モチーフ元の実艦についてはこちら→龍驤(軽空母)。
※タグとしては龍驤の方が多い。
図鑑データ
「軽空母、龍驤や。独特なシルエットでしょ?
でも、艦載機を次々繰り出す、ちゃーんとした軽空母なんや。期待してや!」
さぁ仕切るで!概説、発表!
『艦隊これくしょん』稼働当初から登場していた空母娘の一人。 ファンの間では非公式に“RJ”の愛称も定着している(例:RJT)。
これは「驤」の字が常用漢字外であるため、読めない・書けない・変換でも出ないといった意見が多く出た事による。
実艦が小型空母として設計された史実を踏まえてか、基本的に大人として描写される空母娘の中にあって極端に小柄な、いわゆる「合法ロリ」となっている。
また、作中では珍しい関西弁キャラでもあるものの、実艦は横浜生まれの横須賀育ちであり、関西と縁のある逸話が特に確認できない(※)。関西弁自体もかなり関東訛りの強い不安定なものであり、明らかにキャラ作りをしている様子が伺える。
こうした特徴から「ネタキャラ」として認識される向きが強く、特に体型については公式4コマも含め頻繁にネタにされている→RJいじめ。
一応、くーろくろ氏曰く「真横から見ればわかる程度に胸はあります」(リンク先のコメント欄にて)という話ではあるのだが・・・
※強いて言うなら飛行甲板の設計者が関西出身であり、親類縁者に関西人がいるという裏設定があるのかもしれない。ただし、現状彼女の口からそうした話が語られた事は無い。
体格だけでなく、性格もどことなく幼さが残り、MVPになると「褒めて褒めてー♪」と大いに喜ぶ姿が微笑ましい。なでなでしたい。史実的にも、ゲーム的にも古参にあたる事からか、提督に対しては長年の友人であるかのようなフランクな態度で接してくるため、純粋に好感を覚える人も決して少なくはない。
また、くーろくろ氏も呑み会開始2時間で潰れてしまうというイラストを描いていた事がある。
一方、戦闘面では日本空母における重鎮という史実を反映して、リーダーシップを発揮しながら果敢に攻撃を行う様子が見られ、また多くの艦娘が一目置く赤城や加賀を呼び捨てにするという珍しい艦娘でもある。
本人としては体格差故の力不足を認めている風であるが、いわゆる「ロリババア」枠などとして、尊敬や畏怖の念を以て接する提督もまた多い。
詳しくは実在艦の項目に譲るが、造船技術においては空母建造のノウハウの発展に一助し、リアルチートの巣窟である海軍航空隊の組織において重要な位置を占める側面があり、太平洋戦争で「最も忙しく働いた空母」といわれるほど数々の戦場を経験している。
こうした多芸ぶりから、初期より様々なシーンで取り上げられる主要艦娘の一人となっている。
容姿、いってみよう!
前述した小さな身体を、高下駄のような非常に厚底のブーツで嵩上げしている。見るからに安定の悪そうな姿は、実艦が小型の船体を強引に拡大したという史実を踏まえたものか。
髪は焦茶色のツインテールで、実艦の艦首の形を模したサンバイザーを付けている。つばの先端には菊紋もしっかりと再現している。
服装は古代水干風の紅色の上衣に、黒いミニスカートという和洋折衷のものとなっている。襟首には赤い勾玉の飾りを持っており、陰陽師の延長上にいるようだ。腰と肩には自衛用の対空砲台をベルトのような形で装着している。
外見が独特なら戦闘スタイルも独特で、手に「勅令」術の光を宿し、飛行甲板が記された巻物から艦載機を召喚するという完全にファンタジー世界の住人になる。
巻物の出だしの辺りには縦書きで「航空式鬼神召喚法陣龍驤大符(こうくうしきがみ・しょうかんほうじん・りゅうじょう・だいふ)」という文字列がある(後述する改二では「改弐」の字が付け加えられる)。
ゲーム画面では確認できないが、「艦これ白書」などの書籍資料によると艦載機の翼には「零式艦上戦闘『鬼』」という文字も読み取れ、「式神」を艦載機として使役している事がわかる。
なお、「艦娘型録」に収録されている描き下ろしイラストによると、バイザーとブーツ以外の艤装は、「三式携帯艤装」と書かれたポーチに収納して持ち歩いているようだ。
龍驤は、計画段階ではかなり異なる姿をしていた事が明らかにされてもおり、それによると現在よりも体格が良く、髪型もポニーテールであった。
飛行甲板も巻物ではなく船体を模した箱型のものを使用しており、こちらは後に千歳・千代田が軽空母改造時に採用している。
ほっほ~ん…?うちのことを大切に思ってくれてるん? それはちょっち嬉しいなぁ~♪
登場時よりLv25での改造が可能であったが、飛鷹に続く形で2014年4月9日のアップデートにてそのグラフィックが一新された→龍驤改。
髪色が明るくなり、ポーズ変更によって水干の下が吊スカートである事が判明する。くーろくろ氏はこのようなイラストを描いており、この時にサスペンダーを追加したとも解釈できる。
飛鷹改の「商船構造でお尻が丸い」という説明から逆算するに、純粋に軍艦として造られた彼女はお尻までもが小さいのだろう。
また、中破イラストにて、勾玉の下に赤い球体の首飾りを下げている事が確認できるようになった。これは伝説の宝とされる龍の宝珠を模した物であろう。
それらしき紐はグラフィック変更前から見えていたのだが、以前はダメージを受けると完全に脱落してしまっていたため、実物を確認できるのは今回が初めてとなる。くーろくろ氏による通常時の様子はこちら。
