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編集者:Miki Senbokuya
編集内容:アニメ版編集

概要

トンボをモチーフにしたポケモン。

体長と体重がオニドリルと全く同じだが見た目からは圧倒的にオニドリルの方が大きく見える。

鳴き声はトンボというモデルに反し、「ブッギーン!!」というやかましめなもの。

名前の由来はトンボの異称で、ヤンマ科の総称でもある「ヤンマ」から。英語名もそのまんま。

ただし、姿はミヤマアカネに似る。

うすばねポケモンの通り、透き通った薄い翅を持つ。

360°見渡せる目を持ち、これで顔を動かさずに獲物や外敵を探したりできる。瞳が存在しており、表情はこの部分で表現するが、進化するとたちまち表情が読めなくなってしまう。

トンボなだけあって飛行スピードは速く、急ブレーキと方向転換を使い分けながら徐々に獲物を追い詰めていく。

翅を羽ばたかせたときに衝撃波が発生し、周囲の窓ガラスが粉々に割れる。

『LEGENDSアルセウス』の図鑑説明によれば『飛翔し際は 大気乱し 人家 吹き飛ばす 力あり』と解説されている。『アルセウス』当時は木造家屋が主流であったため、本当にそのような能力を有していても全くおかしい話ではない。

歴代の生息地を見てみるといせきのたに、35ばんどうろ(ジョウト)、ノモセだいしつげん、紅蓮の湿地、3ばんどうろ(イッシュ)、ヤグルマのもり外周部、14ばんどうろ(イッシュ)、ユニオンかいどうと水辺のある場所や湿地帯に出現する傾向にあり、まさにトンボらしい。

持ち物はトンボの複眼からの連想で「こうかくレンズ」となっていることが多い。

げんしのちからを覚えて進化するあたり、種としての起源は古いと考えられるが、特にポケモン図鑑でもそれらしき情報は明かされていない。

ちなみに実在のトンボの幼生(ヤゴ)は水中生活をすることがよく知られているが、未だポケモンにはなってない。

色違い

目の色は変わらないが、赤かった部分が爽やかな青に変化する。メガヤンマに進化しても体は青いままであり、なかなかにかっこいい。

ゲームでは

HPこうげきぼうぎょとくこうとくぼうすばやさ合計
656545754595390

初登場の金・銀では大量発生を除くと出現率1%とかなり低い上に虫タイプのジムリーダーも使ってこないため、存在を知らずに殿堂入りしたプレイヤーも多かったのでは?

トンボというかっこいいモチーフでありながら、種族値も素早さを除けばはっきり行って低く、次点で高いとくこうも75というかなり微妙な数値かつ技も貧弱という有様で、同じ2世代産の虫であるヘラクロスの方がまだ実戦に耐えうる性能であり、あまり注目はされていなかった。

しかし、第4世代からげんしのちからを覚えた状態でレベルアップするとメガヤンマに進化する事ができるようになった上、それまでぎんいろのかぜシグナルビームぐらいしか真っ当な特殊技のなかったむしタイプ技にむしのさざめきが、かぜおこししかなかったひこうタイプの特殊技にはエアスラッシュが追加されたこともあって次第に注目されて行くようになった。

意外に技範囲は進化前の時点でサイコキネシスソーラービームギガドレインシャドーボールをわざマシンで習得できるほどの広さを持っている。ドラゴンフライだけどドラゴンタイプの技は覚えない。

もちろん、とんぼがえりも覚えるが、威力はさほど期待できない。せいぜい撤退のついでに小突くぐらいに考えておくといい。

通常特性もかそくとなかなかに優秀なのも魅力。しかし、まともにアタッカーとして運用させたければ、早々に進化させるのが得策である。

ただ、進化系にメガヤンマが存在する関係上、リトルバトルではそれなりに活躍してくれるかもしれない。

しかし、リトルバトルで活躍させるのであれば、同タイプの未進化ポケモンの中でも突出した性能を持つストライクを使った方が圧倒的に良いが、タマゴ技で覚えるふきとばしで苦手な相手を退場させてしまえるなどの点では差別化は可能である。

命中率の高い技構成が中心であり、道具を見通せたところでどろぼうの威力はお察しであり、道具を見るためだけに1体を使い捨てにするという戦法は非効率のため「ふくがん」や「おみとおし」は採用したところで使い所が狭まる。

さいみんじゅつを覚えられるのはヤンヤンマの時だけで、げんしのちからの習得レベルよりも遅いため、進化させるタイミングに注意。この技を覚えるためかゆめくいも使える。どうやって食ってるんだ…?

