あなたも自然の問題に、主人公達と共に、解決に挑みませんか?
はじめに
本記事は萩原豊氏とのやり取りを得た上で氏の意見を尊重して編集したものであり、加えて考察等は編集者の主観が大きく介入している点に注意されたし。
また、作品は不定期で更新され続けている為編集が本編の情報に追いついていない場合がある点にも注意されたし。
概要
萩原豊氏が気まぐれで不定期に投稿しているオリジナルのミステリー小説シリーズ。
混虫シリーズの内容は萩原豊氏のオリジナルとなっているが、リスペクトした人物や作品が多数ある。詳細は本シリーズのあらすじを参照されたし。
内容は虫のみならず、人々の日常や自然、中にはスポーツカーを始めとした自動車などに関するごく普通のもの。
シリーズの説明欄には『私の頭の中に勝手に浮かんだ世界をそのまま書き溜めしたのを気まぐれでぶん投げてるだけの作品です。自分でもこの先どうなるのかわかりません。』『三十章未満であれば、ネタバレ等公開していただいても結構です。各話に章と振っていますが、五十章までは序章みたいなものですので。』との記載がある為、恐らく今後も完結しないかなり長編の作品になるものと思われる。
本シリーズについて
本文は自然を題材としたまるでエッセイのようなかなり現実的な内容、本来作品の概要を書く場所であるキャプションには詩的な一句、もしくはたった一言。それに続いて登場人物の紹介と前作のあとがきが書かれている。各章にはまるで国語の問題のようなアンケート欄があるという常識に縛られないかなり独特なスタイルで書かれており、pixivのみならずよく言われる小説らしからぬ作品となっている。
各章のタイトルは混虫 第○章 ○○(サブタイトル)となっていたが突如変更され、現在は第○章 ○○(サブタイトル)となっており、各章のタイトルから混虫が削除された。
また、いつの間にやらシリーズのタグに愛が追加されていた。
内容は妙に現実的で複雑なかつ主人公の口調が安定しない(後に理由が判明する)為、ハッキリ言うと長くてめんどくさくてやや難読なものとなっている。
シリーズの総閲覧数はそれほど多くはなく人気作品とは言えないが、内容が訴えかけてくるメッセージ性はかなり強く、放虫問題や汚染問題、その他あらゆる現代社会における問題に対し、深く考えさせられるものがある。刺さる人には刺さる、というものか。
常に変化し続ける社会の問題、恐らくそれらも含めてミステリーなのだろう。
また、あらゆる所に伏線が散りばめられており、読み進めていくと伏線回収のオンパレードとなっていく。かなり後になってから回収される伏線もあるため、怪しい部分はチェックしておこう。
内容こそ現実的なものの、第一章からいきなりSOUL'd OUTのCOZMIC TRAVELの一節から始まる、キャプションが明らかにパプリカ(アニメ)を意識している等、他作品のオマージュらしき内容も見られる。
また、シリアスな内容でありながら時折人々の触れ合いではほっこりするような内容も見られる。
表紙について
シリーズ表紙は混虫の文字、赤黒い背景、コクワガタらしきクワガタにはこちらを見つめる人間のような目、人間の手のような脚、中脚のフセツ部分には刃物という、まるでホラーのようなおどろおどろしいものとなっているが、『カオスですがホラーじゃないですよ。』とのこと。本作の内容は自然やそれらに関する問題、人々の触れ合いを描いたものであり、実際ホラー小説ではない。
イラストとして投稿された表紙の説明欄には『リアルなタッチで描き下ろすことも考えた』 『あまりにもおどろおどろしいものになってしまったので敢えて稚拙さを残したドット絵にしてます』とある。(お願いだからそのままドット絵にしておいて欲しい)
