝説」として一笑に付していたダブルライダーが参戦したことで彼の目論みは崩れる。城茂を奪還されたことで、ダブルライダーに仕掛けた罠も見抜かれ、さらに仮面ライダーXと仮面ライダーアマゾンの活躍でV3とライダーマンも奪還される。
立花藤兵衛を人質に、7人ライダーを奇厳山まで誘い出した上、大首領が復活させた再生怪人軍団（主にブラックサタンの奇械人で構成されているが、何故か荒ワシ師団長やカニ奇械人と呼ばれるゲドンのカニ獣人に似た怪人が混ざっていた、またブブンガーも継ぎ接ぎのような状態だった）と共に最終決戦を挑むも再生怪人軍団と同士2人が6人ライダーに破られ、ストロンガーを道連れに自爆しようとするが電パンチを食らい失敗、最後は「デルザー軍団は不滅」と言い残して爆死した。
※ちなみに上記の通りライダーキックやV3キックに耐えきった高い防御力や改造魔人最強の彼が電パンチごときで爆死したのは、自爆するタイミングを外して殉職したのではないのか?という説があり、その説が有力視されている。
後述する 『仮面ライダー大戦』においては
他作品でのマシーン大元帥
映画『仮面ライダー大戦』ではジェネラルシャドウと共に地獄から蘇り、バダンの「メガ・リバース作戦」に協力する。
なぜか、冒頭ではデルザー軍団では立場が下だったはずのシャドウの指示で仮面ライダー鎧武に襲い掛かっている。人事異動か？
バダンシティでの最終決戦では一般の怪人もろとも、因縁のあるV3の放ったキックに巻き込まれて爆散しているが、演出から見るに、V3が「V3火柱キック」を使用したか、黄泉の国から蘇ったばかりで力が出しきれなかったか、そのへんであろう。
SFC『ガイアセイバー』では死神博士・地獄大使・暗闇大使を率いるショッカーの最高幹部（首領ではない）として君臨し、「同盟」を苦しめる。しかし、シャア・アズナブルの放ったコロニーレーザーによりショッカー基地が壊滅すると這う這うの体でスペースコロニーまで逃げのび、挙句カロッゾ・ロナが残党狩りの名目でコロニーに解き放ったバグの攻撃を受けて絶命するというみじめな最期を遂げる。
『仮面ライダーSPIRITS』では、2012年12月現在、サザングロス内で修復を受けている。
関連項目
キカイダー：色合いが似ている。