これで赤城や加賀にも負けないかな? って……そりゃ無理か、あはははは……
「改」のグラフィック変更から1ヶ月強となる2014年5月23日、今度はLv75にて二度目の改造が追加された→龍驤改二。
グラフィックが再び一新され、髪色が再び暗め(ただし、原形の色までは戻らない)になる。それ以外に身体の変化は乏しいが、艤装やアクセサリー類はかなり細かく、それでいて大がかりに手を加えている。
最大の特徴は手から離れて空中浮遊し始めた飛行甲板の巻物である。従来首から掛けていた宝珠が取り付けられており、その力で浮力を得ているとの事で、ファンタジーぶりに拍車をかけている。確かに、戦場で常に両手を塞いでいるのは不便ではあったろうが・・・
首の勾玉も3個繋がったような形状になり、「勅令」術の光は青から橙に変化している。
一応、物理面も強化がなされており、腰の砲台は他艦のようにアームによって身体の左右に展開するようになった。中央からは太いケーブルが伸び、グリップ型の艤装コントローラーに繋がっている。通常時のイラストでは、コントローラーはホルダーに固定されているが、戦闘時は空いた両手で操作するのだろう。
肩の砲台は、身体を取り囲むように並べていたものを、襟に沿ったコンパクトな配置に変更。ここの銃座にあるのは、空母の中では龍驤だけが装備したという「九三式十三粍四連装機銃」であり、実に対する意識も捨ててはいないようだ。
サンバイザーは少し小さくなり、固定方法もバンド式から、ツインテールの結び目をフレームで囲むようなものに変わっているが、ゲーム中では角度の関係で確認できない。なお、これまで中破時も無事だったサンバイザーだが、このグラフィック変更にてついに盛大に壊れる事になる。
他にもブーツの側面にバルジが取り付けられたり、スカートに2本のラインが追加されたり、靴下が白色無地から「弐(字の「曲がり」の部分を猫の尻尾みたいに丸めている)」の文字のワンポイントが入った黒色のものに変わるといった変化が見られる。
余談だが、龍驤はこの新グラフィックによって、改二実装組で初めて改造の毎にグラフィックを変えた艦娘となった。相当なVIPと言える。
クリスマス衣装、かわいいやろ~♪
2014年12月12日のアップデートにて、 グラフィックがクリスマスに合わせた限定仕様に更新された。もともとイメージカラーが赤であった事もあって、大変よく似合っている。
しかも龍驤の場合、原形・改向けと改二向けで別々のものが用意されるというまたも破格の待遇であった。
原形・改では水干が明るい赤色となり、裾と肘付近に白いファーが付いたサンタ服風に。ブーツは下部に橇状のプレートが付いた赤・銀・白の3色のものに履き替え、頭のバイザーはサンタ帽そのものとなった。首の勾玉も金の鈴に変わっていた。トナカイは式神が担当したそうだ。
また、靴下は黒とオレンジの柄タイツに変わるが、これはくーろくろ氏が以前落書きとして描いていたものをリファインしたデザインであった。
改二では方向性は同様であるものの、通常時同様に全面的なマイナーチェンジが行われていた。
水干は金色の飾り紐が付き、肘のファーは袖口に移動。長さはスカートをほぼ覆う程になった。タイツは白一色のものとなり、サンタ帽は猫耳のような独特の形状に。ブーツも赤色部分の面積が多い物に変わった。また、飛行甲板にはもみの木を下地に「セフィロトの木」が描かれている。カバラまで使えるんか龍驤さん…
他にもおっそろしいぐらいにこだわりが満載されているので、高解像度集録されている艦娘型録弐にて、実物を眺めてみる事をお勧めする。あと改二の中破絵がM字開脚…
限定グラフィックは期間終了後のアップデートにて旧態に復されたが、2015年も12月8日より再度クリスマス仕様への更新が行われた。また、ゲームへの実装はなされなかったが、白色ベースの第3の衣装が描かれてもおり、すっかりクリスマスの顔となっている。
他にもあるで~
- ご本家による2013年夏の様子。
- 2016年のすき家コラボの期間中、時雨などほかの艦娘とともに牛丼を食べている姿で登場した。この時はサンバイザーと良く言われる頭の艤装が実際に小ぶりの赤いバイザーに、服の白線が金線に変更された。加えて牛顔の髪留め、スカートに牡牛と思しきシルエットの刺繍も加えられていた。
性能もよろしゅうなぁ~
装備スロットの上から2番目だけ艦載機の搭載量が極端に多く、他は改造しても全て1ケタ、改二でようやく1番上も2ケタになるという尖ったステータスが特徴である。これも実艦の不安定さを表現したものであろう。
その分他の軽空母と比較して火力不足になりがちだが、副砲や電探を乗せるスペースについて悩まなくて済むと言える。
また、1スロットごとの艦載機の数自体は砲撃戦での攻撃力には影響がないことから、搭載機数の多い2スロット目に副砲などを載せ、残りのスロットを艦載機で埋めるという方法も取れる。
この場合航空戦での攻撃力は大幅に落ちるが、ボーキサイトの消耗を抑えつつ砲撃戦で高い攻撃力を維持できる。
制空権を確保するための「直掩」を一義とするなら1スロットで正規空母並みの戦闘機を搭載できる上に軽空母なので、潜水艦除けにもなる。提督の手腕が問われる艦娘と言えよう。
何や、これ、メディアミックス?うちが!?わはぁ~めっちゃ嬉しいで、ありがとうなぁ!
