想いよ届け!キュアエコー!
CV:能登麻美子
【最重要】プリキュア作品関連記事作成・編集にあたっての注意
近年、ニチアサ関連の作品記事は、コアなファンによる過熱した記事執筆により特に編集合戦や毎日無編集の更新が起こりやすくなっています。
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【重要】ネタバレ・フライング記事作成防止の為の注意事項
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参考:何が問題? プリキュアファンを毎年悩ませる「商標バレ」(解禁前につき無断転載禁止も参照)
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ピクシブ百科事典の仕様上、記事内容を白紙化することはできても作成された記事の削除は不可能であり、記事タイトルの編集も不可能な為、記事が存在している時点で重大なネタバレとなる。
最悪の場合、ピクシブ百科事典のトップの「注目の記事」や「定番の記事」に掲載され、見たくなかったネタバレが嫌でも目に入ることになる。
従って、新規記事の作成は必ず本編での登場後・公式サイトや公式SNSでの正式な情報公開後に行うように。
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概要
映画『プリキュアオールスターズNewStage』で初登場したプリキュア。変身者は坂上あゆみ。シンボルカラーは白。(→白キュア)
CMや特報には一切登場しておらず、本編を除けばイメージポスターなどのタイトルイラストにしか登場していなかった。
公開直前まで名前も伏せられており、デマ情報なども流れていた。
映画初のオリジナルプリキュア、という肩書きは坂上あゆみ役の能登麻美子へのインタビューで公式によって明記されたものである。
本作における作画監督を務めた青山充がデザインを担当した(当初は公言されていなかったが、後のインタビューで自身がデザインしたと語った)。
パートナー妖精と変身アイテムの力を借りずに、ただ純粋な想いの力だけで変身した唯一のプリキュア。これは「女の子は誰でもプリキュアになれる」という映画のテーマを体現している。
映画NewStageだけの単独ゲストではなく、その後の映画「プリキュアオールスターズ」シリーズでも断続的に登場している。
しかし、他のTVシリーズのプリキュアと同等に扱われているとは言いがたい。特に全員集合のEDダンスで登場しない件については制作側の意図についていろいろな議論がある。詳細は後述。
名前に関しては映画NewStage公開の前年に放映されていた『スイートプリキュア♪』に出てきそうな音楽関連の名前(エコーとは反響、木霊を意味する)であるが、スイートプリキュアとの関係はない。
映画本編でエコーキュアデコルが意味なく登場した理由は、当時発売されていたキュアデコルシリーズの販促であるとされている。このエコーキュアデコル自体も商品化されており(名称も商品名から)、スマイルパクトの玩具にセットして音と光を楽しめる。しか、し音声はエコーの変身音声ではなく、オールスターズ関連の音声である。
表現上、白が使いづらい場合は薄い緑色がイメージカラーとして代用される事が多く、初変身時の映像も緑系を基調にしていた。
容姿
金髪の長い髪を捻りが加えられたツインテールにして、中心に緑のハートが付いたピンクのリボンで結んでいる。
服装は白を基調にピンクのフリルやリボンが加えられたオフショルダーワンピース。胸元にはキュアデコルをかたどった淡いミントグリーンのリボンが付いている。
アームレットやブーツには羽の意匠が施されている他、星とハートの形のイヤリングを付けている。
プリキュアとしての扱い
2012年春映画『NewStage』の初報では「TVシリーズでおなじみの28人のプリキュアが登場」となっていたが、公開直前になって「29人目の全く新しいプリキュア」としてキュアエコーの姿がサプライズとして各所メディアで紹介された。
しかし、次年の『NewStage2』(2013年)ではプリキュアオールスターズの一員からは外され、変身せずにほかのプリキュアを応援するモブキャラとして出演する。
ところが、その翌年の『NewStage3』(2014年)では重要人物として登場した。
しかし、その次の『春のカーニバル』(2015年)では変身前の姿が回想シーンで登場するのみと、モブキャラとして扱われている。そして、『奇跡の魔法』(2016年)で3回目のプリキュアとしての登場を果たした。
