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メタルソニックの編集履歴

2024-12-04 09:44:29 バージョン

メタルソニック

めたるそにっく

メタルソニック(MetalSonic)とは、セガのゲーム「ソニックシリーズ」に登場するキャラクターである。

機体データ

全高765.4mm
乾燥重量125.2kg
フレームモノコック・チタン製
カウリング強化ブルー・メタル・テクタイト製
MAIN.CPU
  • LIPS A.I.EGGMANカスタムチップ(頭部に3基搭載)
  • CPU内ファジィ対話システムにより論理演算を行う。
  • 擬似ニューロ・コネクションにより各部に対応。
SUB.CPU
  • 動力制御用ネオ・スーパーFX・DSPチップ(体の各部に5基搭載)
  • 映像補正用NEXT RISKチップ-Ⅲ型(眼部に8基搭載 ※RGB別)
主機
  • 250cc 4バルブ オルゴン融合エンジン
  • 最大出力 55ps/6800rpm
  • 最大トルク 7.54Kg-m/4000rpm
副機
  • テスラ・パワー・コイル電磁誘導発電
  • 最大出力 256Kw

※以上のデータは、メガCDソフト『ソニック・ザ・ヘッジホッグCD』説明書より抜粋。(※順不同)


概要

ソニックをモデルに、Dr.エッグマンが作り上げたロボット

初出はメガCDで発売された『ソニック・ザ・ヘッジホッグCD』。即ちエミーと同時に初登場を果たしたことになり、ナックルズよりも早く登場した古参キャラクターということになる。


ソニックを倒すため徹底的に練られた対策の末に作られただけあって外見はソニックそっくりで、オリジナルに勝るとも劣らないスピードとパワーを持っている。

そのフォルムはオリジナル同様にシャープで、ボディカラーはメタリックブルーを基調としている。

頭部の大きさはソニックとほぼ同じであり、後頭部はソニックの針の様に尖っている。ロボットの目と言えるアイセンサー周りは黒く、アイセンサー自体は目の様に赤く輝いている。

胴体にはエンジンが組み込まれており、胸部には吸気口が付いている。手足は華奢だが手には鋭い爪があり、足はソニックのシューズの様に赤地に白いラインが入ったデザインをしている。


基本的に喋れないため機械音で意思を伝えるが、ゲーム用ボイスがあった『ソニックヒーローズ』では金丸淳一氏、OVA版菊池正美氏が担当しており、どちらもオリジナルであるソニックを演じた声優である。


エッグマンの意思と同調しているが、自我を持っており一部の場合は自らの意思で行動する。

使用する技は初登場の『ソニックCD』では脅威の加速力を誇る“オーバードライブ”などの電気を纏う技のみだったが、後の作品ではスピンアタックの他にも相手の攻撃から身を守る“ブラックシールド”、アニメーション作品では鋭い手の爪を使用する様になった。また、“エアブースト”によって高速飛行も可能である。

特にオーバードライブは瞬間的ではあるものの当時のソニックを上回るスピードを出す事が可能


これらの能力によって、クラシック時代の作品ではソニックを苦戦させていたのだが、近年ではモダンソニックの能力が上がったためかソニックと同等…あるいは彼よりもスピードが遅くなっているなど実力が開いてきている(一方でオリンピックでは加速やスタミナは勝っている)。

「チームソニックレーシング」でもソニックに「まだ自分の方が速いと思っているみたいだぜ」と言われ、その後付けにテイルスからも「ソニックが最速だからね」と遠回しにソニックの方が速いと言われている。

また、ツイッターで行われたソニックへの質問で「ソニックとシャドウとメタルソニックの中で一番速いのは誰?」というものがあったが、ソニック曰く「もちろん、オレと言いたいけどあっちの方も同じこと思っていると思うぜ」とのこと。


もっともメタルソニックはソニックには無い飛行能力や高い分析能力、相手の技をコピーする能力を持っている他、今でもソニックと張り合える驚異的な加速力を持っていることには変わりないため決して油断はできない強敵である。


