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宇津見エリセの編集履歴

2020-07-18 08:11:47 バージョン

宇津見エリセ

うつみえりせ

宇津見エリセとは、小説『Fate/Requiem』の主人公。

「この少年は……わたしのサーヴァントだ! 何も出来なくたっていい……!」

プロフィール

身長158cm
体重48kg
年齢14歳
出身日本・モザイク市《秋葉原》、《新宿
好きなもの落ち着いて本が読める静かな場所、辛いもの
嫌いなもの英霊を愚弄するもの
CV鬼頭明里

概要

Fate/Requiem』の主人公。臨海都市秋葉原に暮らす14歳の少女。

全人類の心臓に「聖杯」が与えられた同世界で、どういう訳か、ただ一人それを持つことが許されなかったイレギュラー。届かぬ星に手を伸ばし続ける死神。


秋葉原の都市管理AIであるカレン・フジムラとの出会いを経て、彼女を「先生」と仰ぐようになり、下記の能力で反社会的なサーヴァントを刈る汚れ仕事を請け負う事で自己を確立していた。


そしてそんな日々を送り、ヘマをして窮地に陥ったある日の夜、彼女は運命と出会う。

長い歴史を誇るFateシリーズにおいても数少ない「リアル中二」主人公(といっても同世界における学業は形骸化し、講習塾や通信教育が主流となってるようだが)。


(シリーズの歴史の長さ故とも言えるが)過去の型月看板キャラクターとの共通点も多々見られる。なお、髪の赤いメッシュは、魔術霊装を兼ねた一種のエクステ


人物

「死神」として14歳と思えないほど修羅場を潜ってきている熟練の魔術使いとしての側面と、未熟かつ多感な年相応の少女としての側面を併せ持つ、不安定な二面性が特徴の人物。


割り切った時の行動力は高いが、基本的には道徳的かつ内向的な性格で、初代ライダーにも似た、騒がしさを好まぬ暗さを感じないインドア系。

強大な戦闘力を有するサーヴァントを尻込みする事無く屠り倒したり、老獪な経験者とも強気な態度の交渉で渡り合える程度には辛酸を積んでいる。


一方で迫害こそされなかったものの、自分一人だけが聖杯とサーヴァントを持たない人生を強いられてきた事によるコンプレックスが魂の奥底に根付いており、社会に対する承認欲求及び使命感や、「英霊」という概念に対する神聖視が極めて強い。


その為、新宿の実家で魔術師を継ぐことは嫌がっているが、それらの業界から離れる事はしたくないという難儀な状態に陥っている。

加えて、当のサーヴァント達が気にしていなくとも英雄らしくない社会の在り方に縛られている事に機嫌を悪くしたり、他者に今の自分の現状や価値観を否定されても認めたくないと認める、悲痛な意固地さが見え隠れしている。


かといって全くの狭視野というわけでもなく、聖杯トーナメントに情熱を傾けるコハルの在り方には敬意を示しているなど、自分自身で見てから判断するという真っ直ぐさも持ち合わせている。


上記の仕事に関しても、彼らを道具のように扱う魔術師・魔術使いを「利己的な奴ら」と軽蔑したり、討伐対象となったサーヴァントの背景に同情して手痛い目に何度も合っている等、優しさとも甘っちょろさともとれる人間臭さを捨てられていない。


能力

基本的には魔術師として、礼装による「身体強化」「物理障壁」などを行使する。

またルキウスから戦闘技術を厳しく仕込まれており、魔術以外の技能も高い。


そして詳細や経緯は不明だが、「生まれつき悪霊に憑かれる体質」により、英霊でも反英雄でもない「邪霊」を使役する能力を有している。

身体から滲み出る黒い泥水の様なそれらは、怨念を重ねた死者の魂、名誉も無い、決して「座」には受け入れられない邪しまなモノたちの拠り所。


彼らを「枝」として「指」「大鎌」「枝剣」「枝斧」として変化させ、サーヴァントの霊核を掴み取り、座にも還さずに霊体を食いつくす。

虚数魔術ではないようだが、本来戦闘に特化した魔術師でも命がけの互角がやっとなサーヴァントを、容易く消し去りうる天敵となる異端の魔術師。


また、名前を奪われた彼らに「魔王(エルケーニッヒ)」などと名づけることによってさらに強力なものとすることが出来るが、その場合強化に見合った分の霊体を食わせなければエリセ自身の魂を侵食する諸刃の剣となる。


