概要
『ポケットモンスター Let's Go! イーブイ』にて、冒険の最初に手に入れる主人公の相棒を務める個体のイーブイ。
本作からイーブイの鳴き声が声優によるボイスになっている(担当声優はアニポケのアイリス役でお馴染みの悠木碧)。これはピカチュウ役の大谷育江に引き続き、2回目の事例であり、次作の『ソード・シールド』でもボイスが継続されている。
第1世代『ピカチュウバージョン』をベースにしているため、パートナーのイーブイは進化をさせることは出来ないが、服の着せ替えと前髪チェンジができる。また、新たにメスのイーブイは尻尾の模様がハートマークになっている(この特徴は『ソード・シールド』以降の作品にも採用されている)。
なお、『Let's Go!ピカチュウ』バージョン同様に野生のイーブイは冒険のかなり後半に訪れるポケモンロード(サイクリングロード)に出現する。シャワーズ・サンダース・ブースターに進化させるならそこの個体を捕獲して進化させよう。
……相棒ピカチュウはともかく、この相棒イーブイはどうやってマサラタウンへとやって来たかは謎である。
- 今までのひでんわざにあたるヒジュツや、相棒イーブイだけが使える様々なタイプを持った新技も持つ。
- 色違いブロックルーチンが組まれている為、♂と♀の厳選はできても色違い厳選する事は不可能である。
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
相棒 | 65 | 75 | 70 | 65 | 85 | 75 | 435 |
通常個体 | 55 | 55 | 50 | 45 | 65 | 55 | 325 |
シャワーズ | 130 | 65 | 60 | 110 | 95 | 65 | 525 |
サンダース | 65 | 65 | 60 | 110 | 95 | 130 | 525 |
ブースター | 65 | 130 | 60 | 95 | 110 | 65 | 525 |
種族値も強化されていて、かつ個体値が最大(所謂6V)で固定されている。レベル100にする為の合計経験値も通常が100万に対して相棒が105万になっている。
「相棒サイン」と呼ばれる戦闘中お助けモードがあり、この相棒イーブイが場に出ているときにこれを用いると必殺技「ブイブイブレイク」を発動できる(仕様は「おんがえし」と同じ)。
また、相棒ピカチュウ同様に「相棒わざ」と呼ばれる専用技をNPCから教えてもらい、使うことができる。イーブイの場合は進化後をイメージしたものとなっている。
どの技も威力90・命中100・HP15で統一されており、命中すれば確定で追加効果が発生。
相棒わざ | タイプ | 教え場所 | 追加効果 |
---|---|---|---|
いきいきバブル | みず | ハナダシティ | HP吸収(該当なし)※ |
びりびりエレキ | でんき | 〃 | でんじは |
めらめらバーン | ほのお | 〃 | おにび |
どばどばオーラ | エスパー | タマムシシティ | ひかりのかべ |
わるわるゾーン | あく | 〃 | リフレクター |
すくすくボンバー | くさ | セキチクシティ | やどりぎのタネ |
こちこちフロスト | こおり | 〃 | くろいきり※ |
きらきらストーム | フェアリー | 〃 | アロマセラピー |
※追加効果は一部を除き元ネタと思われる変化技を表記。
みずタイプのHP吸収攻撃技は初出。その為相当する技が無い。
流石に確定凍結はぶっ壊れなので、追加効果の候補から除外された。
組合せ次第では害悪型の構築が出来てしまう事も。
例えば、すくすくボンバーで種を植え付け、びりびりエレキで麻痺させ、いきいきバブルでHP吸収が高性能攻撃技と同時に飛んで来る。文面が卑猥に見えてしまうのは気のせいだろうか・・・?
ポケモンマスターズ
- 2023年11月、『ピカブイ』女主人公であるアユミが実装され、バディーズとしてイーブイが抜擢された。2020年1月22日にFRLG女主人公のリーフのバディーズがイーブイであった事もあり、ピカブイ勢(アポロは元々HGSS、ムサシとコジロウはアニポケキャラではあるが第1世代「ピカチュウバージョン」から登場している)が出る事はないと思われている中でのまさかの登場である。
- パッシブスキル「速攻技後T技回数回復9」の効果もあり、トレーナーの技「みんなで ゴー!」と「でんこうせっか」を交互に複数回使えるサポート。
- 技は「スピードスター」「まもる」「でんこうせっか」。トレーナー技の「みんなで ゴー!」は味方全員のHPを最大HPの約10%回復し、味方全員の急所率を3段階あげる事ができる。
- バディーズわざは「だいすきな相棒と歩む ブイブイブレイク」。
余談
ライバルとイーブイ
- 元々『ポケットモンスターシリーズ』において主人公が最初の三匹であるポケモンを選ぶと、ライバルがそれに有利or不利なタイプのポケモンを選ぶのだが、第1世代『ピカチュウバージョン』では初代ライバル(通称グリーン)のパートナーがイーブイであった。これはアニポケにも逆輸入する形でオレンジ諸島編ラストにおいてサトシのライバルであるシゲルの手持ちになっている(後にブラッキーに進化した)。
- 『Let's Go!ピカチュウ』でも、ピカブイライバル(通称シン)のパートナーになっている。ちなみに『Let's Go!イーブイ』でのパートナーはピカチュウになる。
- なお、初代ライバルの個体は戦績によってシャワーズ・サンダース・ブースターのいずれかに進化するが、ピカブイライバルの個体はサンダース一択である。
生息地
- 上述した様に『ピカブイ』においてのイーブイは「ポケモンロード」に生息しているが、初代でのイーブイは野生で出現しない。
- 初代ではタマムシシティのマンションで1匹だけ入手、金銀ではコガネシティの実家にいるマサキから貰うという形であり、カントー地方はおろか隣接するジョウト地方ですら野生で出現しない。野生で登場したのは第5世代『ブラック2・ホワイト2』のヒウンシティでヒウン下水道経由で行ける「ヒウンシティの始まりの場所」からである。