ゲームでの活躍

デビュー当時

初出となる『ソニック・ザ・ヘッジホッグCD』では、序盤にてエミーを誘拐。

その後に「スターダスト・スピードウェイ」というステージでソニックとレースで勝負をする。互角以上のスピード勝負の末、最終的には一歩及ばなかったが、その時の彼の敗因はかわいそうだが明らかに自滅。どうなったかはお察しください

余談であるが、国内版の対戦時に流れるBGMは、本来はこのステージの“荒廃した未来”で流れるステージBGMであるが、特定の条件を満たす事で変わる”平和な未来”(BGMも専用のもの)においても、メタルソニックとのバトルでのみ“荒廃した未来”に変わるため、半ば彼の専用BGMのような扱いになっている(ただし、『ソニック ジェムズコレクション』で移植された際のみ、対戦時のBGMはステージ準拠)。

海外版では専用のBGMが用意されており、後の作品ではメタルソニック戦の際は“荒廃した未来”か海外版の専用BGMのアレンジが使われる事が多い。


ちなみに、後に発売された『カオティクス』にもメタルソニック改として登場していたが、前述の敗北後にメインCPUを予備の機体に移し替えたもので、正確には同一機ではない。


『ソニックアドベンチャー』シリーズでは回想や隠れキャラとして登場したため、直接ストーリーに絡んでいないが、

『シャドウ・ザ・ヘッジホッグ』のラスボス戦でエッグマンが『ソニックアドベンチャー2』のラストで自分のメカにシャドウを救出させたという話があり、能力などを考えるとメタルソニックの可能性がある事が指摘されている。

バトルモードで隠れキャラとして出ていたので、もしかしたら……?


ソニックヒーローズ

neo metal

「オレは万物の王 メタルソニック… オレこそがホンモノのソニックだ…!」 

CV:金丸淳一


『ソニックヒーローズ』ではラスボスとして再登場。

AIチップの高性能化により、元々有していた自我が肥大化してしまい暴走。それに伴い言語能力を獲得した様子。

さらに自らを改造しネオメタルソニックとなり、創造主であるエッグマンを幽閉して彼に成り済ます。

他人への変装能力も身に付けたため、エッグマンになりすましつつソニック達にロボット軍団を仕向けたり、ソニックに変装してチャオをさらったりと自ら表立って行動するために活用した。


上記のように変装能力を駆使しつつソニックに挑戦状を送りつけ、ソニック達の戦闘データの入手のみならず、チャオのチョコラやカエルくんからはカオスのデータ収集も画策。

エッグマン艦隊を率いつつも影で暗躍し続け、最終的には原型を留めていないような怪物の形態・メタルマッドネス、メタルマッドネスの下半身から翼が生えたメタルオーバーロードになり、自分が万物の王になろうとしていたが、スーパーソニックとテイルス、ナックルズらによってその野望は打ち砕かれた。

また、今回ではカオスの能力である液状化をコピーしたり、同じくシャドウからカオスコントロールなどの能力も取得しており、ソニック達に正体がバレるのを防いだり戦闘時に時間を止めたりと有効活用していた。


敗北後はエッグマンによって修理と改良を施され、元の従順な性質に戻りエッグマンに逆らう事もなくなった。

しかし、現在も自我を持っており、ソニックを自分の永遠の宿敵だと思っている事は変わらない。


海外版ゲーム

海外版でのみ発売された『ソニックライバルズ』では、隠しキャラとして出演。

「メタルマッドネス」「メタルオーバーロード」「ネオメタルソニック」の三枚のカードを集める事で、自機として仕様可能になった。


続編である『ソニックライバルズ2』では、シャドウ&メタルソニック編というストーリーが用意され、モダンバージョンでは久しぶりに自機化。初めて主人公の一人となった。

余談であるが、彼が自機化されたのは今回が初めてではなく、過去にゲームギアソフトにて発売された『ソニックドリフト2』が初出である。


この時のメタルソニックは、エッグマンの命令でシャドウと協力してエッグマンネガの野望を阻止するために戦った。メタルソニックがエッグマンと共に正義のために戦ったのはこれが初めてである。

