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東光太郎の編集履歴

2022-09-21 16:06:28 バージョン

東光太郎

ひがしこうたろう

東光太郎とは、特撮テレビドラマ『ウルトラマンタロウ』の主人公。メイン画像左側の人物。

俺は俺のやり方でやります

タロウー!!


演:篠田三郎

CV:前野智昭(ULTRAMAN)


概要

年齢22歳。ウルトラマンタロウと一体化し、ウルトラバッジを掲げて変身するZAT隊員。


明るく子供好きで子供相手の約束を軽く見ていない。その一方、喧嘩っ早い一面、目先の出来事にとらわれて脊髄反射で行動してしまう一面、怪獣に生身で飛びかかる破天荒さを見せる。身寄りはなく天涯孤独の身。ZAT隊員の任務に当たる際は、白いスカーフを首に巻く。普段は恩人でもある白鳥船長の家に下宿している。


ZAT入隊前は、ボクサーを夢見て世界中を旅しながら修行しており、ZAT入隊後もジムに通いながら朝のロードワークを行うなどボクサーへの夢は忘れていなかった。ボクシングは最後の最後まで戦うと同時に、自分のためにやっている。ボクサーは男らしい職業と考えている。第10話では減量に耐えながら日本アマチュア新人王戦に臨み、KO勝ちしている。だが以降もボクシングを続けていたのかは不明。


劇中で各話に登場する少年少女たちと交流を深める機会が多く、励まして立ち直らせるという面が強く出ている。しかし、第40話で自転車に乗れずバカにされていた少年を励まして協力するあまり、タイラントの接近を知らせるウルトラサインやZATの連絡に気づかないなど大きなミスを犯している(最終的にタイラントはあっさり倒されるのだが)。


白鳥船長のタンカーに乗って帰国した際、超獣オイルドリンカーを港湾作業用のクレーンで撃退し、朝日奈隊長から勇敢な男と評された。白鳥船長から下宿を勧められるが断っている(「俺のやり方」云々の台詞はこのとき発した)。チグリスフラワーを植えて野宿するが、チグリスフラワーがZATのラビットパンダを襲撃したため、チグリスフラワーを怪しんだZATのスーパーナパームで焼き払われてしまう。近くで眠っていた光太郎の寝袋に火が燃え移り、激昂して北島隊員に殴りかかるなどの行動に出る。このとき、後のスワローキックの前身となる動きを披露し、さらには側にいた南原隊員まで殴り掛かった。

そこに登場したアストロモンスの正体を知り責任を感じて生身で挑み、飛び去るアストロモンスの足に飛びつきナイフを刺したり噛み付くなどの攻撃をするが、怒ったアストロモンスに振り落とされる。落ちた先がバッティングセンターだったのでネットに引っかかり、「いてえなあ」で助かった(※普通助かりません)。翌日、通りかかった白鳥姉弟と子供たちに発見され、緑のおばさん(正体はウルトラの母)を紹介してもらって治療してもらい、変身アイテムであるウルトラバッジを授かる(さおりと初対面時に「綺麗だ」と言ったことでほぼ両想いのような関係になる)。やがてZATに入隊し、アストロモンスとの交戦中に乗機が撃墜されて瀕死の重傷を負うが、ウルトラの母とウルトラ5兄弟に導かれてタロウと一体化して復活。以後、タロウとしてZAT隊員として地球防衛のために戦っていくことになる。アストロモンスの撃破後に朝日奈から白鳥家を紹介してもらい、ほぼ両想いのさおりや健一と3人で過ごすこととなる。


第1話ではトンデモないことをいっぱいやらかしているが、第2話以降の性格は、ウルトラシリーズ歴代主人公の中でも品行方正で真面目で、白鳥家を始めご町内でも人気者である。しかし…

  • ジレンマ(ナメクジ)が光を吸収するのを知らず、ZATガンで撃ち巨大化させてしまう
  • 大輔少年に植物ラジオを渡してマシュラ誕生の原因を作る

など、後先考えない行動を取って本来出現せずに済んだ怪獣を出現させたり、その遠因となったこともあるが、とがめられた形跡はない(出現した怪獣は当然被害を出している)。

第6話でのジレンマの発生原因が宝石を持ち帰った光太郎にあることになってしまうため、さおりは頑なにZATへの協力を拒み宝石を所持し続けた。説得するためとはいえ、この話ではさおりにビンタをくれている。


