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ウルトラマンGの編集履歴

2020-09-03 19:36:27 バージョン

ウルトラマンG

うるとらまんぐれーと

『ウルトラマンG(グレート)(英語:Ultraman: Towards the Future)』とは、円谷プロダクション制作の特撮ヒーロー作品である。

オーストラリアで撮影され、日本では1990年にビデオ発売、再編集した劇場版として展開された。後に1995年にTBS系列で地上波放映される。全13話。


概要

当初は全6話のオリジナルビデオ作品として予定されていたが、海外での展開を考慮し、7話追加となった。そのため、邪悪生命体ゴーデスと戦う前半と、さまざまな怪獣と戦う後半に分かれている。何気に120m越えの超巨大怪獣が5体も登場しており、昭和ウルトラシリーズより重厚感溢れた戦いが多い。

テーマとしては、環境問題への意識が強く取り入れられている。

余談だが、平成最初のウルトラマンでもある


技術・演出

キャラクターの巨大感を表す為に、あえてビルの高さより低い身長にされている、戦い終わったグレートが飛び去る場面を真下から映す等、今までとは少し違った切り口の特撮場面が見られる。初めて人々の前に登場した際に新たな敵と間違われて一度は攻撃されるなど、「人類とウルトラマンとのファーストコンタクト」を改めて捉えなおしている描写が多い。

オーストラリアの伝統技術であるパペットも多用され、新たな個性を持った怪獣達が生まれた。

後にアメリカのケーブルテレビにて好評を博し、ウルトラマンパワードへとつながっていくことになる。


あらすじ

太陽系の第4惑星、火星…ここで、まだ誰も見たことの無い戦いが、静かに幕を開けた…。

邪悪生命体ゴーデスが襲来し、地球の火星探査船を襲う。

M78星雲からゴーデスを追ってやってきたウルトラマングレートは、何とかこれを倒すも、

ゴーデスは自らの体を細胞に分解、太陽系第3惑星、地球へと逃亡する。

ゴーデスによって破壊させられた火星探査船の生き残り、ジャック・シンドーはウルトラマングレートと一体化。

地球へ帰還し、国際軍事組織「UMA」の南太平洋支部に着任する。

その頃、地球へとたどり着いたゴーデス細胞は、他の生物に感染し、邪悪大怪獣を生み出して破壊を始める。


作品一覧

話数サブタイトル英題登場怪獣
1銀色の巨人Signs of life邪悪生命体ゴーデス/双脳地獣ブローズ
2凍てついた龍The hibernator古代怪獣ギガザウルス
3魅入られた少年The child's dream火炎飛龍ゲルカドン
4デガンジャの風The storm hunter風魔神デガンジャ
5悪夢からの使いBlast from the past毒ガス幻影怪獣バランガス
6悪夢との決着The showdown邪悪生命体ゴーデス(第2形態)
7森の守護神The forest guardian守護獣ガゼボ
8姿なき復讐 -昆虫の叫び-Bitter harvest昆虫怪獣マジャバ
9バイオス計画 -植物都市-The biospherians電脳植物バイオス
10異星人狂奏曲(エイリアンラプソディー)Tourists from the stars変身生命体リュグロー/変身生命体ベロニカ
11第47格納庫The survivalists円盤生物UF-0(ユーエフゼロ)
12その名は"滅亡(ほろび)" -伝説2大怪獣登場-The age of plagues伝説深海怪獣コダラー/伝説宇宙怪獣シラリー
13永遠(とわ)なる勇者 -伝説2大怪獣登場-Nemesis伝説深海怪獣コダラー/伝説宇宙怪獣シラリー

キャスト

役名俳優日本語吹き替え
ジャック・シンドー隊員ドーレ・クラウス京本政樹
アーサー・グラント隊長ラルフ・コトリール小林昭二
ロイド・ワイルダー隊員リック・アダムス山寺宏一
チャールズ・モルガン隊員ロイド・モーリス柳沢慎吾
キム・シャオミン隊員グレース・パー平野文
ジーン・エコー隊員ジーヤ・カリディス榊原良子
スタンレー・ハガードジェイ・ハケット津田英三
ブリューワー将軍ピーター・レイモンド・ロウェル飯塚昭三
ウルトラマングレート(声)岡部政明
ナレータージョン・ボネー藤岡弘(第1~6話)/内海賢二(第7~13話)/玄田哲章(次回予告)

字幕版では、ウルトラマンの掛け声やカラータイマーのSEの違いが挙げられるが、セリフが回しが大きく異りストーリーが違うエピソードもある為、もう一つのウルトラマングレートともいえる内容になっている。


メディア展開

ソフト化

海外制作ということもあり、版権が複雑で、VHSLDが発売された後、長い間DVD以降のメディア化はされてこなかった。しかし、2016年6月末になって、2017年2月27日に待望のBlu-ray BOXが発売されることが電撃発表され、多くのファンを驚かせることになった。


漫画版

放映当時、講談社児童誌テレビマガジン』にて島本和彦による漫画版が掲載されていた。長らく単行本化されていなかったが、前述のBlu-ray化に伴い小学館から単行本が発売された。


児童向けということもあって、「30分の内容を決まったページ数で収めるのは不可能」と判断した島本により、Bパートのみがコミカライズされ、Aパートはあらすじだけで紹介されていた。

作品はそこまで本編から乖離してはいないものの、漫画界一暑苦しい島本氏が書いただけあって、戦いの最中ウルトラマンゼアスのようにグレートが大きく口を開けるなどのオリジナル演出が挟まれており、リュグロー戦ではグレートが肩口を切り裂かれる、シラリーが首を斬り落とされてもなお襲い掛かって来るなど、幼児向けにしてはバイオレンスな描写も散見される。

また、最終章である「永久なる勇者」のみ前後編になっており、最終回ではTV版とは異なる終わり方を見せている。


また講談社『ヒーローマガジン』1991年1月号に森藤よしひろによる読切漫画が掲載された。


アメコミ版

Ultracomics版とNemesis Comics版がありNemesis Comics版ではジャック・シンドーが死亡。その後、グレートは日系アメリカ人エース・キムラと一体化し、ゴーデスは悪のブルーウルトラマンを生み出した。


小ネタ

神変神変

オーストラリア版ウルトラマンの新ウルトラマンや怪獣のデザインには初期のウルトラシリーズのデザイナーでもあった成田亨がオーストラリア版ウルトラマンのために金色と黒ラインの「ウルトラマン神変」を描き上げたものの、円谷プロとのトラブル事情もあり、成田亨登版には至らなかった。


特撮ファンとして知られる俳優の京本政樹が深くかかわっており、主人公日本語吹き替えや主題歌を務めている。「グレート」という名も、オーストラリアの世界遺産・グレートバリアリーフに由来し、京本が名づけた。


チャールズ・モ-ガンの吹き替えを担当した柳沢慎吾は、およそ四半世紀後に製作された『ウルトラマンオーブ』で主要キャラクターの1人である渋川一徹役を演じている。


関連動画


関連タグ

ウルトラマンG - 表記ゆれ

特撮 ウルトラマン ウルトラシリーズ

ウルトラマンUSA ウルトラマンパワード - 海外製ウルトラシリーズ

ウルトラマン

G グレート


外部リンク

円谷ステーション - 円谷プロダクション公式 WEB サイト

ウルトラマンG - Wikipedia

ウルトラマンGとは - ニコニコ大百科

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