今作のメタルソニックはエッグマンの通信機としての役割もあり、シャドウはメタルソニックを介して通話した。

過去にはオルゴン融合エンジンを動力としていたが、今作ではカオスエメラルドを動力として使われている事、正式にカオスコントロールを使える事が判明。カオスエメラルドを用いているため高いパワーを発揮し、エッグマンネガの作ったメタルソニックである「メタルソニック3.0」に勝つことが出来た。

ストーリー後半、エッグマンネガによってシャドウ共々未来世界に置き去りにされてしまうが、自らを破壊して体内のカオスエメラルドをシャドウに託している。


メタルソニックの特殊能力は『ライバルズ』、『ライバルズ2』のどちらも相手の特殊能力を使用することのできる「コピー」。

これは『ヒーローズ』でネオメタルソニックが使用した能力が元ネタである。因みに『ライバルズ2』のメタルソニック3.0も特殊能力は「コピー」なので、メタルソニックと対決する際は、ソニックの特殊能力である「ソニックブーム」が発動する。


ソニックフリーライダーズ

エッグマンに内緒で、E-10000Bというエッグマンロボに変装してシャドウ、ルージュと共に「チームダーク」として登場。

様々な選手のデータを集めてパワーアップし、ソニックにリベンジを果たすためにレースに参加した。


ソニックジェネレーションズ

2011年度に発売された『ソニックジェネレーションズ』では、ライバルバトルにて再度ボスキャラクターとして登場。

XBOX360/PS3で発売された『白の時空』では、彼の初登場作である『ソニック・ザ・ヘッジホッグCD』と同様の決戦舞台である「スターダスト・スピードウェイ」にて、カオスエメラルドを賭けたレース勝負となる。

アレンジされたBGMと3D化したマップながら、当時の疾走感と臨場感を見事に再現している。

なお、今作のバトルはオリジナル版とは異なり、厳密にレースだけの勝負ではなく、崩れゆく足場とメタルソニックの攻撃を掻い潜りつつ、彼に一定数のダメージを与えなければ勝利とならない。


今作のメタルソニックはソニックCDで使用していた電撃をまとった突進に加え、貯めた電気をソニックの頭上から放ったり、街灯を壊して当てようとしたりする攻撃を身につけている。いずれの攻撃も使用したあとに一定時間オーバーヒートを起こし、ここが攻撃のチャンスとなる。

最後は機能が低下したところに、ソニックにダメ押しの蹴りを入れられ吹き飛び爆散。原作にも劣らない悲惨な最期を遂げた。

……が、『ジェネレーションズ』自体、破壊された時空で過去の追体験をする、というようなストーリーのためカオスエメラルド入手後も何度も戦うことができる。


ニンテンドー3DSで発売された『青の冒険』では、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ2』に登場した「カジノナイトゾーン」で原作さながらのレース勝負を繰り広げる。

こちらは攻撃方法はこれまた原作と同じく電撃をまとった突進しかしてこない。


ちなみに、このバトルで特定の条件を揃えると貰える称号(実績解除)の名前は「メタルソニックフルボッコ!」である。取り敢えず……まあ、お察しください


ソニック・ザ・ヘッジホッグ4 EP2

本作では計三回戦う事になり、リトルプラネットの「スターダスト・スピードウェイ」で機能を停止していた所を、エッグマンが回収・修理し復活させた。

エッグマンがリトルプラネットが近づいたタイミングで行動し始めたのはこのためである。(本作は『ソニック3&ナックルズ』の後、『ソニックアドベンチャー』の前の話であり、メタルソニックは『ソニックCD』の戦いの後しばらく放置されていたということになる。)

