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イングリット・トラドールの編集履歴

2024-06-28 08:44:01 バージョン

イングリット・トラドール

いんぐりっととらどーる

イングリット・トラドールとは、劇場版アニメ『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の登場人物。

「誰だってそうでしょう?優れたものが欲しい。そばにおきたい。

 その価値があるから必要とされるの!愛されるんでしょ!」


CV:上坂すみれ

概要

新興国ファウンデーション王国の女王親衛隊「ブラックナイトスコード」の一員で、国務秘書官を務める女性。

宰相であるオルフェ・ラム・タオを行政面でサポートしている。

年齢は20歳で、同僚のリデラード・トラドールは妹。

予告PVでは、オルフェとラクス・クラインが通り過ぎた後、悲しげに見ている。

グリフィン・アルバレスト、妹のリデラードと異なる浮かない顔。その心中は果たして…?


余談

演者の上坂女史は福田己津央氏プロデュース作品の『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』でモモカ・荻野目を演じている。

また福田氏が総監督を務める『グレンダイザーU』にて、弓さやか役での声の出演が発表されている。

ちなみに上司であるオルフェ役の下野紘氏は同作にて兜甲児を演じる。

ガンダムシリーズにおいてはアニメ作品の出演はないものの、漫画『機動戦士ガンダムN-EXTREME』のネイア・e・ピケ役(EXVS2OBでのナビキャラクターのボイス)や、ゲーム『機動戦士ガンダム バトルオペレーション Code Fairy』のリリス・エイデン役(同作およびバトオペ2のオペレーター)で出演している。


関連タグ

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM ファウンデーション王国

ブラックナイトスコード


以下、ネタバレ注意!!














































その正体はアウラ・マハ・ハイバルによって生み出された、デスティニー・プラン導入後の世界で人々を管理するコーディネイターを超えた存在アコードの一人。

優生思想の塊で好戦的な性格揃いのブラックナイトスコードにおいて、例外と言っても過言ではないほど穏やかで真っ当な人間性を持つが、価値観は仲間と同じである。


オルフェのことを一途に愛しているが、オルフェの運命の相手として生まれたのはラクス・クラインで、自身には彼を愛する資格がない。そのため、恋心を口にすることは出来ず、彼がラクスに言い寄る様を陰で眺めながら何度も涙を流していた。

作中で彼女が笑顔を見せたのは、オルフェが全世界に向けて演説している時だけだった。


「資格がなければ誰かを愛することすら許されない」という、いわばミーア・キャンベルとは別ベクトルでデスティニープランの負の側面に切り込んだキャラクターであった


ラクスを体よく攫った後は宇宙要塞アルテミスの一室に軟禁した彼女に世話係のように接していたが、オルフェの愛を受け入れようとしないラクスに疑問と抑えきれない羨望を向け、ラクスに自分の気持ちを見抜かれて問いを投げかけられてからはより一層揺らいでいく。


要塞内にキラ達が突入した際にはラクスを人質にとってナイフを突きつけ、 「少しでも動けばこの人の目を潰すわ! 喉を切ってもいい! 歌えなくなったこの人を、それでも愛してるって言えるの!?」 と問いかけるが、キラに「ああ!その目が見えなくなっても、声が失われても、ラクスはラクスだ。僕はその全てを愛している!」と躊躇いなく晴れやかに即答され、その言葉にラクスが言った必要だから愛するのではありません!愛しているから必要なのです!を思い出し、続いてトリィブルーが飛び出した事で不意を突かれ、その隙にナイフに向かって倒れ込むようにラクスが飛び出して来たため、咄嗟に刃先を逸らしてしまう。直後、飛び出した彼女を庇うキラに銃を向けるがレドニル・キサカの機転で銃を弾き飛ばされ、すぐさまナイフで切りつけるが髪を少し切っただけでダメージは与えられず、それどころかカウンターの如くキサカのタックルを食らってしまい、倒れた隙に銃口を向けられて完全に動きを封じられた末、目の前で幸せそうにお互いを抱擁するキラとラクスを目の当たりにする。キラ達が部屋を出る前、ラクスに「ごめんなさい」と謝罪を受けたことで「行って!」と苦し気に返し、堰を切ったように泣き崩れた。


アルテミスから航宙戦艦グルヴェイグへ移った際、ラクスを奪われる失態を犯したことで怒り狂った顔をしているオルフェに見下ろされ、さらに左手の甲で張り倒された上、アウラからは咎めるような視線を向けられてしまう。

その後はブラックナイトスコード カルラの大型ドラグーンシステム「ジグラート」の火器官制担当としてオルフェと共に搭乗して出撃する前に「お前も自分の価値を証明してみせろ!」となじられた。


