サボテン
さぼてん
かなり変則な植物。茎は筒または球型、葉は針状もしくは退化している。漢字表記は仙人掌もしくは覇王樹。
サボテンとは、サボテン科に属する植物の総称である。
概要
形態は様々であるが、一般的に茎は筒または球型、葉は針状もしくは退化している。全ての種が一種の短枝である刺座(しざ)と呼ばれる器官を持つ。基本的に腋芽には刺座が形成され、多くの場合そこにスポット状に葉の変化した棘が密生する。
鮮やかな花を咲かせる種類が多数ある。また、実を食用にする種類もある(サボテン科の大半は液果。特に代表されるのはドラゴンフルーツ)。
多肉植物の中では、サボテンは最も種類が多い最大派閥である。
独特の形状から、ファンシー小物として部屋に飾られることが多い。
また、トゲに覆われ乾燥地域に生えている様子は生命力の強さを感じさせられる。キャラクター化されることが多い。
棘の代わりに柔らかい毛が生えている種や棘が生えていない種もあるが、その中にはペヨーテ(烏羽玉)のように茎に幻覚作用のある毒を含むものがあり、古代アステカや一部の民族では宗教儀式に用いられている。