その後、迷宮「ロストラビリンス」へ向かい、祭壇に眠っていた宝玉らしき物を自らに取り込み強化。「スプラッシュヒル」にあった、ソニックが前作『EP1』で宇宙に向かう時に利用したロケットを使い彼の後を追う。


一戦目は「ホワイトパーク」にて、ソニック達と直接対決。ここでのメタルソニックは、『ソニックジェネレーションズ』を彷彿させる電撃攻撃を繰り出したり、足場を破壊して攻撃を仕掛けてくる。

二戦目は「スカイフォートレス」での空中戦。今度はウェポンユニット「メタルキャリアー」に搭乗し、トルネードに乗ったソニック&テイルスと対決する。尖兵のバルキーンを排出、そして強力なレーザーや巨大ミサイルなどを発射して攻撃する。

三戦目は最終エリア「デスエッグMk-Ⅱ」での対決。最初はエッグマンがこちらのジャマをしてくるが、巨大な電撃を飛ばした後に攻撃すればダメージを与えられる。二度目はアクト終盤でのお馴染みのレース対決となる。今回はテイルスもいるのでそれほど苦戦する事はないだろう。


ソニックフォース

ステージ19「レッドゲートブリッジ」にて、急襲してきた量産型デスエッグロボを破壊した後に対決となる。

今作のメタルソニックはインフィニットファントムルビーで作り出したニセモノ。ストーリー上ではこのステージ以外にも何体も登場するのだが、このステージで戦うニセモノのメタルソニックは何故かオリジナルよりも大きくなっている。

このニセモノについてソニックは「エッグマンはメタルの本物を持っているのになんでわざわざニセモノも作るんだろうな?」と言っているが、それについては本作の後日談に当たるIDW版で明らかになる。


今作のメタルソニックは物凄いスピードで飛行するブーストで追いかけつつホーミングアタックで連続攻撃するのがメインの戦い方となる。

使用してくる技は、序盤は雷を発生させる装置を行手を阻む様に設置するだけだが、ある程度ダメージを与えるとお馴染みの電撃を纏いながら突進してくる技をワープしてフェイントを掛けながら使用して来る様になる。因みに突進の後には電撃が残るが避けてもまっすぐ進んでいれば当たる事はない。

なお雷発生装置の設置にせよ雷撃の突進にせよ、どちらの技も使用後に攻撃するチャンスが生まれる。

また、ウィスポンの「アステロイド」の特殊能力(無敵になる)を使用してあえてぶつかるとメタルソニックの方が弾かれて攻撃のチャンスになる。


このステージ19はボスステージなのに通常ステージと同様にレッドスターリングなどの収集要素が存在。

どれも雷を発生させる装置の隙間に置かれているためコンプリートするためにはあえて倒し切らずに発動まで待つ必要がある。

なお、メタルソニックをブーストで追いかけずに3分ほど経つと強制的にミスになってしまう。


チームソニックレーシング

エッグマンの命令でチームエッグマンとしてエッグマン、ザボックと共にレースに参戦。

他のチームとは違いドドンパが用意したマシンではなくエッグマンが開発したマシンに搭乗する(これはチームエッグマン共通)。

マシンのデザインはメタルソニックをモチーフとしており、ヘッドライト周りはアイセンサー、タイヤは胴体の吸気口、ボディは頭部がモチーフとなっている。

流石創造主お手製である。


ソニックカラーズアルティメット

『ソニックカラーズ』のリマスター版である『ソニックカラーズアルティメット』にはライバルキャラとして登場。

メインストーリーに関わることはないが、各エリアのレッドスターリングの半分を集めると特定のステージに「ライバルラッシュ」として対決が出来る様になる。

このライバルラッシュの勝利条件は「メタルソニックよりも先にゴールに辿り着く」というレースそのもの。更に今作のメタルソニックはこちらにダメージを与える攻撃を一切してこないため過去作よりも純粋なスピード対決となる。

