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フィンランドの編集履歴

2022-12-17 15:50:39 バージョン

フィンランド

ふぃんらんど

北ヨーロッパに位置する共和国。

概要

首都ヘルシンキ
面積33万8472平方キロメートル
人口554万9807人(2022年1月)
建国1917年12月6日(ロシア帝国より独立)
通貨ユーロ(2002年2月 – 使用中)・マルク(1860年4月 – 2002年2月)
公用語フィンランド語・スウェーデン語
国家元首(職)大統領
政体議院内閣制 共和国

フィンランド共和国(フィンランドきょうわこく、フィンランド語:Suomen tasavalta、スウェーデン語:Republiken Finland、英語:Republic of Finland、通称:フィンランド)は、北ヨーロッパに位置する共和国。スカンジナビア半島東部に位置し、スウェーデンノルウェーロシアに隣接する。


歴史

1581年7月にヨハン3世が後のフィンランド大公であるフィンランド及びカレリア大公となり、スウェーデン王国が宗主国となる形でフィンランド公国の建国が宣言された。しかしこれはフィンランドに植民したスウェーデン人が中心で、長くは存続しなかった。


1721年9月にニスタット条約が締結され、フィンランドの一部(カレリア)がロシア帝国に割譲された。1809年9月にアレクサンドル1世はフィンランド大公国を建国し、フィンランド大公を兼任した。この時にフレデリクスハムンの和約が締結され、フィンランドはロシア帝国の統治に服した。


1917年12月にロシア帝国から独立し、1922年12月にソビエト連邦が成立した後は冬戦争継続戦争を一貫して不利な状況で戦い抜いた。その為超人的な国として知られて一部から絶大な人気を誇り、冷戦時代は自由・民主主義を守りながらもソ連の影響下にあった。当時は資本主義経済を維持しつつも外交的には東側の一員であるかのように振る舞っており、国内でも冬戦争でのソ連の侵略に言及するのはタブーとなった。


政治

1995年1月以来ヨーロッパ連合加盟国であり、自由主義・男女平等を重視する。2019年12月に34歳の若い女性首相が誕生した国で、他の北ヨーロッパ諸国と同様に手厚い福祉制度の構築に力を入れてきた。しかし近年は日本並みに出生率が低下しており、急速な高齢化を考慮すると現状の福祉水準を維持する事は難しいと危機感を募らせる。スウェーデンと違って移民の受け入れには消極的だが、ロシア・バルト3国の出稼ぎ労働者は少なくない。


政体は議院内閣制の共和国である。1919年7月に憲法が制定された時は半大統領制であったが、2000年3月と2012年3月の憲法改正で議院内閣制に移行した。


軍事

東西双方に加担しない中立政策を取り、NATOに加盟しなかった。2022年2月のウクライナへの軍事侵攻を受け、同年5月にスウェーデンと共に加盟を申請した。


産業・経済

豊富な木材資源を活かした林業・製紙・製材を初め、化学・金属産業が中心である。日本にもフィンランド産の木材・製材品が多く輸入される。他にもIT産業が盛んで、携帯電話メーカーであったノキア(現在は通信機器メーカー)などが有名である。


経済は高所得国の部類であるが、2008年9月のリーマンショック以来失業率が高い状態が続く。他の北ヨーロッパ諸国と比べるとほぼ日本の高度経済成長と同じぐらい経済発展した時期が遅く、外需依存率の高さとユーロ圏に組み込まれている事もあって、世界的な景気変動の影響を受けやすい。


2002年2月に通貨がユーロになり、1860年4月以来使用してきたマルクを廃止した。


国内

地形

地形は全体的に平坦で高い山地が少ない。おおよそ南部の湖沼地帯と、北部のラップランドと呼ばれる地域の一部を含む平野に分類される。最高地点はノルウェーとの境にある標高1365メートルのハルティ山の1324メートル地点にある。


文化

ラップランド日本では『ニルスのふしぎな旅』でのガンの群の最終目的地・サンタクロースの公認居住地の1つ(他にグリーンランドなど)として知られ、クリスマスをテーマとしたテーマパークなどがある。