これはイラストとして投稿された混虫 シリーズ表紙の説明欄曰く『赤黒い部分は人間が自然を一方的に淘汰した様、緑色の部分は生き物達はそれでも自分達の領域を守っている様を表しています。赤黒い部分より遥かに少ないですね…』等、メッセージ性を込めた結果の産物であると思われる。詳しくは氏の投稿したイラスト混虫 シリーズ表紙の説明欄を参照されたし。念の為閲覧注意。
また、イラスト混虫 第二章 表紙の説明欄には『シリーズ表紙はちょっとやり過ぎちゃった感があるので、こちらに差し替えることも考えています。』と書かれており、今後差し替えられる可能性がある。
また、各章の表紙は全て、萩原豊氏が直々に描き下ろした(本人がTwitterにて明言)ドット絵となっている。イラストの描かれていないものは、グレーのふちどり、白の背景、そして黒の混虫の文字のみが描かれている。
また、よく見ると混の氵部分のごく一部に赤黒い部分が残っている。これが意図されたものなのか、単なる編集ミスなのかは不明。こちらもイラスト混虫 仮表紙として投稿されている。
アンケート欄について
全ての作品には必ず国語の問題のようなアンケートが設定されている。この理由は第十三章のあとがきにて萩原豊氏が言及しており、『本来の用途とは異なりますが、丁度使いやすいので入れてみてます。理由は、観る人によってどのように受け取ることが出来るかが気になるからです。あと、「自分で考える」ということ忘れないで欲しい。』とのこと。純粋に反応を見たいのに加えて自分でものごとを考えることを忘れないで欲しいという氏の意向ということだろうか。
序盤の登場人物
- 主人公
謎の多い人物。初期から判明しているのは、身長は普通で細身、黒髪であること、生き物が好きな一般人、一人称が自分ということのみである。
- 先輩
主人公のもとに謎のクワガタを連れてきた人物。元自衛官であること、筋肉質でありながらやや太った体型であること、短い茶髪であること、明るい性格であることが判明している。
- 友人
よく主人公のもとへ遊びにくる人物。小柄な体型をしており、やや長い茶髪をバンドで纏めていること、リトラクタブルヘッドライトの白いミッドシップスポーツカーに乗っていることが判明している。
本作の執筆者
キャラが濃すぎて一つの記事になってしまいそうなので、ここでは要点のみを解説する。
- 氏のプロフィール欄曰く『少々気が触れているので、理解不能なものを作る事があります。』とのこと。
- ドット絵を始めとしたイラストの投稿も頻繁に行っているが、こちらは昆虫や自然とは関係ないものが多く、銃や刀剣等の武器、氏のプロフィール覧に書かれているように理解不能なもの、一部はネットミーム等の作品が大半を占めている。表紙がドット絵で描かれているのは、恐らくこれらの作品の応用をした為かと思われる。
- 環境調査団体らしき団体に所属しており、支部長兼調査員を勤めている。実際に昆虫や蛇を始めとした様々な生き物を飼育しており愛車もスポーツカーである他、交友関係も良好な様子。作品の描写がやたらと現実的なのはこの為か。
- イラストのブックマークにはヘカーティア・ラピスラズリが割合として多くちらほら見られる。また、その他東方Projectの二次創作やジョジョパロも見られる。昆虫に関する小説を書いているが、何故かブックマークに昆虫が関わる要素はほとんどない。これに対し第二十五章のあとがきにて氏が言及。『ブックマークに虫や生き物に関するものが少ないのは、ぶっちゃけ本物を愛でているのが幸せだからです。』『へカーティア・ラピスラズリはめちゃくちゃ好きですね。圧倒的強者でありながら、奇抜なのにシンプルかつ小綺麗にまとまっている。』とのこと。
- 東方Projectのファンかと思いきや、Twitterにて『東方が好きと言うよりは、神主のセンスが好きです。』と発言しており、またツイートの内容からZUN氏のみならずプロ、アマチュア問わず多くのクリエイター達に対して敬意を払っている様子。