第33話・第34話でテンペラー星人が襲来した際、機転を利かせて独力で倒したことから思い上がり、ウルトラ兄弟から諫められるも聞く耳を持たず、再度現れたテンペラー星人を追い返すなど成果は出したものの、チームワークを完全に無視した行動をとっていた。テンペラー星人の逆襲に遭い、さおりに憑依したテンペラー星人により捕縛され人質にされてしまい、光線を浴びせられて死の苦しみを味わったことから改心した。


最終回(第53話)では人生を変えるような大きな事件として、白鳥船長が怪獣に襲われて命を落とすとウルトラの母から聞かされる。それは現実となり、白鳥船長のタンカーはサメクジラによって沈没させられ、隣に北島がいたために変身を躊躇し、白鳥船長を助けることはできなかった。タロウとしてサメクジラを倒した後、父親を助けてくれなかったタロウを非難する健一に自分の正体を明かすと、ウルトラバッジをウルトラの母に返す。



君はお父さんやタロウのことを忘れて、自分の力だけで生きていこうとするのは大変なことだ。だが、そんな苦労を君ひとりにはさせない。僕もひとりの人間として生きてみせる。僕はウルトラのバッジをもう頼りにはしない!









そして…











タロウではない! 東光太郎だ!!

健一君、よーく見てろ。人間には知恵と勇気があるということを










タロウに変身せず、巨大化したバルキー星人に立ち向かい、見事に勝利を収めた。そして、ZATを除隊してひとり雑踏に消えていった(タロウと一体化したまま)。


その後

ウルトラマンメビウス』以降の作品にタロウが登場しているが、篠田三郎が出演していないがゆえに光太郎は登場していない。


「ザ・ウルトラマンメビウス」によると、Uキラーザウルスとの戦闘でウルトラ4兄弟が変身不能となったために、タロウとして光の国に帰還している。


没映画『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟2』では、タロウと分離して横浜で親のいない子供たちを集めて児童養護施設「ウルトラの家」を経営し、失語症の少年を特に目をかけていた。さらに、メビウスたちの危機にタロウと再び一体化して戦った。


その超人ぶり

アストロモンスに生身で挑む他にも、普通なら死んでいるような現象や、前述のように何度も怪獣相手に飛びかかっていくという無謀な暴挙を繰り返している。

  • ライブキングの鼻の穴からクシャミで吹き飛ばされて数十メートル飛ばされるが、木に引っかかり「おーい」で済ませる。しかも健一の愛犬ポチまで助かっている(普通死にます)
  • ジレンマの舌に捕まり振り回される。
  • 高層ビルの屋上から数十メートル離れた位置にいるアリンドウの触覚に飛び乗り、ゼロ距離射撃を食らわし、再度高層ビルに戻っている(※普通できません)
  • 棒高跳びで54メートルもあるボルケラーの角に飛び乗る。さらに、ZATの攻撃の流れ弾が頭部周辺に命中しまくっている(※普通死にます)
  • 空中よりコンドル1号から脱出し、数十メートル下にいるフライングライドロンの腹に飛び乗りゼロ距離射撃。怒ったフライングライドロンに振り落とされて、川に叩き落とされる(※普通死(ry)
  • 竹の反動で48メートルもあるロードラの鼻先に飛び乗り、竹槍で攻撃。怒ったロードラに叩き落とされる(※普通死(ry)
  • ヘルツの肉片を採取するために、足に飛び乗ってナイフで攻撃。怒ったヘルツに跳ね飛ばされ踏まれるが、土踏まずだったので助かる(※普通死(ry)
  • 生身でバルキー星人に挑み、コンビナートの油を被ったバルキー星人を銃撃して倒す(※代償にコンビナートは壊滅しました)

なお、光太郎のみならず、この世界では一般市民ですら生身で槍やらロープやらバレーボールで怪獣に挑むことがザラにある。お前ら人間じゃねぇ!!


変身シーンも他のウルトラマンに比べて奇妙な展開になることが多く、病院の移動式ベッドに乗って変身したり某仮面のヒーローのごとくバイクに乗りながら変身したりまたある時はなぜか飛んできた大根を掴みながら変身したりと字面だけ見ると目を疑いたくなるシーンが多いが、これが『タロウ』という作品のフリーダムさなのだろう…多分!