世界でいちばんダサいPVはこの国で製作された。エアギター・奥様運び・携帯電話投げ・サウナ・アヴァント水泳・雪合戦大会・コケモモ摘み・泥サッカーといった奇抜な大会で知られる。モータースポーツの世界で優秀な成績を残す選手を多く輩出しており、業界内ではフライングフィンと呼ばれている。この愛称自体は元々陸上競技の選手に与えられていたものであり、モータースポーツ選手に限定されず使われている。


言語

公用語はフィンランド語(スオミ語)とスウェーデン語の2つである。このうちフィンランド語は周辺のヨーロッパ系言語とは全く異なるウラル系の言語で、同じくフィン・ウゴル語派マジャル語エストニア語とはいとこ同士のような関係である。印欧語と異なるので欧米人にとって最も難しい言語に数えられるが、日本語とは発音・文法など近い面が多いので比較的簡単そうに思えるが、やっぱり日本人にとっても難しい。


スウェーデン語が公用語となっているのは長らくスウェーデンの支配下にあった名残であるが、現在でもオーランド諸島をはじめとしてスウェーデン系フィンランド人は全人口の6パーセント弱を占めている。


日本で定着している「フィンランド」という国名はスウェーデン語由来の呼び方であり、フィンランド語では「スオミ(Suomi)」と称される。


人口

2022年1月時点での人口は554万9807人であり、日本福岡県(511万8893人・2022年8月時点)と若干近い。


国際関係

日本

1919年9月に外交関係を樹立し、1944年9月に一時断交した。1957年3月に回復し、良好な両国関係を保っている。フィンランド国内では現在でも猟銃として旧日本陸軍三八式歩兵銃が使用されている例が見られるが、それは冬戦争前後に大量輸入したものが先の大戦の終結後に放出された事に由来する。また最近は駐日大使館の公式アカウントが荒ぶっていたりもした。


冷戦時代に日本の保守層から、当時のフィンランドの外交政策がフィンランド化と言われ、「日本が防衛努力を怠ると、フィンランドの様にソ連の属国になる。」などと侮蔑的な引き合いに出される事が多かった。この一件は後にフィンランド大使館が抗議したが、冷戦終結後にフィンランドがフィンランド化した契機である冬戦争での奮戦が知られるようになり、一部の人々からの人気が急激に上がった。


  • 【フィンランドの国民的人気漫画『銀牙 -流れ星 銀-』舞台化作品:『銀牙 -流れ星 銀-』~牙城決戦編~】

駐日フィンランド大使館 午前10:31 · 2013年3月4日 公式Twitter 『フィンランドの若い世代が一番知ってる日本の漫画は、高橋よしひろ先生の『銀牙〜流れ星銀』。フィンランド語では『Hopeanuoliほぺあぬおり』という名前で親しまれてるよ(*・ω・人)』

親日について

ネット右翼からは「フィンランドはロシアを破った日本を尊敬しているに違いない。」と信じられるようになり、親日国であると盛んに言い立てられている。しかし他の親日国も同様だが、フィンランドの親日云々については都市伝説に近く、かなり疑わしいものがある。


フィンランドの「親日」にまつわるジョーク

フィンランドは日本と友好的な外交関係にある。それは日本が日露戦争でロシアを破って独立を助けてくれたからであり、その証拠にフィンランドでは東郷ビールを販売している。


そのジョークは、早速東郷ビ-ルを注文した。返事が来た。「品切れだ。同じ提督シリーズのロシア海軍バルチック艦隊・ロジェストヴェンスキービ-ルはどうだい?」というものである。


関連項目

ムーミン NOKIA Linux フィンランド軍 シモ・ヘイヘ Suomi

スオミネイト:古くから存在するフィンランドを擬人化した存在。フィンランドの地理を説明する際にしばしばこのスオミネイトの体の部位に例えられる。

サンタクロース


関連キャラクター


まだらミイラ/カルマ西洋妖怪


曖昧さ回避


関連イラスト

フィンたん・・・マジ?

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