雷神

らいじん

雷を司る神様。またそれをモチーフにしたキャラクター。

雷神とは

異名として「雷神」を持つ者はここでは省略する。

神様の方の雷神

雷を司る神様。

ヘソを取るという変わった趣味の持ち主。

容姿については俵屋宗達の風神雷神図のものが有名。

宗達の絵でもそうだが、雷神が出るほとんどの作品では風神も出る。

もしかしたら雷神単体で出る作品は無いかもしれない。

「両手に持ったバチで、後ろの太鼓を鳴らすことで雷を起こしている」とされる。

実際に会った人間はいないだろうから正確な性別は不明（菅原道真が死して神となった姿という説があるので風雷神図含め男性として描かれる事が多い）だが、最近の作品では女性として描かれる事が多い気がする。

あるいはこっちかも。

また、外国での「雷神」と言えばトールが有名。

こちらは妻を娶っているので男性である。

『山海経』「海内東経」での雷神は、人頭竜身である。

詳細についてこちらの記事を参照。

雷神の多くに「豊穣神」の権能が備わっていることが多い。

一見すると、天を征く雷神に大地の恵みを与える力が備わるのは矛盾しているようにも見える。

しかし、雷は雨雲を伴って雨風を起こし、大地に潤いを与えると共に、落雷による土質改善によって更なる実りを約束してくれる側面を表している。

実際に落雷を受けた土地からは、土中の有機物が窒素・リン・硫黄などの化合物に変化しており、これらは植物を育成する上で必要な肥料になる。

日本で雷を「稲妻」と呼ぶのは、落雷を受けた田畑がより豊かに実ったことを知って、「雷は稲の妻だ」という意味を込めたからである。

……となると、「雷神≒女性」という形式も、あながち変な解釈でもないのかもしれない。

雷＝天候を司る神であるためか、主神あるいはそれに次ぐ高位の神として扱われる事が多い。

一部風神雷神も参考の事