おそ松の憂鬱
おそまつのゆううつ
ひとりでヒマを持て余し、街に
でかけたおそ松は、行く先々で偶然、それぞれプライベートを楽しむ6つ子の弟たちと出会う。
自分の知らない兄弟の一面に驚きながらも、かまってもらおうとするおそ松。
けれども弟たちは・・・・・・。
※本作の公式サイトから引用
概要
『おそ松さん』(第1期)に登場するエピソードで、第2話Bパートのサブタイトル。初回放送は2015年10月13日(12日深夜)で、おそ松のメイン回である。
また、諸事情により同回で放送されたAパートについてもこちらの記事で記載する(アバン『デリバリーコント 本当は怖いイソップ物語』は該当記事を参照)。
ストーリー (ネタバレ注意)
Aパート『就職しよう』
ある日、6つ子達はチョロ松からの催促で就活をする為にハローワークへ行く事になる。しかし、彼らは適当過ぎる奴や発言がイタ過ぎる奴、発言がウザ過ぎる奴、やる気が無い奴、職種の意味を聞き間違える奴、女性職員をナンパする奴とどれもマトモではなかった為、結局全員追い返されてしまった。
昼から居酒屋で酒を飲む6人は就職から縁遠い状態であったが、その日の夕方に偶然求人のアルバイトをしていたイヤミから紹介された仕事に乗り気になった彼らは後日に現場へ案内してもらう。
ところが、実際に辿り着いたのは長時間労働が当たり前なブラック工場で、彼にすっかり騙されてしまった6つ子達はそこで社畜のように働く日々を過ごす羽目になる。それでも、ある日その事実に一早く気付いたチョロ松からの指摘と社内がザル警備だった事が幸いし、彼らは無事に脱出する事が出来た。
それから数ヶ月後、とある中華料理店でアルバイトをしていたたおそ松はあの経験で皆が焦らずに少しずつで良いと学んだ事を振り返ると同時にトイレ休憩で1度現場を離れる。彼が向かった先には既に4人の弟達が待機しており、実はここで5人が自分達の外見が似ているという特徴を利用し10分交代でバイトを担当するようになっていた。
そして、6人で1つなのだからという謎のモットーにシミジミしていたおそ松に対しその様子を遠目で見ていたチョロ松は「詐欺じゃん!!!」とツッコんだのであった。
Bパート『おそ松の憂鬱』
ある日、1人だけのポーカーに飽きてきたおそ松は外出中の弟達の様子を見に行く事を決意する。まず、彼が訪れた地下劇場では橋本にゃーというアイドルのライブの真っ最中で、そこにはチョロ松がファンと一緒にバッチリな合いの手を決めて盛り上がっていた。
その後、握手会では彼がなけなしの金で買ったCDでこの貴重な機会に恵まれた事に意気揚々としており、実際に彼女との交流に向けて心の準備を進めていた。ところが、自分の番になった際に何故か会場内に侵入したおそ松に割り込まれた上、デリカシーの無い発言でドンびかれた事で無駄に時間を取られ結局当の本人は殆ど喋る機会も無く列から外されてしまう。
唯一のひと時を踏みにじられたチョロ松は外でおそ松を殴り飛ばした後、殺意に満ちた表情で「失せろ。貴様とは今日限り赤の他人だ」と吐き捨てて去ってしまった。
何故殴られたのか理解出来ずに困惑しつつも、そのまま再び街を歩き出した彼は公園のような場所の池の近くでカラ松を発見する。カラ松ガールズにナンパされる事を待っている最中に後ろから肩を叩かれた彼は運命の女性との出会いに期待しながら振り返るが、そこでとてつもない変顔をしたおそ松を見た事で驚いた拍子に池へ落ちてしまった。
その後、(恐らく彼から仕返しされた)たんこぶが頭に残ったまま歩いていたおそ松は街中で見つけた女性連れのトド松に話しかけるが、他人のふりをされ冷たくあしらわれてしまう。一方、路地裏の近くでは猫と戯れるという可愛げのある所を見せたかと思いきや猫とフュージョンし何処かに行ってしまった一松やドブ川をバタフライで泳ぐ十四松の発見で今まで知らなかった弟達の一面を知る機会にもなった。
そして、夕方に立ち寄ったおでん屋台では幼い頃からのライバルであるチビ太に最近弟達が構ってくれない事に疲れや嘆きを感じている悩みを明かした。そんなおそ松の様子に1杯だけの奢りの代わりに今日の経緯を聞いた彼は、どれも茶々を入れて話をややこしくしてるだけだと指摘する反面子供の頃からいつも喧嘩出来る相手が居る6つ子の存在が羨ましかったと本音を明かし、早く仲直りして弟達を大事にしてやれと説得する。
しかし、当の本人はその一言が何一つ響かなかった上に「6つ子って5人の仲間が居る事じゃないからね!?5人の敵だからね?!」と吐き捨て8円だけを残して去ってしまった。
暫くイライラが収まらなかったおそ松だが、それでも松野家へ帰宅後に自分が長男である自覚を持った事で冷静になり既に居間へ集まっていた弟達にちゃんと謝る。ところが、既に彼らが"ニューおそ松兄さん"として迎え入れた聖澤庄之助に気を取られ蚊帳の外にされてしまった彼は思わず聖沢を彼方へ殴り飛ばしたのであった。
余談
関連動画
- 予告映像