- 氏のTwitterでは、萩原豊氏自身と思われる人物の写真も見られる。東方Projectに登場するヘカーティア・ラピスラズリの着るTシャツ所謂ヘカTを好んで着ている様子で、挙げ句の果てにはそれを着たままひらがなで『がんだむ』と書かれた段ボール箱を頭にかぶって気に入っているなどやはり(少々気の触れた)独特の感性を持った人物であることがうかがえる。作品が常識に縛られないスタンスなのは作者が常識に縛られない人物だからだろうか。
余談
- 本作には本作のタグ混虫に加え、必ず「自然」「人間」のタグが作品カテゴリー用に含まれている。
- 平沢進、SOUL'd OUT、パプリカ(アニメ)、稀に東方Project等のオマージュと思われる内容がちらほらと見受けられる。萩原豊氏はTwitterにて『主人公達は物凄く大変そうだけど、作中の世界は私にとってはユートピアのパロディ。』と発言している。
- 本記事は作者である萩原豊氏本人によって立ち上げられたことから、自作自演として一度白紙化されている。その後は有志の読者による編集により、『第三者視点の公共性のある内容』となっている。自ら記事を立ち上げた理由は「単純にタグにカーソルをあわせても何も出ないのが寂しいなー」という気持ちからであったとのこと。氏はローカルルールを知らなかったようで、『確認不足だった自分が悪い。申し訳ない。』コメントでは『ローカルルールの理解が追いついていなかったことに関しまして、全ての閲覧者並びクリエイターの皆様に改めてお詫び申し上げます。自分でも理解が追いついていない範囲が大きいため、百科事典に関しては余程理不尽なことがない限り私が手を加えることは今後無いと思います。』とのこと。
- イラストとして投稿されている 混虫 ボツ表紙 の説明欄にて『もし記事を書いてもらえるとしたら、シリーズ表紙じゃなくて仮表紙やボツ表紙など、投稿してる他の表紙を設定して欲しいです。シリーズ表紙は我ながらあまりにもエグいので。あと私や作品に関しては好き放題言ってもらって結構です。自分というものは客観的に見なければ解らないものですから。』とあり、コメント欄でのやりとりでは『是非ともお願いいたします。私や作品については、第三者がみて不快にならない程度にもう好き放題ジャンジャンバリバリ書いちゃってください。』と発言している為、本人の希望を尊重し画像は仮表紙を設定し、記事の内容は中傷及び批判とならない程度に自由に記載している。
- 第二十五章のあとがきにて氏は『正直、私自身のキャラが濃すぎることは自負しております。多分、記事内における執筆者の項目内容がそのうち項目だけでは収まりきらないというか、無駄な情報が多すぎることになってしまいうるかも知れません。もし、その様にして記事を圧迫してしまうような場合は、私個人に対する記事を作って記事を分割していただいても結構です。無駄な情報を分け、記事の内容を簡略化する事で読みやすくなりますから。私に関する情報はバンバンガンガン言ってもらって結構です。特に隠すこともありませんから。』と述べていることから、本記事の項目は今後別記事に分割されるかもしれない。
- 同章のあとがきにて氏は本記事に対して言及しており、『時折各章のアンケートや百科事典の記事の方をニヤニヤしながら見てます。へぇ、そういう考察をしているのかぁって。やっぱり自分以外の人間の反応や考え方を観るって面白いですね。』『確かに本作は考察のしがいがあるとは思いますよ。面白いかどうかはさておき。』『余談が長くなっちゃいましたが、そういうことです。自分も執筆頑張るので、みなさんも記事の編集頑張ってくださいね。あと、ありがとうございます。』とのこと。こちらこそありがどうございます。