ラクスは戦闘の停止を呼びかけたり、必ず誰かがあなたを見ていると伝えるがオルフェは聞く耳を持たない。

死闘の果てにマイティーストライクフリーダムガンダムのフツノミタマがカルラのコックピットを貫くが、貫かれる直前、自らの役割に背く形でオルフェの元に行き、その身体に抱きついていた。


重傷を負いながらも、それでも尚 「わたしには、使命が……」 と自らに定められた役割に拘るオルフェに 「もういいのよオルフェ……」 と優しく声をかけた。

「もういいのよ」

「わたしは、知っているから……」


目を閉じたオルフェを見つめたまま共に爆炎に飲まれ逝った……………


オルフェをずっとただひたすら愛し続けていたイングリット。

オルフェはイングリットの愛に気づいてくれたのか、イングリットの想いは果たして報われたのか。それはもう、誰にもわからない………………

ただひとつだけハッキリとわかっていることは、愛を見失い愛に彷徨っている人間を相手に彼女もまた報われぬ愛にその生命を賭け、そして儚く散って逝ってしまった悲しく哀れな女子であった………ということである………………


異端のアコード

アウラが提唱し生み出した運命も役目も全てを完璧に定められたアコードとしては、遺伝子や理屈を超える『愛』が芽生えてしまった失敗作と言える存在である。

しかし同時にアコードに共通する傲慢さや差別的な優越意識は見受けられず、コンパスをあからさまに侮蔑し挑発するメンバーを諫めている。


自らの国に核が落ちた後には悲しげに目を伏せつつため息を吐いている。

小説版では、シャトルのモニターから見ているアウラとオルフェには描写がないが、イングリットは「悲しげに顔を背ける」とされている。


デスティニープランの犠牲者

『人は遺伝子解析に沿って自分を知り、役目を知り、それに従って生きるのが一番幸せである』というのがデスティニープランの理念であり、アコードにとってそれが当たり前の生き方。イングリット自身も「どうしてご自分の運命を受け入れないのですか?私たちは力を与えられ、何をすべきか定められて生を受けました。人に必要とされて生きるのが私たちの幸せではないのですか?」「姫様はご自身の幸運を分かっておられない!」とラクスの思想を理解出来なかった。


かつて、プラン提唱者であるギルバート・デュランダルタリア・グラディス相思相愛だった。

だが、コーディネイターは遺伝子調整の弊害で世代を重ねるほど子供が生まれにくくなるという問題を抱えており、遺伝子の相性が悪い彼らの結婚は婚姻統制を敷くプラントにおいては認められなかった。「子供が欲しい」と望んでいたタリアのためにデュランダルが身を引いた形で二人は別れている。


漫画・岩瀬昌嗣版ではタリアはオーブ連合首長国に移住してでもデュランダルと共に生きることを望んだが、自らの理想を叶えるにはプラントにいなくてはならないと考えていたデュランダルはこれを拒否。子供を望んでいたタリアは別の男性と結婚し、別れを選んだと描かれている。


しかし、デュランダルは「プラントのルール」に従うことを選び、愛するタリアと別れることを選んだが、その後も家庭を持っている彼女と不倫(?)関係になっている事実からも、デュランダルの運命に従おうとする覚悟は中途半端と言わざるを得ず、タリアを家庭を顧みない不誠実な行動に走らせてしまっている。拒まなかったタリアもタリアだが。


ドラマCDで分かったことだが、タリアの夫はとうに亡くなっており、夫が生きていた時から不倫していたのか夫が亡くなってからよりを戻したのかは不明。


デュランダルの「デスティニープラン」の目的は全人類に「初めから正しい遺伝子の定め」を提供し、人類すべてに正しい道を提示することであった。

しかしそれは全人類に、「遺伝子の定めの婚姻統制を強いる=デュランダルの過去の苦しみを大勢の他人にも味わわせる」ものではなかったのか?という疑惑がある。


イングリットの苦しみは、デュランダルの苦しみの男女逆転版という見方も出来る一方、デュランダルの場合は運命に逆らう「自由」もあった(タリア自身がデュランダルを深く愛していた・オーブに移住すれば彼女と結ばれることも出来た(ただしこれは岩瀬昌嗣版の話)のに対し、イングリットにはその「自由」さえも無かった(想い人であるオルフェが自分を小間使い兼戦闘要員としか見ていない・ラクスに執着している・例え両想いになれてもアウラは絶対に許さないだろう)ことが、よりイングリットの悲劇性を強める結果になったと言える。


重傷を負ったオルフェと違いイングリットは無傷だったので機体から脱出することも不可能ではなかったはず。それはイングリットが生まれて初めて選べた「自由」であった。最愛な存在を抱きしめて逝けたのは幸せな結末だったのかもしれない……………………


