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編集者:えるっち
編集内容:種族値表を追加

データ

図鑑番号775
分類ゆめうつつポケモン
タイプノーマル
高さ0.4m
重さ19.9kg
特性ぜったいねむり

他言語版の名称

英語 Komala
イタリア語Komala
スペイン語Komala
フランス語Dodoala
ドイツ語 Koalelu
韓国語 자말라
中国語 樹枕尾熊(繁体字) / 树枕尾熊(簡体字)

概要

ポケモンSM』から新しく登場した、今までいそうでいなかったコアラをモチーフとしたポケモン。本物のコアラは1日に18~20時間も眠る動物だが、このネッコアラはそれ以上眠っている。

「寝たまま生まれ寝たまま死ぬ」の図鑑説明通り、なんと生まれた時から一生眠り続けている。いくら起こそうとしても決して目を覚ますことはないので起きた姿を見た者はいない。同じく寝ているイメージが強いナマケロもビックリである。

英語名の由来も、Koala(コアラ)+Coma(昏睡)と思われる。

すべての行動は見ている夢による寝相であるらしく、人の話や周囲の反応で状況を理解するように表情が変化するが、実際はに合わせて表情を変えているだけのようだ。

つまりネッコアラの中では寝ながら見ている「夢」こそが現実であり、トレーナーや他のポケモンが生きている現実は感知しない、できない世界なのである。非常に哲学的な生態である。

しかし少なくともトレーナーの指示にはしっかり従っており、食べる時も移動の時もバトルの時も、眠ったまま軽快に転げ回って行動している。

人間やネッコアラ以外のポケモンにとっては猛毒であるユーカリ状の木の葉を好む。この葉には強い麻酔作用があり、ネッコアラがいくら寝ようと眠気から覚めない要因にもなっている。

その為か、木の葉を食べた後のよだれを薄めて飲むとぐっすり眠れるようになると言われ、太古の人々はそれを病気の時の薬として飲んでいたらしい。

肌身放さずしがみ付いている木は「まくら木」と呼ばれ、誕生した時に親からもらう。それが無いと安心して眠ることができずに暴れまわる。一度これにしがみつくとめったに離れないが、よくなついて信頼したトレーナーの腕にもしがみ付く事がある。

まくら木は、攻撃の際の打撃武器や、回転攻撃の軸としても使っている。

色違いはある意味衝撃的。なんとこのまくら木の色のみがピンクと白の「枕そのもの」の色になること以外に変化がない、つまりネッコアラそのものの色は全く変わらないのである。

目立つワンポイントが大きく変化して、体色そのものは少し濃く/薄くなった程度(か、変わらない)の色違いはいくつか存在するが、明らかに付属品の部分の色のみ変化して、本体そのものの色は全く同じという色違いはコイツ以外存在しない。

この事からインターネット上では「実は本体はまくら木の方であり、ネッコアラだと皆が認識している部分は飾りである」という説まで囁かれる始末である。

特性はネッコアラ専用のぜったいねむり。「ゆめうつつ」という特殊な眠り状態にかかったまま行動でき、他の状態異常にはならないと言う効果を持つ。

ゲームでの特徴

第7世代では11番道路のみに出現。

やはり最大の特徴は常時眠り状態となる「ぜったいねむり」の存在であろう。

『SM』『USUM』の新システム「仲間を呼ぶ」を"状態異常だと行わない"という仕様ゆえに決して使わないので、連鎖での高個体値狙いができないことに注意。

よく勘違いされがちだがからげんき」の効果が乗る状態異常はまひ、どく、やけどのためぜったいねむりの効果でからげんきの威力は2倍にはならない。それどころか特性の効果でこれらの状態異常にはなれないため完全に地雷技と化している。

それどころかゆめくい」が素で当たり、「めざましビンタ」は常に2倍ダメージになってしまい、眠っているのがデフォルトなため技マシンで「ねむる」を覚えることも出来ない。いくら素で眠っているとはいえ無償で体力回復というわけにはいかないようだ。

ただし「ゆめくい」も「めざましビンタ」も今となっては採用されること自体が稀な上、元々耐久があまり高くない関係上「ねむる」を使うようなポケモンでもないので、この辺のデメリットはあまり気にしなくていいだろう。

HPこうげきぼうぎょとくこうとくぼうすばやさ
6511565759565

HPが高いかと思いきや、意外にも一番高いのは攻撃。なんとザングースと並ぶ115もある。次いで特防高いが、それ以外は比較的低め。

大まかに言えば攻撃面を落としたブースターのような配分である。

ノーマルの主力技は基本的に「おんがえし」「あばれる」を採用することになる。

サブには「じしん」「アクロバット」「シャドークロー」「とんぼがえり」「いわなだれ」「じゃれつく」(タマゴ技)などかなり攻撃的な物理技を覚える他、枕木を持っているためか「ウッドハンマー」、意外なところでは「ふいうち」まで覚える。

変化技にはいかにもな「あくび」に、「たくわえる」「じこあんじ」「あまえる」そしてこれまた意外なことに「つるぎのまい」や「いばる」も覚える。「めいそう」も覚えるが上述の通り特殊面はからっきしなためネタの域を出ない。

上述したようにブースターのような鈍足・低物理耐久のため強力な物理攻撃が先制で飛んでくると一発で沈みかねない。

「ふいうち」で一矢報いたりタスキで耐えて「じたばた」という手もあるがその場合は「ねこだまし」が天敵となる。

……と、実装当初はかなり使いづらいポケモンだったが、『USUM』の教え技でとんでもない技を得た。とっておきである。

このポケモン、仕様上ねごと」が必ず成功する。このため、「ねごと」と「とっておき」の2つだけを覚えさせて「ねごと」を使うと初手から「とっておき」(タイプ一致威力140)が出せる。これはどのポケモンも真似できない芸当である。これにこだわりアイテムなど乗ろうものなら凄まじいことになる。

もちろん無効・半減はあるが、十分強力な一芸が登場しただけでも救いと言えるだろう。

アニメでのネッコアラ

CV:菊地瞳(スイレンとの兼役の為EDのクレジットは無し)

サン&ムーン』2話で初登場。ナリヤ校長のポケモンであり、ポケモンスクールの鐘を枕木で突いてチャイムを鳴らす役目を担っている。

13話ではパンケーキレースに参戦し、まくら木を抱きながら横倒しの状態で横に延々転がり続け、その回転力で体の上で皿とパンケーキを跳ねさせ続けて運ぶという現実離れした荒業を平然と行い、そのまま(トラブルに助けられた形ではあるが)優勝までしてしまった。

バトルの腕も達者で、バクガメスやニャビーを苦もなく倒す辺り相当の実力を持っている。

元々は自身が愛用していたまくら木を失くし、道端で何度も寝返りをうって通行人を困らせていたが、どう言う訳か騒ぎを見に来たナリヤの顔を代わりとしてしがみつき、昼夜を問わず生活を共にするようになった。その後スクールの鐘楼を突く枕木が気に入り、時間になると鐘を突く係になっていた模様。

普段鳴らすのは原作のポケモンセンターで回復する時のSEと同一のメロディだが、ウルトラビーストが出現すると物凄い勢いで打ち鳴らし続ける。

使用トレーナー

関連リンク

ポケモンSM ノーマルタイプ コアラ 眠り

コスモウムムシャーナケーシィ……同じく、眠ったまま行動できるポケモン。

ナマケロ……長時間睡眠仲間。こちらは1日20時間眠るが、当然起きている時間もある。

編集者:えるっち
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