- 同じく同章のあとがきにて『本シリーズは自然を題材にしておきながら車の描写が結構出て来るんですが、勿論理由があります。私は、車はある種の生き物のような存在なんじゃないかなって思っています。どの車でもそうなんですが、特にスポーツカーというかフラッグシップカーというものにはメーカーの「魂」がこもっていると思うんですよ。メーカーやそれに携わる人々の思考、努力、魂。それが籠っているのが車なんです。なので、今後も車の描写が出てきます。色々考察してみてください。シリーズタグに車を入れるべきか悩み、結果として入れました。』と述べている。
- 第二十六章のあとがきの余談にて、『本シリーズはそのうち漫画版を作ろうかと思っています。理由は単純で、情報量がゴテゴテし過ぎて解りづらい為、自分でも整頓したいからです。』とのことで、漫画版が企画されている模様。その後第二十七章のあとがきにて氏は『漫画版はいずれリリースします。どれだけ後になるかはわかりません。』と述べており、発表期間は未定だがしっかりと企画されている模様。
- 同章のあとがきの余談にて、本作の第一章の英語版が執筆されたことが判明した。しかし萩原豊氏曰く『なんか自分がやりたい事と違うなぁって思って英語版辞めました。』とのことで本作の英語版はボツになった様子。ちなみに英語版のタイトルはBUGBUGらしい。
- 第二十七章のあとがきにて『漫画版の前に本シリーズのリマスター版を作ろうかと思っています。本作は正直言って難解過ぎるので、もう少し纏められないものかと思いまして。ある意味、自分自身の考えを整頓するという役割もありますね。こちらは本シリーズがある程度のラインまで進んだら創る予定です。まだまだ先になりますよー。』と述べており、漫画版の前に本作のリマスター版をリリースすることが明らかになった。どのようにリマスターされるのかは現状不明。
- 同章のあとがきにて氏は各章から混虫を削除したことに対して言及しており、『シリーズ全体をマイナーチェンジしました。タイトルから混虫をとっぱらってます。シリーズなのでそんなんタイトルに書かんでも解っとるがな、というのもあるのですが、別に大して虫と関係ない内容も増えてきますので。本シリーズの重要なポイントは自然、動物、人間です。ただ、私は人間も所詮、生き物の一つに過ぎないと思っています。』と述べている。
人物名とネタバレ及び考察
※本項目では、混虫シリーズの内容のネタバレを含みます。
本項目は、執筆者に許可を得て記載しています。
※編集者の主観的考察であり、実際の設定ではない点に注意されたし。
キャラクター情報は部分的に混虫 人物名鑑から引用しています。
赤を示した信号機 無視して進んだその先は 崩壊寸前ベルリンの壁
第二十章の描写、およびあとがきにて『ケータイはスマートフォンが主体になりつつある頃、時代がおおむね明らかになりましたね。平成時代が舞台なのは確実です。』とあり、作中の舞台が平成時代であることが明らかになった。
主人公の住む土地は明確になっていなかったが、第二十三章のあとがきにて萩原豊氏が言及。『住んでいる場所は九州にある架空の地です。この世界には、宮崎県と鹿児島県の間に架空の県があります。地形も現実のものとは異なります。地名は・・・秘密です。』とのことで、九州にある架空の県であることが明らかになった。
主人公のみならず登場する各キャラクターにはモチーフとなった昆虫が存在する。
また、本作には主人公が複数おり、章によって視点が唐突に別の主人公に切り替わることがある。
以下、主人公達とその考察
- 木花咲耶(このはなやさくや)
性別:???
年齢:24歳
精神年齢:46歳
身長:160cm
性格:慈悲深く穏やかで凛としている
声:優しく透んでおり穏やか
一人称:自分
頭髪:肩ほどの長さの黒髪→黒髪のポニーテール
目の色:澄んだ黒
客観的外観:???
職業:模型店→運送業→研師
研師名:木花 咲耶(むーほあ しゃおゆぇ)
本名:???
キャラ昆虫モチーフ:ホペイオオクワガタ
搭乗車両モチーフ:マツダ ロードスターRS 2005年
出身:中国 北京市
在住:日本 ???