余談2

影のヒロイン

劇場版のテーマを敵側で担い体現する重要なキャラクターで、そして切なくも健気な愛情から公開早々なかなかに人気が高く、ラクスが「光のヒロイン」であるのに対しイングリットは「影のヒロイン」とも言える存在である。


ラスボス機サブパイロットとして

上記の通り劇場版のラスボス機体であるカルラの火器管制担当のサブパイロットとして搭乗する。

しかしそれゆえに「オルフェ、お前一人でこの機体動かせないのかよ…」と微妙にオルフェのパイロット能力がディスられる原因になってしまっている。

ただし、専用ドラグーンであるジグラートの操作などがイングリットの主な役割であり、ドラグーンや機体操作はオルフェが担当していると言及されている。

  • 小説版では、出撃前に自らの気持ちを押し殺そうと「わたしはこのジグラートと同じ、機械だ。オルフェを支えるための道具だ」と自分に言い聞かせており、そこにオルフェを支えられる喜びは無かったようだ。

デスティニープランによる適性検査によってイングリットがサブパイロットに選ばれたのだとしたら「オルフェの『番』としての遺伝子適性の相手はラクスでも、『相棒』としての遺伝子適性の相手はイングリット」で、イングリットはオルフェに対し『定められた遺伝子の適性の関係』以上の想いを抱いてしまったのだろうか?


名前の由来とモチーフ

「イングリット」という名前は北欧起源の女性名であり北欧神話の男性神「フレイ」が語源となっているのではないのかと考察されている。

  • (最初は)偽りな愛でもキラを癒すことが出来たフレイ・アルスターと、本物の愛でもオルフェを癒すどころか見向きすらされないイングリットと考えると皮肉にも程がある残酷な命名となっている。つまり、オルフェとイングリットの関係性はキラとフレイ、延いてはキラとラクスアンティテーゼとも言えるのかもしれない。
  • イングリットの名前と監督がオルフェを「明るいキラ」だと言われた事を関連付けて、オルフェとイングリットをアナザーキラとアナザーフレイだと解釈するファンもいるが、公式関係者が言及したことはない。「フレイを想起させるキャラクターです」や「フレイを彷彿とさせる女の子にしたい」など監督が説明したのはアグネス・ギーベンラートである。

名字の「トラドール」はインドで使われていた銃の名前である。


青髪にした理由について監督はサンライズ作品の青髪ヒロインは不幸になる」という伝統に則っているためらしい。


上坂女史は彼女を演じるにあたって監督から「イングリットは『ひと言でいえば、陰の女子です』というご説明がありました。アウラによってつくられた子供たちなので、一応妹とされるリデラートにも特別な感情はないこと、しかしその一方で秘めている感情はあり、イングリットはオルフェを一方的に慕いつづけている、というひととおりの性格についてお話をいただきました」2024年の3月号『月刊Newtype』で答えている。


舞台挨拶で監督は、「彼女の救済はスーパーロボット大戦やってくれるだろう」と言及をしている。イングリットが救済されるには想い人のオルフェも死亡せず、彼女からの愛に気付き、愛を理解して受け入れ、相思相愛になることが絶対条件だろう。

ちなみにこの舞台挨拶で上坂は「オルフェのどこが好きなんだろう」と口にして監督に「見つけてあげなよ」と言われて上坂はオルフェの良いところを探して「才能があれば誉めてくれそう」と挙げ、監督は「顔と声だけだよ。でもそういう解釈もいいんじゃないかな」というやりとりがあった。

ちなみに妹のリデラードとは髪色と合わせて『ポプテピピック』のポプ子ピピ美がモデルではないかとSNSで一部話題となった。(上坂がポプテピピックのアニメ一期でピピ美役(の一人)や『☆色ガールドロップ』の夕陽ころな役で出演していたことや、主題歌を担当していたことも原因の一つだろう)


2024年3月17日の舞台挨拶における監督曰く、イングリットがオルフェに惹かれたのは顔、遺伝子レベルで好きな顔。イングリットはラクスに遺伝子が似てる所があるので、オルフェと結ばれる可能性はあった。ただオルフェはラクスと共に人類を導くという思想で固まっているので、ラクスの事しか見えていない。のだそうだ。

見向きもしてくれない相手を深く愛している健気さ不憫さが印象的ゆえに惹かれた理由が顔と言われると残念感が拭えないが、あくまでキッカケの話だと思われる。イングリットも惹かれた最初の要因が遺伝子だっただけで、次第にオルフェそのものを愛するまでに至ったのは想像に難くない。


小説版によると、ずっとオルフェを見ていた。生まれたときから、ずっと。オルフェは彼女にとって太陽だった。閉ざされた研究所にいた時からデュランダルが命を落として自分たちの道が閉ざされたように見えた時も、変わらず信念を持ち続け、明るさと強さで周りを導き励まし続けてくれた。そんな彼にいつしか特別な想いを抱き、気づいた時には手がつけられないほどに胸の奥深くに侵食していた。と述懐されている。