メタルソニックはカラーパワーを使えないが、猛スピードでゴールに向かうためこちらも最短ルートで応戦しないと勝つことは難しい。それにステージによっては落下する穴や1発でミスになる仕掛けが存在しているのでそちらとも戦う必要がある(当然ミスになると強制で負けとなる)ので焦らず正確に進もう。

勝利すると、専用のカスタマイズアイテムが入手出来る。


前日譚のショートアニメ『Rise of the Wisps』にも登場。エッグマンの命令でオーボットキューボットと共にウィスプを集めており、オーボットからは敬意を込めて「アニキ」と呼ばれていた。

2話でソニックと対峙し任務そっちのけでバトルを開始。途中ウィスプのパワーを借りるソニックを真似してメタルソニックもウィスプのパワーを借りようとするも(ウィスプから信用されていなかったため)出来なかったが、オーボットとキューボットの改造によってウィスプのパワーを奪ってパワーアップ出来る様に。

その後もウィスプのパワーを奪いながらソニックと対決するも、ジェイドウィスプのパワー(物体をすり抜けられる)によって改造されたパーツが外されてしまい、ソニックとウィスプのカラーパワー連続攻撃によってオーボットとキューボット共々破壊されてしまった。


シャドウジェネレーションズ

『ソニックジェネレーションズ』のリマスター版にて追加収録された完全新作『シャドウジェネレーションズ』にて、まさかのメタルオーバーロードの姿で参戦。

『ソニックヒーローズ』から21年振りである。そのためグラフィック技術の進化により元から洗練されていたデザインがより洗練されている

天空の足場で戦っていた前回とは違い、今作はシャドウの新たな力「ドゥームパワー」の一つドゥームサーフに乗っての水上戦だが、尻尾を使った薙ぎ払いや大量のミサイル攻撃等の過去に戦った技は勿論、水上に巨大な渦を生み出したり、水中に沈んでいた大型船を投げつけると言った環境を利用した大技を披露したり、シャドウの力をコピーした故か「カオスコントロール」の影響を無効化したりと、ラスボスの名に恥じぬ存在感をしめした。

台詞から察するにここではソニックを倒したと言うことになってると解釈できる(逆にただ言い張ってるだけとも解釈できる)。

また、彼とシャドウとの掛け合い基煽り合いは必見。


その他の作品での活躍

ゲーム以外においては、国内のOVA版にも登場(その時の正式名称はハイパーメタルソニック)し、ソニックとの激闘を繰り広げる。

特殊な機構により、ソニックとはお互いに一心同体にも近い意思の同調を果たす。それもあって「ソニックハ、ヒトリダケ……」と彼への敵愾心を燃やしていた。

ところが紆余曲折を経て、戦いの最中ある事をきっかけとして窮地に陥った大統領とその秘書を救出。

既に大破も同然の状態で、かつ力を使い果たし溶岩に落ちそうになったところをソニックが助けようとするが、その手を振り払い「ソニックハ、ヒトリダケ……」という先程とは全く趣の異なる名言を言い残し、溶岩の中へ自ら消えていった。

彼の一部のファンの中には、このエピソードを欠かせないとする人も少なからずいる様子。

また、彼がソニックとの戦いにおいて(1VS1の時には)最後の最後まで優勢を保っていたというのも特筆すべき点。


海外メディアにおいては、アメコミ版での記念すべき25話で『ソニック・ザ・ヘッジホッグCD』をベースにしたエピソードにて初登場。

ところが、海外版の原作においての誤字が原因で、メカソニックという名前に仕上がってしまった。

このアメコミでのメタルソニックは人語を発し、「スターダスト・スピードウェイ」でソニックと競争する。しかし、ソニックの超音速のスピードに対抗したために脚部が溶けてしまい、原作ゲームとは展開が異なるが、これが原因で敗北してしまう。


イギリス版コミックでは第22話のラストシーンで初登場。

こちらではMetallixという名前で登場している。アメコミ版と同様、メタルソニックは人語を発し、リトルプラネットでソニックと対決する。

第28話のラストでソニックとの決着の末、Metallixは消息不明となる。その後のエピソードでMetallixの親玉と言えるEmperor Metallixの手によって、量産型のMetallixが登場している。