第一章からの主人公で、現在は研ぎ師をしている。中国の北京生まれ。現在は黒髪のポニーテールをしており、一人称は自分だがナレーターの際には私になる。他の主人公はナレーターでも一人称が変わらないことから何か意味があるのかもしれない。
フルネームの漢字や作中の描写から、名前の元ネタはおそらく東方Projectの十六夜咲夜ではなく日本神話の木花咲耶姫かと思われる。
先輩が持ってきた謎のコクワガタを起点に、本格的に昆虫の研究を始めた。
第五章にて歩行に杖が必要な程度に足が他人より不自由であることが明らかになっているが、具体的にどこがどのように不自由なのかは明らかになっていない。また、普通に車を運転していることからそこまで重篤なものではないと思われる。
不自由だがある程度使えるという点からクワガタムシのフセツ麻痺に掛けている可能性もある。
中国出身なのは、恐らくオオクワガタの原名亜種ホペイオオクワガタに掛けていると考察できる。
努力家故に努力を蔑ろにされることが嫌な様子で、幼少期に自身を天才と紹介したテレビを『下水道』と揶揄する程非常に嫌っている。その為か、名前で呼ばれる事も嫌なようだ。第十八章内にてカナデから『さっちゃん』と呼ばれているが一度のみである。それ以降他の呼び方は川上吾郎が『木花君』と言っている他登場していない。
以降、カナデとアイツに対しては名前で呼ぶことを許している。アイツが誰のことを指しているのかは不明であったがテツヤから『サクヤ』と呼ばれても拒否していないことから、恐らくアイツはテツヤのことを指していると思われる。
口調が中性的かつ不安定だが、恐らく日本語が本来の母国語では無いからではないかと考察できる。
研ぎ師として使う漢字は同じだが読み方が異なるもう一つの名前があり、木花咲耶(むーほあ しゃおゆぇ)となっている。
空手二段、剣道三段と武闘派だが力が強いと言うよりも身体の使い方が上手い 柔軟に物事を処理するタイプとのこと。
かつて運送業者で勤務していたことと模型店で勤務していたことが明らかになっており、第二十七章では三丁のエアーソフトガンをあっさりとメンテナンスしており、現在の職業は研師であることから手先も器用な様子。
第十四章のキャプションにて実は射撃がかなり上手い。第六章のあとがきにはめっちゃ料理上手です。とあり、第九章では四輪自動車の操作に関しても言及していることから、恐らく持っている知識や能力は非常に多岐にわたるものと思われる。
四輪自動車が趣味らしく、愛車にはかなり手を掛けている模様。
第十九章のあとがきにて『ほとんど感情を表に出しませんが、人や動物を物凄く大事にしています。今で言うところのツンデレ及びクーデレです。』とあり、あまり表情を出さないが心優しい人物のようだ。
『非常に慈悲深く優しい人です。昆虫でさえ一匹一匹丁寧に弔います。』『虫一匹殺せないような優しい人です。びっくりするくらい優しい。』などと書かれてあり、非常に慈悲深く優しい人物であることが明確になっているが、序盤からの主人公でありながら未だに謎が多い人物。
第二十五章にて、唐突にフルネームの漢字が明らかになった。
- 竹内カナデ(たけうちかなで)
性別:女
年齢:24歳
精神年齢:18歳
身長:160cm
性格:明るく柔らかで思い立ったら即行動する
一人称:僕
声:明るいはつらつとした声だが張ってはおらず優しい
頭髪:ブロンドのロングヘア
目の色:澄んだ青色
客観的外観:太陽のような絶世の美女
職業:フリーター→狩人→???
本名:???
キャラ昆虫モチーフ:グラントシロカブト
搭乗車両モチーフ:スバル インプレッサWRX STI 2005年
出身:アメリカ アリゾナ州
在住:日本 ???