ただし、Requiem世界のサーヴァントの多くは、他作品のものよりも明確に能力が劣る設定である事には留意されたし。

聖杯トーナメントに参加するような武闘派サーヴァント&マスターであっても、普段は宝具さえ発動できない程度の能力である(もちろん、型月特有の「例外」はいるであろうが)。


関連人物

Requiem

謎の少年

世界で最後に召喚されたサーヴァント。彼との出会いから彼女の物語が始まる。


カリン

同年代の友人。自身とは対照的なイケイケ系。

聖杯もサーヴァントも有する"普通の人類"だが、それを良しとしない家族とは折り合いがつかない様子。彼女との交流で、エリセは良識を持ったまま成長していく。


カレン・フジムラ

通っている私塾の講師であり、「死神」としての依頼斡旋者。

心から尊敬しており、ファッションや味覚のセンスに強い影響を受けている。


真鶴チトセ

世界を変えた"聖杯戦争"の勝者である、魔術師の祖母。

幼少時何らかの理由で心を閉ざしていた時には、彼女の元に預けられていた。その時は"親族"としての情があったようだが、現在は魔術師の"上司"として一方的な命令関係となっている。

なおエリセの両親について詳細は不明だが、もうこの世にはいないらしい。


ルキウス・ロンギヌス

チトセのサーヴァントで、エリセが尊敬する憧れの人。戦闘技術を叩きこんでくれた師匠でもある。

かつては呼び捨てにしていたが、年頃になって恥ずかしいのか「さん」付けで呼んでいる。


マッキ

担当地区は違うが同じ夜警。実は面識があるのだがエリセの方は覚えてない。


宇津見ナミ

両親。現在は故人。宇津見が父でナミが母。


その他型月作品

両儀式

空の境界』主人公。

同じく、現代に生きる人間でありながら「非常識に対しての死神」たる存在。


衛宮士郎

stay night』主人公。

彼もまた、自らの歪みを自覚しながらも、その生き方を変えられないモノ。投影魔術を扱うサーヴァントに縁があるという共通点もある。


遠坂凛

『Fate』初代ヒロイン。

エリセと同じく、魔術師の跡取り娘でありながら人間臭さを捨てられない人。

彼女も身内が無事だったら、実家を出奔して(または冷酷な魔術師になって)いたとのこと。


黒桜

同じく『Fate』初代ヒロイン(の闇堕ちした姿)。

彼女も人の身でありながら、サーヴァントの天敵を使役する存在となった(英霊・本人・使役対象全ての格は本作と比較にならないが)


衛宮切嗣

zero』主人公。

悪を排除することで正義を為す事に固執する魔術使いという点が共通。

だがこちらは悲惨な人生により、英霊を愚弄する真逆の価値観となった為、人間的な相性は最悪だと思われる。


ウェイバー・ベルベット/ロード・エルメロイⅡ世

事件簿』主人公。

届かぬ星に手を伸ばし続ける者同士。特にzero時点については、コンプレックスと承認欲求を拗らせて無謀な行為に出る点で通じるものがある。

後に「解体戦争」において、同じ「聖杯戦争の終結」を成し遂げるという未来が語られている。


グレイ

『事件簿』の主な語り手。

死神をモチーフとするキャラ同士。対霊体戦闘のプロでありながら、死霊に影響されやすい体質も共通する。さらにベクトルは逆であるものの「現代にはありえない筈の存在」同士でもある。

