(やらしい声)
だいじょゆうにはぞうさもないやらしいこえ
桜坂しずく役の前田佳織里の可愛さと色気が共存した独特の声質のこと。
元々はA・ZU・NAの「Dream_Land!_Dream_World!」間奏の台詞パートのコピペから派生したネタで、スクフェスALL_STARSでもしずくの台詞の語尾にやたら♡マークが目立つこともあってこのような表現が生まれた。
初めは「常に語尾に♡が付いたような声」とも揶揄され、軽いノリで生まれたネタだったが、2021年3月の公式ライブイベント「校内シャッフルフェスティバル」が開催されると評価は一変する。
しずく役の前田佳織里は天王寺璃奈(演:田中ちえ美)の「ドキピポ☆エモーション」をカバーすることとなったのだが、そのパフォーマンスが元気でかわいらしい原曲に妙な色気が加わった何とも言えない出来となり、「やらしいドキピポ」という感想が多かった。
この一件を機にしずくの声=やらしいという評価は決定的なものとなってしまった。
また、この件に加えてしずケツネタも相まって本来のセクシー担当である朝香果林が割りを食ってしまったとも言われている。
なお、実際公式でも果林はしずくに対しセクシー衣装を勧めている例が過去に何度かあるため、果林視点からもしずくには目を見張るものがあるのかもしれない。→しずかり
だが忘れてはならない。
桜坂しずくは様々な役柄を演じてきた大女優であり、中の人は清楚からは程遠いギャンブル大好きな酒豪であることを。
多くの漢達を魅了した清楚でやらしいしずくですら、彼女が演じている役柄の一つに過ぎないのだ。
…本来の小悪魔系スクールアイドル以上に小悪魔なような…まあ後に本当に小悪魔になっちゃうのだが。
この「(やらしい声)」含むしずくのネットミームの数々は、彼女が登場する二次創作にも少なからず…どころかかなりの影響を及ぼしている。本来のしずくは空回りこそするものの、先輩を心から慕っている優しく生真面目な性格である。当然生意気な言葉を言って煽るようなこともしない。
しかし一年生組では明らかに一人だけ浮いている大人っぽい雰囲気や、同好会部員の中でも結構過激目な衣装を着ている公式絵も一際多い(ボディコン、谷間の開いた水着、レオタード、へそ出し球団ユニフォーム、肩全露出の私服、サブカル系しずくetc...)ことから二次創作のしずくは果林に匹敵する色気を持った設定にされがち。
そしてその有り余る色気をもって時には言葉責めで煽って先輩を誘惑するというまるでかすみと果林を融合したかのようなセクシー系生意気後輩キャラとして描かれるのがお約束になっている。「(やらしい声)」ネタも決して無関係ではなく、先輩を煽る語尾にはほぼ確実に❤が付けられる。
そのため、実際に公式媒体の全然生意気ではないしずくを見て齟齬に驚く者も少なくない。
尤も、実際のしずくも無自覚なのかポーカーフェイスなのか先輩に二次創作に匹敵する大胆なアプローチを悪気なく素でやってしまうところはあり、周りの悪ふざけにはあっさり加担する結構ノリのいい性格でもあるため当たらずとも遠からず、といったところか。
似たようなキャラを要求されがちなものの「明らかに違う」と分かるため分別が付きやすい澁谷かのんと違い、「何処かでそういう面を見せてそう」な絶妙さがある所もしずくのキャラに誤解を招きやすい原因である。
二次創作の中には本来のしずくはそういうキャラではないことを踏まえた同人ももちろんあり、その場合は彼女が演劇部でもある設定を生かし、先輩の変態願望を叶えるために生意気な後輩を「演じてもらう」展開で描かれる事がほとんど。