IDW版では『ソニックフォース』の際、実はエッグマンがソニックとの戦いの切り札として再びネオメタルソニックの姿へと改造していたことが判明(なお、このときに初めてネオメタルソニックを自称したため、ヒーローズの出来事ではなく今回の件で改名したとソニックには認識されている)。

しかし完成が最終決戦には間に合わずにエッグマンは敗れてしまったというオチらしい。ソニックフォースにメタルソニックが仮想の物だけ出てきて、本人が表舞台に登場しなかった理由付けがされている。

こちらのネオメタルソニックは反乱を考えることは無く、元のメタルソニックと同様エッグマンに忠誠を誓っていて、『ヒーローズ』同様エッグマンに(彼なりの善意で)なりすましてロボット軍団を操った。

※これはあくまでもIDW版の世界線での話で、ゲーム版では言及されていない。


2021年5月に発表された短編小説のかべがみカバーストーリーでは『アドベンチャー』に登場するステージ「スピードハイウェイ」でソニックとカオスエメラルドをかけてレースを繰り広げた。

この時はエッグマンは悪さをしておらず、メタルソニックの意思のみでの行動である。

小説なので文字だけで物語が描かれるため、言葉を喋らないメタルソニックの心情(?)はAIの判断という形で描かれた。また、これまでのレースなどのデータを基地のコンピューターで分析している様で、ソニックとのレース中も常に分析・判断を繰り返していて、勝利への執念が濃く表れていた。

レース終盤に持っていたカオスエメラルドのエネルギーを使って逆転を試みるもエネルギーが不安定だったために暴走。爆散してゴールすることは叶わなかったが、前例にないパフォーマンスを出せたとして満足していた。


人物関係

『ソニックヒーローズ』ではエッグマンに背いていたが修理後は、

『マリオ&ソニックATバンクーバーオリンピック』でエッグマンたちが再びマリオとソニックに負けた事を悔しがるなど、主人である彼を信頼している節があり、他のメカと比べてもエッグマンの命令には忠実。

エッグマンもEシリーズなど他のロボットに対しては任務を失敗したり逆らったりすると即廃棄処分や分解など、自分の所有物とはいえ容赦ない対応が多いのに対して、『ソニックヒーローズ』や『ソニックフリーライダーズ』などで勝手な行動をとったメタルソニックを廃棄処分せず、改造や改良を続けているところを見ると、他のメカとは違う感情を持っている節がある。一部の作品でも「ワシの最高傑作」と豪語するほどの愛着を見せていた。

他にもWEBアニメ『ソニックマニアアドベンチャーズ』でもカオスエメラルドやマスターエメラルドをメタルソニックのパワーアップに使ったり、クリスマスエピソードではエミーの計らいでプレゼントとして届けられたメタルソニックを家に入れてあげた上、

海外アニメの『ソニックトゥーン』でもメタルソニックがソニックに倒されたことを知るとすぐに回収し、修理のために引き上げるなどやはり特別に思っている節はある。


また、『ソニックライバルズ2』では、上記通りシャドウとコンビを組む。

一見すると自我が無いように見えるが、エッグマンの指示が届かない場所でも自己判断で行動している事から、やはり明確な自我を持っている様子。

シャドウもまた、メタルソニックに対しては相棒のように接するなど、信頼している様子が窺えた。


だが、やはりソニックに対しては自分と同じ姿を持っているのが気に入らない様で、『マリオ&ソニック』シリーズでキノピオがソニックと間違えた際には怒ったり、

ゲーム『ソニックトゥーン 太古の秘宝』ではリリックが封印された扉をソニックは開けられるのに自分は開けられないことを悔しがる場面があり、いつかソニックに勝ちたいというライバル心を未だ抱いている。