初登場した『NewStage』の時点でも、EDにおけるオールスターズダンスでは登場しないなど、この時点からキュアエコーにはどうも「キュアエコーは単なるゲストキャラではなくオールスターズの一員だが、他のTVシリーズプリキュアよりも目立たないようにしなくてはいけない」という配慮が働いている節がある。
プリキュアシリーズには、一度変身者の名前として使用された名称は、それより後の作品では変身者・脇役問わずキャラの名前としては、ほぼ使用されない。
『ハピネスチャージ』の石神りんのように名前が被るケースもあるが、基本的には重複の仕様避けられている。それに乗っ取ったうえで、映画『NewStage』からわずか一年後に放送が開始された『ドキドキ!プリキュア』に、相田マナの母親として相田あゆみが登場した。
特徴
まず映像化作品において、他のプリキュアには普通にある「敵と戦う描写」が一切ないことが真っ先にあげられる。
※このように、いかにも戦いそうなシーンも現時点においてはまだない。
自分から攻撃しないというだけの話ではなく、敵からの攻撃を受け止めるという描写すらない。本当に敵キャラからの攻撃さえ受けない。これはエコーがそもそも攻撃を受けるような距離に近づかないためである。
本来、キュアエコーは「暴走するフーちゃんに自分の本当の気持ちを伝える」ことを望んだ坂上あゆみにもたらされた奇跡であり、戦って和解するのではなく、対話を通じて分かりあおうとする特徴がある。
したがって、キュアエコーには、どんな相手とでも対話できるという以上の超人的な力は必要とされていない。化け物と対等に戦える強さを描くのはエコーの本質ではない。
そして、彼女は不思議な「キメ技」ではなく、説得によってフーちゃんを浄化した。つまりプリキュア恒例の美麗なキメ技のシーンが描かれなかった。
『NewStage』の冒頭でも語られているとおり、プリキュアは伝説の戦士として定義づけられる存在である。近年は「戦士」ではない称号を持つプリキュアも登場したが、それでも敵と戦うことは変わらない。したがって、プリキュアは相手と和解する結末があっても、その過程においては戦わなければならない。「一度ケンカしてから仲直り」がプリキュアの伝統として存在する。
そんな中で、全く戦わず、技も使わず、ただ言葉だけで相手とわかりあったキュアエコーは、ある意味でプリキュアを超越した存在とさえ言える。
しかし、逆に言うと、『NewStage』以降のオールスターズ映画でキュアエコーを登場させたとして、平気で敵を殴り倒すキュアエコーを描いてしまうと、『NewStage』のテーマを根底から靴がしてしまう。
つまり、キュアエコーは他のプリキュアオールスターズと肩を並べて激しいバトルをするのが似合わないキャラクターになってしまっており、公式としても扱いかねているのかもしれない。
その後の扱い
『NewStage2』(2013年)
上述したように、『プリキュアオールスターズNewStage2』ではキュアエコーは一切登場せず、作中でエコーやあゆみのことが言及されるシーンも存在しない。
ただし、変身前の坂上あゆみはモブキャラとしてPANPAKAパンに来店しているシーンが存在する。
しかし、作中で行われたプリキュアパーティには招待されていない。
『NewStage3』(2014年)
2014年3月にNSシリーズ完結作『プリキュアオールスターズNewStage3』が公開されることが決定し、2013年年末にはその公式サイトも設置された。
サイト開設初期の頃の紹介文には
「歴代プリキュア33人に、ハピネスチャージプリキュアの3人を加えた総勢36人のプリキュアはもちろん、NS1のあゆみが登場」
との表現がされていたが、プリキュアたちが集合しているイメージボードにもキュアエコーの姿はない。
まさかの再登場
エコーが「NewStage2」に登場できなかった理由について、上述した以外にも、もう一つある有力な説があった。
それは、キュアエコーが妖精の導きを受けていないプリキュアという点である。
一方、「NewStage2」はプリキュアを支える妖精の物語を描いている。これが同作でキュアエコーが登場できなかったことと密接につながっているのではないかという考察が起きた。
また、同作の主人公的存在が「いつかプリキュアのパートナーになること」を夢見る二体の妖精エンエンとグレルであることも注目された。「妖精を持たないプリキュア」と「プリキュアを持たない妖精」が2年連続で登場したことについて、ある種の符丁を感じるものもある。
