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マドカ・ダイゴの編集履歴

2021-03-28 16:30:18 バージョン

マドカ・ダイゴ

まどかだいご

マドカ・ダイゴとは、特撮番組『ウルトラマンティガ』の主人公である。

「そうだ。僕は特別な人間なんかじゃない……

 けど、僕は自分のできる事をする!」


概要

演:長野博(V6)


本作の主人公。23歳。 一人称は「僕」と「俺」の両方を使う。

かつてはTPC輸送部に所属していたが、3年前にデシモ星系人の仲間と思われる異星人の母船に拉致されそうになったサワイ総監を救出したことから、その勇敢さと判断力を買われてGUTSに配属された。

超古代人の遺伝子を受け継いだ「光であり、人である」存在だったことから、ゴルザメルバが巨人像破壊のためにティガのピラミッドを襲った際、巨人像の一つと融合して変身アイテムスパークレンスをかざし、ウルトラマンティガに変身する。

当初は光になることに戸惑う局面もあったが、戦いの日々の中で徐々に「自分にできること」として意味を見出してゆく。

温厚な性格で高い能力と向上心を持つが、誰かの自由を奪う者に対してははっきりと怒りを露わにしたり、自分が正しいと信じたことについては例え仲間と論争をしてでも筋を通す強い情熱も併せ持っている。同僚のヤナセ・レナとは序盤からいい雰囲気であり、後に結婚し、子供も生まれている(後述)。

時には他の隊員のように際立った専門技能が無いことにジレンマを抱いたり、ウルトラマンになれなければ自分は無力な存在なのではないかと思い悩むこともあったが、最後は「ウルトラマン」としてではなく「人」としてできることをするという答えに行き着いた。


ちなみに、何故かシンジョウ隊員と一緒にガッツウィングに乗ると十中八九墜落してしまうというジンクスを抱えており、「墜落コンビ」と呼ばれていて劇中でも2人で「これで何機目だ?」とぼやく場面が存在する。

ガッツウィング2号をキングモーラットの攻撃で落とされた時には、修理してから戻ってこいと命令を受けた。


テレビ本編最終決戦で一度は邪神ガタノゾーアの前に敗れ、ティガは再び石像と化し、ダイゴも謎の空間でクリスタル状の物体の中に閉じ込められてしまう。しかし、最後まで希望を捨てなかった世界中の子供達の光を得てグリッターティガとなり復活。ガタノゾーアを打ち破り、闇に支配された地球を救った。この戦いでダイゴは全ての力を使い果たし、ティガに変身する力を失った。




劇場版『THE_FINAL_ODYSSEY

本編最終話後はレナと共に世界中を旅していたが、ルルイエの闇の巨人の復活で再び戦いに身を投じる事になる。本作ではカミーラに渡されたブラックスパークレンスでティガダークに変身。戦いの中で徐々にかつてのティガの姿と力を取り戻す。

デモンゾーアとの戦いの後はレナと結婚し、植物栽培の研究のために火星へと旅立った。その際に次作の主人公アスカ・シンとすれ違う形で初邂逅を果たしており、その際に心の中で彼にエールを送っていたことからこの時すでに彼が光を継ぐ者であると見抜いていたことが分かる。


他作品での活躍

最終章に登場(それ以前にも劇場版で名前や写真でのみ登場している)。レナとの間に娘のヒカリも誕生している(さらに外伝「古代に蘇る巨人」ではツバサという息子が主人公として登場、ヒカリの弟に当たる)。

ゼルガノイドとの戦いで負傷し、火星を彷徨っていたアスカを救出した。その後、アスカに「戦うことの意味、人としてできることは自分自身で見つけ出すしかないんだ」と教え諭す。その時の会話内容から、互いにウルトラマンであることに気づいていたことが示唆されている。そして、このダイゴの助言を受けたアスカは「ウルトラマンとして生きる」という道を選び、結果的にかつてのダイゴとは逆の道を選んだと言える。

尚、ウルトラマンダイナ=アスカは歴史の教科書にも記載されネオフロンティアスペースの全住民に正体が知られているのに対し、ダイゴはティガであったという事実が厳重に秘匿されている(アスカはスフィアとの決戦の際にダイナへと変身する姿が中継されていた)。


ダイナの劇場版『光の星の戦士たち』にもティガが登場するが、このティガはあくまで人々の希望が実体化したものであり、ダイゴが変身したティガとは別の存在とされている。


ちなみに後付けではあるが、上記の『THE_FINAL_ODYSSEY』でウルトラマンの力を取り戻している為、設定上はティガへの変身は可能ではないか?と見解するファンもいるが

スタッフインタビューにおいて「火星へ移住するまでの、戦士ダイゴとしての終息を描いた」と語られていることから、変身能力は失っているようだ。


劇場版にティガが登場。ダイゴは登場しないが、設定上はダイゴ本人が変身したものとされている(脚本の初稿では、ダイゴとアスカがラストシーンで変身を解除して登場する出番が書かれていたが長野氏とつるの氏の両名とも予定がつかなかったという事情もある)。

