クモライオン

くもらいおん

クモライオンとは、蜘蛛の素早さとライオンの体力を併せ持つゲルショッカーの改造人間の名称である。

「無駄なことだ、ゲルショッカーの死亡リストに載ったからには死ぬのだ!このクモライオンの手でな!!」

「ライオンの体力とクモの能力を併せ持つクモライオン!暗殺リストにはないが、貴様も片づけてやる!」

概要

『仮面ライダー』第87話「ゲルショッカー死の配達人!」に登場する

顔が左右対称で、右半分はクモの複眼が露出しており（見方によっては内臓にも見える）、ゲルショッカーの怪人の中でも屈指のグロテスクなデザインとなっている。

ブラック将軍立案の3人の日本各界の著名人を暗殺した後に組織のロボットを送り込む「T3号計画」の遂行を使命とする。

また、仮面ライダー・本郷猛の抹殺の任務も受け持つ。鳴き声は「クモォーラァー」

記事冒頭二段目のセリフの通りライオンの体力と蜘蛛の能力を併せ持ち、

左手のライオンの爪や瞬間移動の他に口から吐き出す鋼鉄並みの強度を誇る蜘蛛の糸を対象の首に巻き付けて絞殺する。

作戦のデモンストレーションとして日本産業協会会長の細谷勉氏に配下の死の配達人を派遣して殺害の予告状(死亡通知書)を届けさせると抹殺。

その後、ゲルショッカー首領から作戦実行の許可を受けた事で本格的に活動を開始し、まず手始めに日本科学アカデミー協会会長の青野清氏を襲撃する。

事件の詳細を知り、青野氏の護衛を担当する本郷達の目を欺くと青野氏を殺害することに成功。次のターゲットとしておやっさんに予告状を送り付ける。

おやっさんたちの警護にあたる本郷と滝和也だったが、実は真の狙いはおやっさんではなく本郷猛その人であり、油断して本郷は死の配達人を追跡中にまんまと罠に嵌り、配達人ごとクモライオンに捕まってしまう。

ゲルショッカーの「第13処刑室」にてライダーの処刑が執り行われるが、あっさりとライダーは罠から脱出してしまったため(床と天井の針をへし折った)処刑に失敗してしまい、最後は『ライダーフライングチョップ』を受け爆死した。

その後、最終回においてヒルカメレオンが生き返らせた再生怪人軍団の1人として登場し、イノカブトン、ガラオックス、サボテンバットと共に、追跡していた滝和也を捕えるがその後の行方は不明。

バダンが復活させた再生ゲルショッカーの怪人として登場。他のゲルショッカー怪人と共に2号やZX、滝やSPIRITSに襲い掛かった。

クモライオンの口から吐く蜘蛛の糸に使われたのはスズランテープである。

「T3号計画」は偽物のロボットを送り込む作戦とのことだが、劇中実際に送り込んだ描写はない。暗黒結社ゴルゴムとかなら実際にやっただろうが。

声を演じた辻村氏は第57話、昭和ライダー第5作第12話でもクモモチーフの怪人の声を演じ、後者においてはライオンモチーフの怪人の声も演じている。