また、作中時点での年齢も15歳と比較的近い。


沙条綾香

Prototype』主人公。

同じくインドアな女性主人公で、彼女の方は始まりを思わせるタイトルに対し、エリセの方は終わりを思わせるタイトルである。また新宿関係者でもある。


沙条愛歌

蒼銀のフラグメンツ』主人公。

単身でサーヴァントをたやすく殺傷しうる戦闘能力を持つ点で共通する。また上記の妹共々英語圏出身で金髪の「王子様」をサーヴァントとする点も同じ。

年齢も当時14歳と同い年。


藤丸立香

Grand Order』主人公。

英霊を持たぬが故に"憧れ"欲したエリセに対し、欲さぬが故に"理解し"英霊に恵まれるという、ある種対照的なマスター。

コラボ時の関係についてはこちらも参照。


岸浪ハクノ

Last Encore』の主人公。

死者の怨念を使って戦う点が共通する。また同じく「作中世界にはありえない筈の存在」でもある。


Fate/Grand Order

センシティブな作品

コラボレーションイベント「Fate/Requiem 盤上遊戯黙示録」にて疑似サーヴァント(正確には準サーヴァントとの事らしいが?)として参戦。クラスはランサー

詳細は宇津見エリセ(ランサー)を参照。


余談

少年をいきなり抱きしめたり、裸を見て一緒に入浴したり、一緒のベッドに寝たりなどの経緯から度々ファンからショタコン扱いされることがよくある。


一応風呂に入る理由としてはトラブルのせいで船の廃油等で汚れてしまった上にボイジャー自身が風呂の入り方を知らなかったためやむを得ないものであったことを彼女の名誉のためにここに記しておく。

他の出来事に関しても状況的には割とシリアスなよりな状況である上に彼女自身のモノローグからしても決してそういう趣味ではないのは確かである。

まぁ風呂に入るというシチュエーション的にそういう扱いをされるのも納得のインパクトがあるのが確かではあるが…


ただし裸を見るときにはかなりの言い訳を心の中で唱えていたり興味がないわけではない模様、良くも悪くも年相応の少女らしい反応である。


ちなみに冬木新宿宇宙と3つの場所に縁があるが、奇しくもこの三つの場所はFateシリーズの世界観の起点となった場所ばかりである。


関連イラスト

原作ではなく、FGO側をベースとした作品・知名度が多数を占める。

彼女に限った話ではなく、現在の「Fate」は皆その様な感じである。


原作時

センシティブな作品宇津見エリセ


サーヴァント時

センシティブな作品センシティブな作品


関連項目

Fate/Requiem


宮尾時雨:中の人&厨二病つながり⇒Fate/Puella_Magia


絢瀬絵里:エリチという愛称を持つ者同士。ただし正確にはエリセは「エリち」と、最後だけひらがなで呼ぶ場合が多い。


以下ネタバレ注意!


















































彼女の出生、それはRequiemの世界どころかTYPE-MOON世界としてはあり得ない奇跡のものであった。

人間である父親の宇津見と、サーヴァントである母親ナミとの間に生まれた合いの子。

それがエリセの正体であり、劇中まで英霊や聖杯の"要石"になる事が出来なかったバグの原因でもあった。


本来、サーヴァントというのは聖杯戦争や人理が不安定となった異常地帯である特異点異聞帯などの条件が整った状況でなければ現界の維持は難しい。

そんな存在の血を引く為か、サーヴァントが常駐する条件が整っているモザイク都市から出ることは、彼女にとって死を意味する。


母の「愛称」と、コラボイベントで持つ事になった権能や槍の存在を考慮すると、母の真名は日本神話の国産みの片割れである冥神イザナミ。八雷神の名を持つエネミーが出現したのも、そういう事だろう。


通常の人間由来のサーヴァントどころか、現代ではもう存在し得なかった神の子であり、相棒ボイジャーが「最も新しい英霊」ならば、彼女は「最も新しい半神」とも言うべき存在と言える(一応天照の分霊である玉藻の前からすれば(イザナギの単為生殖で生まれた天照とイザナミの子であるエリセは血がつながってはいないものの)妹である)。


なお秋葉原の「秋葉」は、伊邪那美を死に至らしめた彼女の最後の子である迦具土神、その神仏習合による別名「秋葉明神」を祀る「秋葉神社」に由来する。そう考えると、彼女がモザイク市となった秋葉原に生まれたのも、単なる偶然と括れない可能性もあるか。


今思えば、コラボイベントにて彼女のサーヴァントとしての姿疑似サーヴァントではなくサーヴァントである事も納得である。


ちなみに彼女のそういう記憶は父親によって(ギリシャ神話のレーテーの河の水を飲まされたことにより)消されている。これにどういう意味があるかは不明。

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