後日談として描かれた小説『超時空のアドベンチャー』では、とある理由で現役時代のダイゴとアスカが邂逅し共に戦うこととなった。


主人公として登場。『ティガ』本編とは別の世界のダイゴ。

横浜市の観光課に勤務する公務員で、アスカや我夢とは幼馴染みという設定である他、ウルトラ4兄弟の変身者にそっくりな人物達とも知己である。

幼い頃から宇宙飛行士になりたいという夢を持っていたものの、現実を考え、レナのそばにいたいと思っていたこともあり諦めていた。遅刻をしたり仕事中に居眠りをしたりとデスクワーク時の勤務態度は真面目とは言い難く、上司のムナカタから叱責されるシーンもあった。その一方、外での海外からやって来た視察団への対応の仕事ぶりは真面目である。

黒い影法師やスーパーヒッポリト星人の侵略行動にいち早く気づき、事態を打開すべくこの世界に迷い込んできたヒビノ・ミライウルトラマンメビウスと共に奔走する。

作中終盤ではウルトラマンとして活躍している別世界の自分の記憶が宿ったことでティガへの変身能力を手に入れ、ダイナ、ガイアウルトラ兄弟と共にスーパーヒッポリト星人率いる怪獣軍団や黒い影法師らと戦った。

事件解決後、念願の宇宙飛行士となり、ラストシーンでは我夢と藤宮が開発した宇宙船に搭乗し、M78星雲への旅へと出立していった。

ちなみに、劇中の描写からネオフロンティアスペースのダイゴよりも年上である事が伺える。(この世界のダイゴは少なくともウルトラマン放送前に生誕している一方で、ウルトラマンティガの時代設定が2007年から2010年を舞台にしており、そちらの世界のダイゴは1980年代頃の生まれである為。)


ティガが登場しており、今作に登場するウルトラマン達は設定上「各々の世界からやって来た本人」とされているためダイゴが変身している可能性が高いが、V6のメンバーでもある長野氏のスケジュールの都合によるものか、声は長野氏ではなく声優の村上ヨウ氏が担当しており、また他のウルトラマンと比べると特徴的な台詞があまりなかったため真相は不明。

ちなみに同映画のBlu-rayに付録されているブックレットには「GUTSという特捜チームのマドカ・ダイゴ隊員が変身しました。」と、一条寺友也の文面で紹介されていたりする。

掛け声は放送当時に収録された真地勇志氏のボイスが流用された。


余談

長野自身が一番好きなウルトラマンは『ウルトラマンA』らしく雑誌やテレビで度々強い愛着を語っており、『大決戦!超ウルトラ8兄弟』ではエースの主人公・北斗星司役の高峰圭二と共演している。また、小学校2年生の頃に「リアルタイムで『ウルトラマン80』を見ていた」と語っている。

「ダイゴ」という名前は当時円谷プロ制作部に所属していた渋谷浩康の考案である。名字の「マドカ」は「円谷の子どもだから」という意味で、その一字である円から取られた。ちなみに後者は脚本を担当した長谷川圭一によれば、「ダイゴ」が名字か名前か長らく決まらなかったことや長谷川自身もイメージが出来上がってからでは違和感が生じるため反対的だったため、スタッフ間でフルネームを付けるのは永久に封印することにしていた。しかし、レナとの結婚が描かれることや名無しの権兵衛ではかわいそうだと監督の村石宏實が案じたことにより決まった。





S.H.Figuartsの真骨彫ウルトラマンティガのCMでは、マドカ・ダイゴを演じた長野博氏が登場した(YouTube配信版でも差し替え無しでCM内包がなされている)。

同時にWeb公開された宣伝PVでは、当時ティガのスーツアクターを担当された権藤俊介氏も登場し、両者が共に映るシーンもある。

なお、CM内に「マドカ・ダイゴ役」等の表記・言及がなく、初見ではかつて長野博氏がティガを演じたことがわからないような作りとなっている。

マドカ・ダイゴの本格的な客演では無いが、長野博氏の登場にはSNSなどで多くのファン達が反応、テレビのニュース番組でも話題となった。


後に長野博氏が所属するグループであるV6が11月1日に解散する事が発表(解散後も長野博氏はジャニーズ事務所に残留する模様)。

この発表にV6のファンは勿論、ウルトラマンティガのファンからも衝撃を与えたが、恐らくこれが「V6の長野博」としての最後のウルトラマンティガの仕事になると思われる。


関連タグ

ウルトラマンティガ

GUTS


カザモリ・マサキ→マドカ・ダイゴ→アスカ・シン


鹿目まどか…名前つながりの従兄妹というネタあり。ただし彼女の場合の「まどか」は「名前」であり、(後付けの設定とはいえ)「苗字」であるダイゴとは対極であり、ダイゴとは正反対に「力を得て人を捨てた」という末路になっている。

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