そして、NS3では、夢の世界で歴代プリキュアが苦戦する中、友達を信じる心に呼ばれたあゆみがこの世界に現れる。そしてグレルとエンエンの2人をパートナーにし、2人と手をつなぐことによって、キュアエコーへと再変身を遂げた。
変身アイテムはまさかのキュアデコル。NS1で登場したエコーデコルは伏線になっていた。
NSシリーズを見続けたファンにとって最も期待していたシーンが実現したのだった。
余談だが、あゆみが登場した際はNS1公開当時の最新2作『スイート』『スマイル』のピンクプリキュア・キュアメロディとキュアハッピーが特に反応するというファンにとっては中々ニクいワンカットが登場している。
グレルとエンエンは自らが起こした奇跡に驚愕し、ここで「伝説に残らなかった、幻のプリキュアがどこかにいた」という噂を思い出す。そう、キュアエコーは語り部として伝説を残せる妖精たちを持たなかったため、伝説の戦士としての物語を残せなかったという訳だ。ゆえに彼女の存在は、NS1で一緒に戦った戦友たちにしか知られていない。
キュアエコーの「伝説」は今ここから始まるのだ。
伝説の戦士として再誕したエコーは、他のプリキュアたちと同じ権能を持つ。
つまり固有の浄化技も放てるのである。
「世界に響け、みんなの想い!! プリキュア・ハートフルエコー!!」
巨大な光のドームが夢の世界を包み、無数の悪夢獣を浄化していく。
こうしてエコーは歴代プリキュアのピンチを救った。
しかも「戦わないプリキュア」というイメージを壊すことなく。
そう、今回もエコーは格闘どころか派手なアクションさえしなかったのである。
事件解決後、エコーは正式にプリキュア教科書に載ることになった。
(キュアエコーがプリキュア教科書に載っていなかった理由はパートナー妖精がいなかったからだということがここになって明確になった)。
ちなみに本作のオープニング映像はプリキュアたちの日常と全員集合カットを描いただけに思えるが、実は再視聴したとき本編のその後とエピローグの写真撮影であることが気づける仕掛けになっている。そのため実はオープニングをよーく見てみると、最後のシーンにあゆみが登場している。
兎にも角にも、こうしてNS3という物語においてはキュアエコーはプリキュアとして正式に認められたのである。
やっぱり、仲間はずれ?
しかし、NS3のエンディングのCGダンスムービーではやっぱりキュアエコーだけいないという何ともいえない扱いを受けてしまった。
ただし、壁面モニターに映る一枚絵として一瞬ながらも登場している。
アニメ誌のインタビューでは、小川孝治監督が「どうにかしてエコーも入れられないか」といろいろと各方面を説き伏せてなんとかねじ込んだという裏話が語られている。
NS3公開以降は胸を張ってプリキュアオールスターズの一員として活躍できるかというと、楽観視できないとこの時点から不安視されていた。
ハピネスチャージプリキュア!
『NewStage3』公開年にTV放映された『ハピネスチャージプリキュア!』では、プリキュアシリーズ10周年記念として、番組冒頭に歴代プリキュア33人が毎週一人ずつ登場して応援メッセージを届けてくれるという趣向が催されている。→プリキュア10周年おめでとうメッセージ
プリキュアシリーズ放送回数500回記念で特別編が制作されたため、この回において特別ゲスト出演があるのではなどと憶測されたが、当日はハピネスチャージ4人が祝辞を述べている。
ちなみに。演出を手がけた田中裕太氏はこっそり絵コンテを切っていたが、大人の事情から実現しなかったと思われる。なお、大人の事情は当時のTVとの連動アプリ(番組の音声を聞かせるとプリキュアの3Dモデルが入手でき、AR撮影などができた『ハピネスチャージプリキュア! 応援アプリ』のことだと思われる)で、配布のためのCGモデルがなく予算も組まれていなかったからとのこと。
また、コンテも公開された。
なお、同作第20話の終盤でファントムに敗れて封印されたプリキュアの中にエコーによく似たプリキュアが登場した。
『春のカーニバル♪』(2015年)
NS3から一年が経ち、NSシリーズは完結したが、2015年春映画として『プリキュアオールスターズ春のカーニバル♪』が発表された。
その映画公式サイトでは、プリキュアオールスターズ初参加は『ハピネスチャージプリキュア!』のキュアフォーチュンと『Go!プリンセスプリキュア』のキュアフローラ・キュアマーメイド・キュアトゥインクルの4人で、プリキュアの総登場人数は40人と告知された。つまり、キュアエコーは人数に含まれていない(ただし、NewStage2と同じく、変身前のあゆみだけなら他の歴代映画ゲストキャラクター達と一緒にモブ的な扱いでわずかながら登場している)
