武士道トハ 死ヌコトト見ツケタリ
修羅道トハ 倒スコトト見ツケタリ
我、悪鬼羅刹トナリテ
目ノ前ノ 敵スベテヲ…
斬ル!!
シリーズ概要
第1作は1993年7月7日に発売。登場キャラクター全員が武器を持った格闘ゲームはこれが元祖である。
一撃で体力をごっそりと奪う強斬り、画面の拡大と縮小、決着時の血飛沫や切断=死の描写などは多くのプレイヤーに衝撃を与えた。
当初は餓狼伝説SPECIALまでのつなぎとして見られていたタイトルであったが、想定以上の大ヒット作となった。以降、SNKの主力タイトルの一つとして1年ごとにシリーズの新作を発売していくとグッズ展開や、海外リリース、TVアニメの放送、コミカライズ、更には番外編のRPG(!?)の発売など、精力的なシリーズ展開を行った。
SNK倒産後のタイトルは悠紀エンタープライズや有限会社K2(現:株式会社K2)等が開発を担当した。
海外版のタイトルは「SAMURAI SHODOWN」
※間違われやすいがSHOWDOWNではない。当時流行っていた映画「将軍 SHOGUN」とかけた造語らしい。
描写
前述のように、敗北=死を明確に表現しており、表現や演出は比較的シビアである。
そのため、海外版では血の色等が変更されているものもある。
2004年発売の「サムライスピリッツ零SPECIAL」(以下零SPと略す)では全てのキャラクターに様々な斬殺描写があるのは勿論、「絶命奥義」という相手を完全に殺す必殺技の搭載により、色々なキャラがFATALITY状態になった。
切断描写等の対象にならなかったナコルルやリムルルは無論のこと(初代、アスラ斬魔伝を除く)、新ヒロインの真鏡名ミナにも容赦なしである。
胴体切断・破裂・辺りが血の雨などの過激な表現は一部で批判があり、当時賛否があった。
次回作の「天下一剣客伝」では反動からか斬殺はおろか斬られたときの出血エフェクトすら一切無くなってしまった。(他にも様々な演出の変更がある)
これにはやはり不満の声も多くあり、またまた賛否が起きた。
その次作である「閃」では海外版でのみ出血表現などが復活している。
なお、死亡したキャラは黒子が復活させているという設定がある。
お見事!
零SP移植問題
同年に発生した事件の影響から、家庭用版ではこれらの描写が全て自主規制からカットされてしまう事態が起きた。
一切告知等も無いまま発売してしまったこと、そして急な修正のためか、これに付随する不具合もあったことから購入者からの苦情が殺到し、結果としてそれが物議を醸す事になってしまう。
後に修正版との交換が行われ、こちらでは一部の不具合が修正、絶命奥義の演出についても残虐描写が抑えられて(単なる吹っ飛ばし等)ややマイルドになってはいるが復活した。
その後、「零SP」は長らく移植されなかったが、2017年7月14日SNK公式サイトのプレスリリースにて「零SP」のPS4版とPSVita版を今夏にリリースすると発表。2017年9月14日に配信をスタートした。
物議をかもしたアーケード版のゴア描写も、忠実に再現されている完全移植版である。
剣劇、再び!!
サムスピシリーズは2008年発売の「サムライスピリッツ閃」でブランドそのものを危うくさせてしまい、その後はパチスロや『グランブルーファンタジー』のコラボなど散発的な展開で止まっていた。
2018年9月、新生SNK体制の下、長きにわたる沈黙を破り3Dグラフィックと2Dのシステムを融合したサムライスピリッツ完全新作が発表された。
KOF14では断念した『UnrealEngine4』の力で約10年ぶりの復活となる。
登場するのは初代サムスピから王虎、幻庵、天草を省いた10人(王虎はDLCで2019年12月から登場)。そこから幻十郎、色、慶寅の3人。さらに新規キャラクター3人が参戦し計16人が使用可能。後日DLCキャラクターを2カ月に1人のペースで配信する。
2019年6月27日にPlayStation4・XboxOneから発売し、夏にはアーケード、秋にはニンテンドーSWITCH・Steamからも発売する。
激しい血飛沫や胴体切断(女性キャラにも適用)もあるため、CERO-Dとして販売する。
登場キャラクター
SAMURAI SPIRITS
(※以後隠しキャラ)
登場キャラ「色」の検索
「色」タグは「カラフル」「色見本」の意で使われることが多く、「サムライスピリッツ 色」でも、「褐色」「色紙」等にヒットしてしまう。一応、タグはある。
その他
関連タグ
魔界転生:世界観の元ネタとなった作品