上記のようにキャラ立ちした艦娘である事から、公式4コマを始め他メディアへの露出は結構多い。
第54話では、他の艦娘が幼女である北方棲姫の対応に困る中、一人で彼女をあやし、手なずけるなど、歴戦の空母らしい機転と包容力を示してもいる。
この北方棲姫とは史実的にも少なからぬ因縁があり、共に人気キャラでもある事から、両者がセットで描かれる事は珍しくない→龍北。
シリアスな世界観を描いた『陽炎、抜錨します!』では、呉鎮守府の実力者として駆逐艦達に慕われる善き先輩として描かれており、辛い戦いを強いられる駆逐艦達を思いやる優しさや、自身のかっこいい言動が多く見られる。史実を意識したのか、他ではあまり見られない祥鳳と行動する場面もある。
また、『陽炎、抜錨します!』とはまた違う切り口及び世界設定で艦娘たちのシリアスな物語を描く『鶴翼の絆』では、3~4巻のAL作戦/MI作戦のうち、ある意味では因縁深い北方棲姫のいるAL作戦に割り振られ、隼鷹や飛鷹らと組んだ空母機動部隊の旗艦として攻めも撤退も果断に指揮を執り、膠着する戦況に疲弊する僚艦たちを鼓舞しつつ、北方棲姫と死闘を繰り広げた。なお、同作で北方棲姫を明確に「ほっぽちゃん」呼ばわりしているのも彼女である。
アニメ版では、モブとして名前と後ろ姿のみが映り込むのみの出演であった。同作ではファンタジー要素の強い艦娘は極力前面に出さない配役としており、原作とは異なり「AL作戦/MI作戦」はMI作戦のみに焦点を絞った演出をする方針でもあったため、それらの煽りを受けた形となった。
なお、作中にて身体的特徴を表すとんでもない迷言が飛び出しており、その場にいたらまず間違いなく被弾していた龍驤は、むしろこの程度の扱いでよかったとする意見も一部では挙がっている。
後に劇場版で晴れてセリフ付きの出演を果たした。
斜め上方向の企画としては、龍驤の甲板を再現したまな板を発売した企業も現れている。
ちなみに演じた日高里菜が艦これアーケードを睦月型(内訳は望月、三日月、長月、文月、菊月)+龍驤でプレイしたところ、出撃前に龍驤をかなり激しめに推していたにも関わらず、戦闘後しばらくして龍驤がはぐれたことに気付かぬまま進軍し続け(その最中偵察をしようとして不発になっていたが、チャージが完了していないと勘違いしていた)、気づくと同時に慌てて減速+蛇行で龍驤を隊列に戻す場面があった。
動画の11:41辺りから龍驤が遅れ始め、12:32頃に日高が気づく。
ほぉ~、新しいイラストが出来たみたいだよ!
敵勢力では、先述の通り「龍北」として 北方棲姫との組み合わせが定番となっている。
しかし、最も多いのは体格の近い空母娘である瑞鳳や大鳳との絡みであろう。二次創作では「フラットトップ」「フラット3(後に5)」などと半ば1組のユニットとして扱われている。
反面、史実で属していた一航戦(旧一航戦)や四航戦、あるいは絵師・戦闘スタイル繋がりの軽空母陰陽チームとしての投稿はなくはないものの、かなり数が限られてくる。
某ハンバーガーチェーンの制服に似ているというネタ絵もあったりする。そしてやらかした。
なぁんか……関連タグ届いてるみたいよ。知らないけど。
独特なシルエット RJいじめ 朝潮型軽空母 RJT 龍驤(誰これ) 乳驤:ネタタグ・評価タグの数々。
牛驤:すき家とのコラボイベント用に描き下ろされた限定仕様。独立項目にて解説。
那珂 漣(艦隊これくしょん) 時雨改二 間宮(艦隊これくしょん) 伊良湖(艦隊これくしょん) 北方棲姫:その他のサンタ服着用者(2014年)。
大淀(艦隊これくしょん) 谷風 初風 江風(艦隊これくしょん) 鹿島(艦隊これくしょん):サンタ服着用者(2015年追加組)。