オルフェの苦しみが胸に痛い、拒まれ傷つく姿なんて見たくはなかった。でも彼の望みが遂げられら、ラクスと結ばれる姿を見れば心はさらに激しく痛むだろう。と独白している。


オルフェは彼女を路傍の石のように簡単にやり過ごし、オルフェは彼女の顔になど目もくれなかった、オルフェとアウラは冷ややかに彼女を見下ろしている、「これまで有能で、何ひとつ不満を感じさせることのない女子だったのに、これほど使えないとは! 泣いて何の役に立つのか。それで失敗が少しでも打ち消されると思うのか」など思われもしたが、最期はオルフェの頭をかき抱いて「わたしは、知っているから……」と言うことができた。オルフェの心情は書かれず逝ったため映画同様にイングリットの想いは伝わったのか、オルフェはどう思ったのかなど不明だが「抱き寄せたオルフェの表情が、ふっと安らぐ」とは書かれてあるのでイングリットは救われたことだろう。少なくとも確実にシュラたちよりは幸せな最期を迎えられた。


愛に資格が必要ないのなら。わたしは胸を張って言おう。あなたを愛していると。愛している。愛している……。


初期設定

TOROアニメーション総研で監督は、「実は最初の構想ではもうちょっとサイコなキャラクターだった。『目を潰す』『喉を切る』という台詞を口には出さず、それを心の中で思いながらラクスを見てるキャラだった。ラクスになれなかった女の子なんですよ。それが今回シナリオをやってくれた後藤リウさんとやりとりしてるうちに、なんか人間っぽいキャラクターになった」と明かした。


また、3月5日に福田監督のX(旧Twitter)で両澤千晶の初期設定メモが公開された。なお監督は「ファウンデーションメンバーの設定は随分変更になってます」と明言されている。


イングリット・トラドール(アコード/21歳/女子)

オルフェの秘書官、腹心、恋人。オルフェ達の姫、つまりはラクスに成れなかった女子。それを恨んでもいないが、内には焔がある。いつも伏目がちで無口。常にオルフェ最優先で行動する。艦隊の指揮を取る。最後はオルフェとMSに搭乗する。極めて高い演算能力を持つが、感情には不慣れ。特に自分の感情を持て余す。

ちなみにオルフェの初期メモには「イングリットという恋人がいるが、真実の相手はラクス」「アウラを絶対視。キラは宿敵。アウラがラクスの目を覚まさせると信じている」とある。


初期稿だとオルフェと恋仲になっているので幸せな身の上だったのか、はたまた恋人とは名ばかりのものであったのか詳細は定かではないが、彼女が21歳でオルフェとラクスが20歳であることから「『ラクス』の失敗作であり、とりあえずの代用品」レベルの扱い感があり、ひょっとしたら、本編より悲惨な境遇だったのかもしれない。


最終的に自身の役割とオルフェへの愛の狭間で葛藤する良識的な人物像になったのは御覧の通りではあるが、もし当初の悲惨な境遇と危険な性格設定のままであったなら作品自体陰鬱ものになっていただろう。


演者の見解

雑誌インタビューやイベントにおいて、担当声優の上坂すみれ氏はイングリット・トラドールというキャラクターについてこう述べている。

  • イングリットは自分をかなり強く律していて、自分の口から出ている言葉でもどこか自分自身の言葉ではないことを話しているイメージが全体的にありました。
  • ラクスとキラが自分自身の意志で愛を手にしている姿を見て感情が溢れ出し、かつてないほど自分の感情に苦しめられ、やがて「自分がオルフェを想っていてもいいんだ」という気持ちに至るまでの過程が表現できるよう意識しました。
  • 「必要だから愛している」のではなく、「愛しているから必要」ということをオルフェに最期には伝えることができたと思います。
  • 「使命を果たす存在」ではなく「二人の人間」としての時間が少しでも訪れたのであれば、イングリットにとっては報われた瞬間だったのではないのかと思いました。生きているのが一番なんですけど……!
  • オルフェは真っ直ぐで、自分の行いに自信があって、慕い甲斐のある存在だと思います。イングリットは、そんな眩しいオルフェに言葉をかけられ、忠臣として頼られて一緒にいられるだけで幸せなのだと思います。
  • どんなにオルフェに厳しく当たられても、「でも好きだから……」みたいな表情をするので切なくなります……!
  • イングリットも本当に可哀想な人、その2です(笑)。けれど最後の最後で、イングリット的には想い人と添い遂げられたという点で、やっぱりオルフェが一番可哀想ですかね。

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