ULTRAMAN

「今の俺に『光』の文字を拝する資格はない…

だから ただのタロウと呼び捨ててください」

CV:前野智昭

ここでも、東光太郎という人物が登場する。ただ、この作品は『ウルトラマン』最終回後にウルトラ戦士がやってこなかったというIF展開を描いたものであるため、本編の光太郎とはパラレル世界の別人の関係にあると思われる。


詳細はこちらの記事を参照。


その他

内山まもる漫画版『ウルトラマンレオ』

きみたち、おぼえているかい。ウルトラマンTの最終回で、東光太郎がバッヂをすてて人ごみにまぎれていったのを。


第6話「ウルトラキラーゴルゴ」は、『タロウ』の後日碑である。

ウルトラキラーゴルゴへの対抗策としてウルトラマンレオおおとりゲンのために、光太郎の協力を得たいと考えたモロボシ・ダンによって、テレビ放送を通して協力を求められる。しかし、地球人として生きることを決めた光太郎は応じなかった。テレビではMAC基地に連絡するようにとしか言っていなかったため、ダンが自分を呼んだ理由が気になってMAC基地に向かおうと車を走らせていた最中、レオとゴルゴの戦いを目撃。レオではゴルゴに勝てないために自分が呼ばれたと理解した光太郎は、ストリウム光線で倒せずともレオと協力すれば勝てるかもしれないと決断した瞬間、ウルトラバッジを使用せず全身が光に包まれ、直接タロウに変身。

レオとの協力技ダブルストリウム光線でゴルゴを倒し、MAC基地にてダンやゲンと対面。もう一度一緒に戦ってほしいというダンの頼みを辞退し、それを理解したダンやゲンに分かれを告げ再び去っていった。


「ダン、ゲンくん。二度ともう会えないだろう、さよなら」



タロウ、ほんとうにありがとう。でも、あんまりかたいこといわないでたまには、出てきてね。


余談

他の第2期ウルトラシリーズの主人公とは違い、ZAT内部で孤立したり謹慎処分になったことは一度もない。


企画時は姓の読みが「あずま」で、最初からZAT(企画時は宇宙科学警備隊とのみ呼称)の隊員だった。


俳優の松平健氏は光太郎役のオーディションを受けていたが、最終選考で落選した。

西田次郎役の三ツ木清隆氏も光太郎役の候補だった。


演じる篠田氏は、『タロウ』に出演する以前に『ウルトラマンA』第20話で篠田一郎役でゲスト出演している。これは、ウルトラマンシリーズの新たな主役に篠田がふさわしいと考えた橋本洋二プロデューサーが、篠田氏に撮影現場の雰囲気を知ってもらうためだった。


篠田氏が東光太郎は自分の中での青春の良き思い出としてとっておきたいがゆえ、平成ウルトラシリーズでは昭和ウルトラマン=ウルトラ兄弟の人間体として唯一再登場していない。

だが篠田氏は当然嫌っているわけではなく、篠田氏はインタビューなどで『タロウ』にまつわるエピソードを披露することが多いので、むしろ思い入れが強いと言える。また、共演こそしていないが、次作『ウルトラマンレオ』で主演を演じた真夏竜氏とは、まさに兄弟と呼べるほど仲が良い。

とはいえ、本人が健在のうちに一度ぐらいはタロウに変身してほしいものである。あるいは顔出しで光太郎を演じるのは難しくとも、タロウの声だけでも演じてほしいというファンの声も多くある。

タロウの息子が登場する作品が発表された際、上記のような篠田氏の意思を尊重してか、そちらでの出演も結局実現しなかったものの、タロウも息子を持ったことについて篠田氏は非常に喜びに満ちたコメントを発表しており、そちらの主演である井上祐貴氏と対面も果たしている。

2020年12月に発売された『ウルトラ特撮PERFECT MOOK』第11号でも篠田氏はスペシャルインタビューに応えている。


『タロウ』でメインライターを務めた田口成光氏は、『タロウ』放送中に生まれたご子息に光太郎と名づけようとしたが、親戚の子に偶然同じ名が名づけられた。しかし、孫息子に光太郎と名づけた。名前の由来は東光太郎である。


ヒーロー戦記では仮面ライダーの光太郎との共演(?)を果たした。


篠田氏と、荒垣修平役を演じた東野英心氏は『シルバー仮面』第5話でも共演している。


関連イラスト

ウルトラの母は太陽のようにZAT 東光太郎(登場ver.)


関連タグ

ウルトラマンタロウ

ZAT 朝日奈勇太郎 荒垣修平 二谷一美 北島哲也 南原忠男 西田次郎 上野孝 森山いずみ

白鳥さおり 白鳥健一

ヒーロー戦記 南光太郎


工藤ヒロユキ:タロウの息子と一体化した地球人。


歴代ウルトラマンの主人公系譜

北斗星司/南夕子←東光太郎→おおとりゲン

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