いとをはくも覚えるが、元の素早さが高いのでわざわざ相手の素早さを下げる必要性はないので、習得する必要性は低い。それにしてもトンボが糸を吐くとはこれいかに…?イトトンボというトンボはいるのだが…。

素早いポケモンだけあって、第3世代までは倒すと素早さの努力値が2つも加算されたが、第4世代以降は+1に下方修正された。

ストーリー中での使用についてだが、大抵、手に入るのは中盤になって以降、実質的な進化レベルがげんしのちからを習得するLV.33(『LEGENDS』ではLV.34)である為、長く使い続けるのは苦しい。

ただし、『LEGENDS』では「紅蓮の湿地」と割と序盤で出現する為、団員ランク上げついでに鍛えるのもありか。

攻撃的な性質のため、エアスラッシュに気を付けて距離を取りながら捕獲することを勧める。

使用トレーナー

アニメ版

  • ヒロト(無印177話)
  • タクマ・イチロー(AG14話)
  • タイセイ(DP70話)
  • ムサシ
  • コロミ(新無印33話・図鑑のみ)

番外作品

ポケモンGO

第二世代ポケモン実装時に登場。レア度は低いが、ポケモンが増えた現在は種類に押されて見つけるのが難しい一匹。タイプにブーストのかかる雨や風の強い日を狙いたい。捕獲時は素早く画面内を飛び回るのでズバットと同じく無理にカーブボールを狙いに行かないほうがいい。また、元無進化ポケモンということもあって捕獲率が低めなのでズリの実は惜しまずに投下しよう。

メガヤンマに進化ができるが、「アメ100個かつシンオウの石が必要」と、進化までの道のりは困難な部類。

イベントによっては出現しやすくなることも考えられるので開かれるイベントは要チェック。

2019年9月下旬にカナダのイベントに合わせる形で、数日だけだが全世界で出現率が上がった。色違いも同時実装されている。

アニメ版

  • ヒロトのヤンヤンマ
    • 2000年12月14日放送の無印177話「はばたけヤンヤンマ! あしたのそらへ!!」(脚本:藤田伸三)ではヒロトのポケモンとして登場。ガラスを壊すという被害を出したために村人に疎まれただけでなく、ムコニャの氷をガラスと称する詐欺商売に利用されてしまうが、再びヒロトの下に戻ってからはガラスに被害を出さないようにソニックブームを放つことができるようになり、村人とも和解した。
  • DP編
    • 2008年5月22日放送のDP編80話「ヤンヤンマ! ゲット作戦!!」(脚本:大橋志吉)で主役回が与えられた。ポッチャマ(NN:チャッピー)をパートナーにしている新人トレーナーのタイセイ(CV:斎藤千和)とムコニャがヤンヤンマを巡って攻防を繰り広げるという内容であり、一匹目(メスの個体)はムサシが横取りする形でゲットし、タイセイは二匹目をゲットして終わった。

ムサシのヤンヤンマ

タイセイから横取りするという形でゲットされ、サカキに献上するが大量発生ですでに席が埋まっていた為、送り返されてそのままムサシの手持ち入りを果たす。性別は♀。

ムコニャは自分たちの戦力として使えとサカキが気遣ったと勘違いしていた事もあって大事にされ、「げんしのちから」を覚えていたためにすぐにメガヤンマに進化する(もとから覚えていたが、ムコニャはサカキが覚えさせたとこれまた勘違いした)。

その他

  • AG14話ではタクマ・イチローの手持ちで登場、新無印33話ではコロミのポケモン図鑑にヤンヤンマが登録されていた為に手持ちにしている可能性がある。
  • 「キャタピーに はねをつけたら ヤンヤンマ」というムコニャの迷川柳が登場しているが、実際にポケモン川柳として採用されたのは「ヤンヤンマ ゆびいっぽんで ゲットだぜ」である(AG編第70話より。「コロタン文庫192 ポケモン川柳全百科」(小学館・2004)P176にも収録された)。流石にキャタピーに羽をつけたところでヤンヤンマにはなれないが、ヤンヤンマほどの素早さをバタフリーが手にすればそれなりに採用率も上がる…はず。
DP50話
新無印32話・133話
劇場水の都の護神波導の勇者ディアルガVSパルキアVSダークライ幻影の覇者

漫画版

ポケットモンスターSPECIAL

3章に登場。セキエイ高原のポケモンリーグで出場選手から預かっていたモンスターボールが運搬の最中に開いてしまい、3匹が飛び出してしまう。しかもその内の1匹が赤ちゃんをかかえてしまうという事態に。

偶然通りがかったゴールドがモンスターボールとビリヤードのキューを用いてヤンヤンマ達の目を回し、ウーたろう(ウソッキー)が落ちてきた赤ちゃんを安全にキャッチして解決した。

関連タグ

ポケモン一覧 赤とんぼ

192キマワリ193ヤンヤンマ→194ウパー/パルデアのすがた

その他

仮面ライダーV3:トンボをモチーフにした特撮ヒーロー。偶然にも顔の配色(赤い顔・緑の目)が似通っている。

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編集内容:アニメ版編集