『奇跡の魔法』(2016年)
そして翌年、エコーへの光明が見出される。
プリキュアオールスターズ映画8作目となる『プリキュアオールスターズみんなで歌う♪奇跡の魔法!』が2016年春映画として公開されることが発表された(3月19日公開)。
そして、そのキービジュアルの中にキュアブラックからキュアスカーレットまでの41名のプリキュアに加えてキュアエコーの姿が確認され、映画への3度目の出演が確定した(この時点では『魔法つかいプリキュア!』のキャラクターは公表前だったため、『魔法つかい』組はビジュアルに描かれていない)。
なお、今回はプリキュア映画の20作目にあたりその記念作品という位置付けで公開された。だからこそ映画ゲストキャラのキュアエコーが、プリキュア映画の歴史を表す存在として出演できたのかも知れない。
余談だが映画情報発表当初、『Go!プリンセスプリキュア』の公式サイトのニュース情報ではキービジュアルを載せた上で「ティザービジュアルには、41名のプリキュアたちが勢揃い!」と紹介されていたが、後に「42名」に修正された。
なお、本編では歴代のラスボスに苦戦し戦意を喪失していた新人のキュアマジカルを説得して立ち直らせたりしており、存在感を発揮している。
敵に吹き飛ばされたキュアマジカルを受け止めて安全地帯に避難させたりと今までよりも派手なアクションをしているのも特徴。しかしながら、敵と戦わないというスタイルは今回も厳守されている。
エンディングでは
とはいえ、今回もエンディングのCGダンスムービーで各チームが総出演した時はやっぱりキュアエコーのみ登場しなかった。
しかし、最終パートで各チームのプリキュア達が歌詞のコールに合わせ一箇所に集まっていくという演出の時に、最後の最後にステージ袖からサプライズ的にエコーが登場した。
そして、オールスターズのセンターに入り、EDが終了した。
2017年以降
プリキュアオールスターズシリーズは『みんなで歌う♪奇跡の魔法!』を最後に一区切りとなり、キュアエコーも登場しなくなった。
その後プリキュア15周年記念として、2年半ぶりのオールスターシリーズ映画『映画HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ』が公開されたが、劇中には一切登場しなかった。しかし、20周年記念映画『プリキュアオールスターズF』ではワンカットのみではあるが、7年半ぶりに映画に再登場した。
なお、オールスターズメモリーズでは救済処置として、この映画のプロモーションである『HUGっと!プリキュア』第36〜37話の歴代プリキュアが登場する大型クロスオーバー回の37話終盤でワンカットの声なしではあったもののキュアエコーが登場した。
また、映画のパンフレットでも「映画のみに登場するプリキュア」としてキュアモフルンと共に紹介されている。
プリキュアの映画作品は製作委員会方式をとっているため、TVシリーズとは権利関係が異なる。キュアエコーはこの条項に定められた期間を過ぎ、テレビシリーズの主著作権者であるABCアニメーションと東映アニメーションへの版権移管が完了したのではないかとする説もあり、このため、キュアエコーは今後、記念企画では映画ではなく、TVスペシャルでの登場も考えられる。ただし、同じく映画限定のプリキュアで映画公開から権利的にはそこまで経っていないキュアモフルンが同話に登場したため、元から登場できた可能性もある(脚のみ映らなかったが、権利的な問題ではなくあくまで演出とされている。詳細はキュアモフルンを参照)。
玩具と関連商品での立ち位置
当初は
キュアエコーは映画だけでなく、玩具の扱いでも苦難の年月が長かった。
映画NS1と同時期に発売された「キュアデコレクション プリキュアオールスターズNS」でほかのオールスターズのチームのデコルと一緒にエコーキュアデコルが同梱されているが、これをパクトにセットしても全て同じ音声(「GO!GO!プリキュアオールスターズ!!」)が収録されたため、キュアエコーの決めセリフなどを聞くことはできない。また、プリキュアオールスターズ展開が進んでいる人形玩具「キュアドール」「プリコーデドール」にキュアエコーはラインナップされていない。
かなりの枚数がある「プリキュア データカードダス」でさえ一度も登場したことがない。
