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中京競馬場の編集履歴

2023-10-15 10:24:08 バージョン

中京競馬場

ちゅうきょうけいばじょう

愛知県豊明市にある競馬場。

メイン画像のキャラクターは『ウマ娘プリティーダービー』のキングヘイロー(ウマ娘)カレンチャン(ウマ娘)

二人のモチーフ馬は、同競馬場開催のGⅠ高松宮記念を制している。


概要

愛知県豊明市に所在。

近辺が戦国時代桶狭間の戦いの戦地であった事から、一部のファンが「桶狭間」と呼ぶ場合もある。

現在はJRA競馬のみが実施されているが、地方競馬の愛知県競馬組合の競馬場でもある。

ただし2001年を最後に競馬開催は休止され現在は場外発売のみ実施。


コースは2012年に全面改修。

コースは1周1,705.9m、直線412.5m、高低差3.5m(Aコース使用時)。

ダートコースは1周1,530m、直線410.7m、高低差3.4m。

いずれも左回りで、最後の直線に勾配が設けられている。


栗東トレーニングセンターができるまで厩舎地区が存在していた。

また内馬場の一部がミニ遊園地となっており、公園エリアとして平日でも無料利用が可能。


重賞競走のグレード制が導入された当初JRAの主要4競馬場(東京競馬場中山競馬場京都競馬場阪神競馬場)以外で、唯一GⅡ競走高松宮杯(現・高松宮記念)が設定。

一部からは「準中央」とも揶揄されていた。

その後1996年に高松宮杯のグレード昇格によって上記4競馬場以外でのGⅠ競走が設定。

さらに2014年にはチャンピオンズカップが中京競馬場開催のGI競争として新しく設定されている。


運営会社

JRAの競馬場では唯一、名古屋競馬株式会社という民間企業(第三セクター)が施設を保有。

また当社は法人馬主として中央競馬に馬主登録を行い、競走馬を所有している

冠名は名古屋競馬から2文字を取った「メイケイ」で、かつては緑の芝から「グリーン」という冠名も使用していた。


主な活躍馬


アクセス

名古屋鉄道名古屋本線中京競馬場前駅

徒歩約10分で、駅からは屋根付きの遊歩道が設置されている。


主な競走

GⅠ

競走名施行時期距離出走条件1着本賞金備考
高松宮記念3月下旬芝12004歳以上1億3000万
チャンピオンズカップ12月上旬ダート18003歳以上1億ジャパン・オータムインターナショナル

GⅡ

競走名施行時期距離出走条件1着本賞金備考
東海テレビ杯東海ステークス1月下旬ダート18004歳以上5500万2020年は京都で実施
金鯱賞3月上旬芝20004歳以上6200万

GⅢ

競走名施行時期距離出走条件1着本賞金備考
農林水産省賞典愛知杯1月下旬芝20004歳以上3600万2020年は小倉で実施
中日スポーツ賞ファルコンステークス3月中旬芝14003歳3800万
CBC賞6月下旬芝12003歳以上3900万サマースプリントシリーズ 2020年は阪神、2021年・2022年は小倉で実施
プロキオンステークス7月上旬ダート14003歳以上3600万2020年は阪神、2021年・2022年は小倉(ダート1700)で実施
トヨタ賞中京記念7月下旬芝16003歳以上3900万サマーマイルシリーズ 2020年は阪神、2021年・2022年は小倉(芝1800)で実施
中日新聞杯12月上旬芝20003歳以上4100万

※2020年11月以降の京都競馬場改修工事に伴い、当該時期より2022年度まで中京競馬場で振替開催される重賞競走

GⅡ

競走名施行時期距離出走条件1着本賞金備考
日経新春杯1月中旬芝外24004歳以上5700万通年は京都
京都新聞杯5月上旬芝外22003歳5400万通年は京都
京都ハイジャンプ5月中旬障害39304歳以上4100万通年は京都
産経賞セントウルステークス9月上旬芝12003歳以上5900万サマースプリントシリーズ 通年は阪神
関西テレビ放送賞ローズステークス(秋華賞トライアル)9月中旬芝外18003歳牝5200万通年は阪神
神戸新聞杯(菊花賞トライアル)9月下旬芝外24003歳5400万通年は阪神

GⅢ

競走名施行時期距離出走条件1着本賞金備考
スポーツニッポン賞京都金杯1月5日芝外16004歳以上4100万通年は京都
日刊スポーツ賞シンザン記念1月上旬芝外16003歳3800万通年は京都
シルクロードステークス1月下旬芝12004歳以上3900万通年は京都
きさらぎ賞(NHK賞)2月上旬芝外18003歳3800万通年は京都
平安ステークス5月中旬ダート19004歳以上3600万通年は京都
農林水産省賞典鳴尾記念6月上旬芝20003歳以上4100万通年は阪神
阪神ジャンプステークス9月中旬障害31403歳以上2900万通年は阪神
シリウスステークス9月下旬ダート20003歳以上3600万通年は阪神

名鉄との関係

場内には名鉄7000系(パノラマカー)が3両(モ7027・モ7092・モ7028)静態保存されている。

中間車のモ7092は飲食施設として利用されていた時期があり、残りの2両は車内見学も可能。

現在は外装に白帯が入れられているが、現役時に改装された事はない。

場外発売日には、入場客がミュージックホーンを鳴らす事も可能。


当競馬場の名物競走として「名鉄杯」がある。

重賞でなくリステッド競走ではあるが、ミュージックホーンをアレンジした専用ファンファーレが生演奏されるという異例の扱いである。

またグリーンチャンネルの中継画面や競馬場内のターフビジョンでは、ファンファーレに合わせて、7000系初代パノラマカーと1000系「パノラマsuper」のCG映像が流れる。

なお2020年は番組編成の関係でリステッド競走から外された。

また無観客開催だったためファンファーレの生演奏は取りやめとなったが、予め録音されたミュージックホーンファンファーレが流された。


余談だが、パノラマカーが保存してある一帯の広場の名前は「サイレンススズカ広場」である。


その他

12月開催の最終日の最終レースは「尾張特別」(年によっては「尾張ステークス」)となっている。競馬場所在地の旧国名である「尾張」と「今年の終わり」のダブルミーニングであることは言うまでもない。


ファンファーレは基本的に小倉競馬場と同じものが使用される。

京都競馬場または阪神競馬場が改修工事等の関係で芝コースを保護する必要がある場合は、中京競馬場が代替扱いで主場となり、時期によっては小倉競馬場と同時開催になることがある。

この場合小倉競馬場との同時開催に考慮して、主場の中京競馬場で京都・阪神用のファンファーレが使用される。


2001年までは愛知県競馬組合による地方競馬(公営中京などと称されていた)が開催。

1996年に盛岡競馬場に芝コースができるまで地方競馬としては唯一の芝コースによる競走が実施されており、過去に地方競馬も開催されていたその他のJRA競馬場が利用される場合はダートコースのみの使用であった。

ちなみに有名なオグリキャップ号も地方の笠松競馬場所属時代に中京競馬場の芝コース競走に出走(1着)したことがある。


関連項目

競馬場 競馬 JRA

愛知県 豊明市


名古屋競馬場

2022年春に名古屋市から弥富市に移転となった地方競馬場。

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