基礎データ
※プレッシャー: 自分が技を受けると、相手が使用した技のPP(攻撃可能回数)が2減るようになる。
※おみとおし: バトルに出した時、相手の持ち物が分かる。ダブル・トリプルバトルの場合、複数のポケモンの持ち物を見通せる。(XYから)
進化
ヨマワル → サマヨール(LV.37) → ヨノワール(「れいかいぬの」を持たせて通信交換(LEGENDSアルセウスでは使用))
概要
一つ目を持ったミイラの姿をしており、妖しげな手の動きと一つ目で相手を催眠状態にして操る能力を持つ。
身体の中身は空洞になっており、人魂が一つだけ燃えている。
口を開く事でブラックホールのようにあらゆる物を吸い込んでしまい、吸い込まれたものは二度と戻れなくなる。その後、どうなるかは謎。
『LEGENDSアルセウス』の図鑑説明によれば、包帯のような体構造をそのまんま包帯と形容しており、やはり、モチーフはミイラ男という事で間違いないだろう。なお、この頃から上記の能力についての噂が飛び交っていたようだが、この時代からエメラルドの時代に至るまで誰も確かめた事がないという。
なお、包帯の隙間を覗き込もうとしただけでもアウト判定になるとか。
名前の由来はそのまんま「彷徨う」+「夜」からだろう。
因みに3世代のみ手の指が4本になっており4世代以降は5本指になっている。
ドラクエで言うところのゾーマやデスピサロと同じような身体障害者に配慮した理由でのデザイン変更と思われる。
リメイクのORASではそのうちの1匹がヨノワールに進化している。
『LEGENDSアルセウス』ではオバケワラに出現。この時代のシンオウ=ヒスイ地方では本土にも生息していたようだ。
彼らの持つあくのはどうがイダイトウだんごの生成に必要との事で、ストーリー中で必ず一体捕獲しなければならない。
対戦面
HP | A | B | C | D | S | 合計値 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
サマヨール | 40 | 70 | 130 | 60 | 130 | 25 | 455 |
ヨノワール | 45 | 100 | 135 | 65 | 135 | 45 | 525 |
進化後比較 | +5 | +30 | +5 | +5 | +5 | +20 | +70 |
HPが低いものの防御・特防が高く非常に打たれ強い。素早さを極限まで削っているためエビワラーと同じ、マスキッパより1高いだけの種族値からは考えられないほどのポテンシャルを持つ。
初の高耐久ゴーストであり、ゴーストタイプ=妨害のイメージはここから始まったと言える。
第4世代では進化先にヨノワールが追加されたが、強化ポイントはほぼ不得意だった攻撃面がほとんどで耐久はほぼ据え置き。トリックルームの習得も追い風となった。
サマヨールが強いことに変わりないため対戦ではヨノワールとサマヨールを同時に起用する光景がしばしば見られた。
第5世代では「しんかのきせき」というアイテムのおかげでレジスチルやルギアを超える超防御力を手に入れてしまう(アイテムの恩恵は受けにくいが)。かなり低いHも「いたみわけ」と好相性であり、特性同様、相手にプレッシャーを掛けられる。
しかも素の段階で耐久は確保されているので「メンタルハーブ」を持たせるのも一考である。
カビゴン等よりも遅いためヨノワールを差し置いてトリックルーム発動要員として採用する意義が出てくるのだ。
元はジュペッタの対…もといライバルであったのだが、もはやジュペッタなど眼中にないと言わんばかりの暴挙である。
しかもポケモン剣盾ではジュペッタを差し置いて登場するという暴挙に出る始末。
ただし戦闘面においては同じタイプで「ちからをすいとる」を持つガラルサニーゴというライバルが現れた。
シングルではガラルサニーゴの方が圧倒的に使用率が高いが、ダブルではS25かつ高耐久でトリックルームを使うサマヨールの方がよく使われている。というかガラルサニーゴが使用率で落ち着く一方サマヨールはダイマックスの仕様が追い風になり需要が爆増、そしてダブル環境トップメタの一角に上り詰めた。ヨノワールは泣いていい。
ちなみにサマヨール、ガラルサニーゴ共々耐久ではかのエースバーンでさえも止められる。
もっと正確に言えばエースバーンはふいうちやそれを元にしたダイアーク、
またはシャドーボール、それを元にしたダイホロウ程度しか有効打が無い。
そして特性リベロでタイプが変わった隙におにびなり色々と仕掛けられるのだ。
更にシーズン6使用率上位10が禁止指定の憂き目に遭うなかサマヨールはダブル11位と密かにスルーし、相変わらずダブル最メジャーの一角を張っている。
しかし、ここに来てピッピが大躍進し、奇石の奪い合いが発生している。
通常環境でも強いが彼(彼女)がもっと強いレギュレーションがある。そう、「ゆびをふる」限定戦である。「ゆびをふる」で出る全ての技の内の多くを無効化できるゴーストタイプという優良タイプ、「しんかのきせき」による超耐久、ただでさえ実質16回でPP切れになる「ゆびをふる」のPPをゴリゴリ削る特性「プレッシャー」、これらが武器となってトップクラスの適性を誇るのである。
使用トレーナー
ゲーム版
アニメ版
漫画版
アニメ版
キミマロのサマヨール
仮面ファントムを名乗る少年「キミマロ」の手持ちとして登場。戦闘力はかなり高く、シュウのロゼリアを容易く倒し、サトシのピカチュウの攻撃を一度も喰らわず、一方的に攻めていた。
シダケタウンのコンテストにも参加し、ファイナルでハルカと対決。
圧倒的な強さで彼女のエネコを追い詰めるが、とどめの「はかいこうせん」を土壇場で完成させた「ふぶき」に押され、敗れた。
ジンダイのサマヨール
3回目のサトシとのバトルにて登場。サトシのリザードンに「くろいまなざし」で交代を封じたうえで「あやしいひかり」で混乱させ、「シャドーパンチ」で倒している。
続くフシギダネ相手にも上の技に「おにび」を加えて苦戦を強いさせるが、混乱が解けたフシギダネの「ソーラービーム」を食らって敗北した。
バトラーのサマヨール
劇場版「七夜の願い星」ではマジシャンのバトラーの手持ちとして登場。サイコキネシスでジラーチを拘束し、真実の目を開かせた。
ロケット団のサマヨール
新無印16話のロケット・ガチャットでは2つともサマヨールが排出されたが、元トレーナーに裏切られて傷心するもサトシの言葉に心を打たれ彼と力を合わせたゲンガーに撃退された。