プリキュアオールスターズを用いた独自のコミカライズを長年続けている『プリキュアまんがえほん』でも、一切登場しない。
当然、プリキュアポータルサイト『プリキュアガーデン』の集合絵にも描かれていない。
明確にキュアエコーが登場していると言えるものについては、ネタの宝庫と言われた伝説の玩具「プリートフォン」の2代目にあたるドキドキプラス(セリフも変更されている)と、エコーが活躍したNS1とNS3の公開時のみに発売されていたセイカのぬりえ、NS1公開時の前売り券特典としてローソンのみで配布された『プリキュアまんがえほん映画特別版』のみである。
身も蓋もないことを言うと、初期のキュアエコーは劇場版のゲストキャラであり、しかも「変身」したプリキュアとしての姿も劇中ではごくわずかしか登場しない。
よって、商品として一定以上の利益が出る可能性が著しく低く見積もられる存在であり、玩具の為に原型や金型を起こすだけの商業的価値がないと考えられていた。
また、前述したプリキュアの映画は、TV版とは権利関係が異なることがエコーの商品展開の障害になっているという説もある。
NSシリーズでの「エコーのみEDに登場しなかった」という点については、プリキュアシリーズにおいてEDダンスはただのオマケではなく、独立した商材として重視されており、EDのCGダンスのみを収録したDVD/ブルーレイも発売されている。つまり、映画公開終了後も定期的に商材として利用していくことを前提に作られているためとされている可能性がある。
その後
とはいえ、全く展開されていないわけではなく、2015年には商品化希望アンケートでの上位入りを受けてプレミアムバンダイよりS.H.Figuartsシリーズでキュアエコー初の立体物商品が実現した。交換用表情パーツにはNewStage3で披露した浄化技「プリキュア・ハートフルエコー」のイメージを再現できる「叫び顔」も付属された。
2016年3月に公開された『奇跡の魔法!』におけるクリアファイルなどの関連商品にはキュアエコーの新規イラストはなかったものの、4月に「プリキュア全員デカストラップ」「プリキュア全員アクリルスタンド」で、『Go!プリンセスプリキュア』の4人および『魔法つかいプリキュア』の2人と同時にキュアエコーのデカストラップとアクリルスタンドが発売された。その後、同絵柄のフルカラープリントTシャツも発売されている。
プリキュアグッズ専門店『プリキュアプリティストア』にはプリキュアどころか歴代の三幹部やレジーナ、満と薫などにまで限定グッズが売られているのに対し、キュアエコーのグッズは発売されていなかったが、2016年2月に行われた缶バッジシリーズ「トゥインクル缶バッジ」の登場キャラ選出総選挙で、上記プリキュアーツの時の再来とばかりにここでも選出され、同年8月に発売された第5弾にグレル・エンエンと共に描かれたキュアエコーの缶バッジが発売された。
さらに、2017年2月には上北ふたごのイラストを用いた缶バッジ第1弾でもレアキャラとしてラインナップに収録されている。
また上述の『HUGっと!プリキュア』第37話において1カットながらの顔出し登場したことにより先述の通り、版権の移行あるいは使用条件の緩和が行われたと思われ、新たなエコーのグッズが登場する可能性もある。そして、2019年4月にはプリティストアのアイドルシリーズ第2期最後の企画においてあゆみとしてアイドルプリキュアの仲間入りを果たした。変身前のあゆみとしてはこれが初のグッズ化となる。
登場から10周年となる2022年1月、プリティストアの「プリティピックアップフェア」第10弾にピックアップされ、缶バッジ・ポストカード・アクリルスタンドの発売が決定された(なお、登場作品の名義は『プリキュアオールスターズNewStage』ではなく、『プリキュアオールスターズ』となっている。もしかしたら…?)
Pixivでの扱い
公式からの扱いにかかわらず、プリキュアファンからはれっきとしたプリキュアの一人として見なされており、固定ファンも少なからず獲得している。イラストや漫画も定期的に投稿されており、プリキュアオールスターズと括った集合イラストでも、忘れられずに描かれていることも多い。
映画のゲストキャラクターとしては投稿数も健闘しているが、上記のような微妙な扱いから、そこをネタにした作品も少なくない。
関連タグ
キュアシュプリーム・キュアプーカ・・・彼女の後輩候補。キュアシュプリームはラスボスとして登場し(改心後は正真正銘のプリキュアとなった)、キュアプーカは正真正銘のプリキュアとして登場した。