概要
ゲーム『ライブアライブ』に登場する敵キャラクター。モチーフは平賀源内と思われる。
からくり作りの天才であり、尾手院王の居城に仕掛けられた無数のからくりを作ったのはコイツ。また戦闘の際は自作のエレキテルを攻撃に用いる他、多数の可動式の電極を率いる。
だが、コイツのからくり愛(?)は凄まじく、なんと自身の肉体をも木製のからくりに作り変えた程。公式イラストを見る限り、残存する生身の部位は剥き出しの脳と眼球ぐらいと思われる。
よほどからくりに魅入られている……よりは、狂気じみた妄執を持っていると見るべきかも知れない。
人物
物々しい風貌ながら奇っ怪な英語混じりに喋り、語尾に「~おじゃる(或いはごじゃる)」を付け、更にリメイク版では「~ありませんせん」と語尾を2度繰り返したり、戦闘でダメージを負った際に「痛ーー!!垣退助!」とダジャレを繰り出す等、とにかくおちゃらけた印象を受け、一見すると道化師にしか見えない。
しかし、自らが潜む区画に炎魔忍軍の忍が入り込んでも、言葉巧みに罠に嵌めようとしてくる上、リメイク版では城主の尾手との密約の際、真面目かつドスを利かせるように低く喋っていたりする。
なので、ふざけた言動の根源は敵を見下しているものと思われる。ただし密約の際も口調はほぼ変わってないので、少なくとも喋り方は地なのだろう。
ちなみにそのリメイク版ではよく聞くとボイスにからくりの駆動音が混じっている。芸が細かい。
戦闘においては多数の電極を従え、自らも『エレキテル放電』等の強力な技を使用する。離れると大技の餌食になるので、近づいて斬りまくると割合安全。
からくり源内を倒せば電極はBREAK DOWNするが、オリジナル版では0人斬りを目指す等の理由でカラクリ丸を仲間にする場合は、彼より先に電極を倒し『ゼンマイ』を入手する必要があったが、リメイク版ではBREAK DOWNした敵もアイテムを落とすので、いきなり彼を狙っても問題ない。
最期
敵が自らの区画に侵入した為、上記の通り大量の電極を率いて交戦するも敗北。
その直後、からくり化した体の制御が不可能に陥り、自らの肉体の暴走に戦きながら「誰かミーのバディを止めてくれでごじゃる!?」を断末魔に、文字通り木っ端微塵に四散した。
それを境に、屋根裏のからくり仕掛けは全て停止する。また地下牢の落とし穴の仕掛けも停止するため、この時点でとらわれの男を救出していないなら自力で脱出し、院王の間で合流した際に八剣士戦を回避できる。ついでに彼の牢にあった小判も取れるようになる。
カラクリ丸・とらわれの男どちらも、撃破されてなお0人斬り達成においては重要なファクターを担う存在と言える。
なお、サイボーグなので源内自身は「人を斬った数」にカウントされない。
関連タグ
ケフカ・パラッツォ:中の人と販売元の企業が同じ、おどけつつも狂気じみた言動を見せるヴィラン等、共通点が多数あるキャラクター。ただし、からくり源内は城主に忠義心を抱いているが、ケフカは君主を裏切り殺害するとの明確な差違がある。
宝条:上記のケフカ同様、中の人と販売元が同じ悪役。マッドサイエンティスト、テンションが高まると狂気じみた物言いを見せる等の共通点があるが、組織に対する忠誠心が皆無なのはケフカと同じ。
シュヴァルツ(重甲ビーファイター):中の人が同じ。おどけつつも狂気じみた言動を見せる、機械の肉体を持つヴィラン等、共通点も多数。だがこちらは『自我を備えたコンピュータウイルス』と最初から人外で、こちらもケフカと同じく最終的に組織から離反する。
ギエン:肉体を機械化した悪役繋がり。
ただし、ギエンは物語が進むにつれて狂気じみた言動を多々見せ、最終的にはボスを見限って惨殺して裏切る、世界を崩壊へ導かんと暴走し、ラスボスとして立ちはだかる等から、むしろからくり源内よりもケフカとの共通点が多い。
もっとも、こちらはサイボーグになる以前は「純粋だが愚図のヒューマノイドの青年」であり、サイボーグになったのは前述のボスが瀕死のギエンを助けたい善意である等、キャラクターの本質は哀しき悪役となっている。
ドクター・マゼンダ:ギエンと同じ、肉体を機械化した悪役繋がり。こちらも表面上の人格に多々問題を抱えているが、最終的に自らの行いを悔いた末に自爆し果てた。
また、最大の違いとしてマゼンダは女性である。
ナポギストラー一世:リメイク版の源内の末路が、ほぼこのキャラクターと同じになっている。もっとも、こちらは純粋なロボットであり、ポジション上は遥か未来のオディオに近い。
北斗の拳:中の人の代表作。
リメイク版の源内の末路が、主人公であるケンシロウに経絡秘孔を衝かれて「ひでぶ」になった悪役の末路を彷彿させるものになっている。ちなみに、中の人が演じたキャラの1人であるジャコウは、印象的なデザインやぶっ飛んだ言動にケフカとの共通点がある。
幻獣ミノタウロス拳シユウ:口癖が「ごじゃる」の悪役繋がり。シユウは誰にも真似されない口癖を探してこんな口癖になったらしいが、他作品にはこうして同じ口癖のある奴がいた。