北海道で狩人をしていた、もう一人の主人公。童話で黒鬼と語られる人喰い熊を討伐したものの、その際左腕に重傷を負ってしまい現在は狩人を引退している。
柔道二段とサクヤ同様武闘派だが、こちらは真っ直ぐ行ってぶっ飛ばすタイプとのこと。第十九章にて、既に両親を亡くしていることが判明した。また、同章にて『じゃあそういう訳で!夏のうちにそっち行くから、バーイ!』と北海道からサクヤの住む九州に行く類の発言しており、その後車でサクヤの元へと移動している。サクヤも『彼女の行動力は滅茶苦茶過ぎる。一体何を食べて育ったらあのような人物が生まれるのだろうか・・・』と述べていることから行動力が凄まじい人物であることがうかがえる。
かつてはお嬢様だったらしく、父親のコネクトを利用するなどそれらしい行動も見せる。
サクヤ同様口調が安定しないこと、ブロンドヘアーであること、電話の際『ハロー?』『 バーイ!』と言ったり、両親のことを『ダディ』『マミィ』と呼ぶことや、第十八章のアンケート欄にカナデの両親は何処の国の人でしょうかと記載されていることから英語圏の生まれもしくはハーフなどではないかと考察されていたが、人物名鑑にてアメリカのアリゾナ州出身であることが明らかになった。
第十九章のあとがきにて『懐いた人にはとことん懐く性格です。デレデレします。』とあり、非常に素直で人懐っこい人物であることが判明している。
第十六章のあとがきにて『獲物を確実に一発で仕留める凄腕ハンターです。弾はスラグ弾しか使いません。』とあり、射撃(少なくとも作中の描写では水平二連式ショットガン)に関してはかなり高い能力を持っていることが明確になっている。
また、サクヤが仕上げたグルカナイフを非常に気に入っている様子である。
又、サクヤ曰く『化物といっても過言でもない熊より、あいつの方がよっぽど化物じみている。』『あんた昔からタフだけど、いくらなんでも規模が違いすぎるのよ。』とのことで、幼少期から現在にかけてもかなりタフな女性であることがうかがえる。
- 山茂 鉄也(やましげ てつや)
性別:男
年齢:24歳
精神年齢:19歳
身長:157cm
性格:抜けていて大人しく明るい
声:やや高めで若々しいがやんちゃでは無い
一人称:俺
目の色:暗い茶色
頭髪:肩ほどの長さの茶髪をバンドで留めている
客観的外観:やや小柄で顔立ちの整った男性
職業:???
キャラ昆虫モチーフ:ノコギリクワガタ(小歯型)
搭乗車両モチーフ:ホンダ NSX 1992年→ダイハツコペン 2002年
出身:日本 ???
在住:日本 ???
よくサクヤのもとへ遊びにくる友人。小柄な体型をしており、やや長い茶髪をバンドで纏めている。
第三章のあとがきに『リトラのミッドシップスポーツカーって、庶民的じゃないですよね。しかも旧い。作中の友人はどんな仕事をしているのでしょうか。』『作中の友人はめちゃくちゃ頭が良いのに抜けてる所が多々あります。賢いのにバカです。一瞬で物事を理解出来るのに、それを有効活用出来ないタイプです。』とあり、金銭的に余裕のある可能性があることと、サクヤが『もしかしたら、彼はいわゆる愛すべきアホの子というやつかもしれない。』『この友人は頭が良いのか、アホなのか解らない。』と述べていること、第二十章ではスマートの意味を間違えて覚えていたり、唐突にサクヤの元へ来たにもかかわらず『あれ、俺何しに来たんだっけ?』と発言していたり、第二十二章ではゲームの序盤のステージをクリアしたことをタイトルそのものをクリアしたと間違える等、頭の回転は早いが抜けている部分がかなり大きい人物であることが明確になっている。
作中で彼が登場する時は、ほっこりするような場面になることが多い。
「ゴミの山」から錆びた銃剣を発見しサクヤの元へ持ってくる、物にほとんど興味を示さないのに携帯電話をスマートフォンに買い替えている、第二十一章にて急に昆虫に興味を示し始める、初期から登場しているにもかかわらず第二十三章にて唐突に名前が判明する等、主人公たちに並び謎の多い人物である。そしてとうとう第二十九章では主人公となりフルネームの漢字が明らかになった。
- 第二十一章のサブタイトルは新参。キャプションは興味本位で沼に入ると 抜け出すことはできないとなっており、近いうちに新たな主人公が登場する可能性がある思われていたが、第二十九章で唐突にテツヤが主人公に加わった。
- 第二十九章の後、突然番外編としてキャラクターの情報が表記された混虫 人物名鑑が投稿された。内容はキャラクターの身長や性格や所有する車のモチーフ、さらにはキャラクターの要素を取り入れた他作品のキャラクターなどが記載されている。
こちらも『生きている作品内人物名鑑です。』と言われており、内容も五行思想における属性や各キャラクターの能力を数値化して表現してあり、常識に縛られないかなり独特なスタイルとなっている。
- その他キャラクターに関する詳細情報は小説として投稿された混虫 人物名鑑を参照されたし。