余談

メッカメカなソニック20周年記念★めたるなっくるず

メガドライブ版の『ソニック2』及び『ソニック&ナックルズ』にも、ソニックを模したロボットがボスキャラクターとして登場している。

これらはそれぞれが異なる姿と性能を持つメカソニックの総称で呼ばれる機体であり、メタルソニックとは全くの別物である。

この内『ソニック・ザ・ヘッジホッグ2』に登場したと思しき機体は、『ソニックアドベンチャー』にてメタルソニックと同じ場所に保管されている。(ただし、左の画像のように細部のデザインなどが異なっているため、別機種の可能性は無きにしもあらずである)


また、『ソニックR』ではメタルソニック本人以外にも、彼の性能や技術のノウハウを活用し、右の画像のようにエッグマンがナックルズをモデルに製造したメタルナックルズという派生型機種が、同じく隠し自機キャラクターとして登場している。

スピードはメタルソニックと同等で、オリジナルであるナックルズ同様に滑空飛行も使用可能。ただし、レースゲームである本作のみの出演のため、戦闘能力などは不明である。

『ソニックスーパースターズ』にもメタルナックルズ本人ではないものの、彼のアバターが登場している。

余談の余談だが、上記の作品にはメタルナックルズ以外にも新たにメタルテイルスメタルエミーもアバターとして登場している。


Trash Talk

メカソニックたちと比べて出番がないということはないが、2000年代後半からはソニックの能力が上がった影響もあってか扱いがあまりよくない。

ライバル枠は『アドベンチャー2』以降シャドウと見られることが多くなり、『フォース』でもエッグマンの手元にあるにもかかわらずファントムルビーで作り出したコピーだけが多数登場するといったメタル本人にとっては涙目になりかねない展開が続いている(ただし上記のIDW版の設定ではフォースの際、舞台裏でメタルソニックはかなり優遇されていることがわかる。)。


カオスソニック

アニメ『ソニックプライム』では、カオスソニックというよく似たロボットが登場している。

本作の敵集団「カオス委員会」がソニックへの対抗策として、パラドックス・プリズムという結晶のエネルギーを利用して作り上げた存在であり、あくまでメタルソニックとは全く別物である。

ソニックと声が同じなだけでなく、本物に負けず劣らずお喋りなお調子者ではあるが、所々で冷酷な本性を垣間見せる。

原語版も素晴らしいが、日本語吹き替え版におけるコミカルながらもどこか毒のある金丸氏の演技は圧巻の一言。


登場作品一覧

メガCD,スーパー32X,SS,ゲームギア

DC

  • ソニックアドベンチャー(エミー編の冒頭で、彼女の回想シーンで登場。他にはエッグマンの基地である“ファイナルエッグ”内のカプセルに保管されている。また、リメイク以降では特定の条件を満たす事で、タイムアタックモードでのみ使用可能になる)
  • ソニックアドベンチャー2(対戦モードのみ出演)

GC,PS2,XBOX

PSP

  • ソニックライバルズ(隠しキャラクター)
  • ソニックライバルズ2(自機キャラクター)

DS,Wii,PS3,XBOX360

3DS,WiiU

  • ソニック&オールスターレーシング TRANSFORMED
  • ソニックトゥーン 太古の秘宝

NintendoSwitch,PlayStation4,XboxOne,PC

OVA

配信アニメ

AC

  • ソニック・ザ・ファイターズ(CPU専用キャラクターとして登場。本編で使用されなかった「ロケットメタル」と呼ばれる強化形態が没キャラクターとして存在する)

開連イラスト

メタルソニックMetal Sonic 「メタルソニック」メタルソニックソニックログ3METAL MOVEメタルソニックメタルソニックMetalSonicメタルソニック▲VSメタルソニックソニックCD

Stardust Speedway-vs Metal Sonic

開連タグ

ソニック・ザ・ヘッジホッグ Dr.エッグマン エミー・ローズ シャドウ・ザ・ヘッジホッグ メカソニック テイルスドール メタルナックルズ エッグロボ

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