概要
日本テレビで放送されたバラエティ番組。1995年に『ウッチャンウリウリ!ナンチャンナリナリ!!』のタイトルでスタートし、翌年に『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』に改題した。
90年代に子供時代を過ごした人は懐かしくなる番組のひとつ(おっさんホイホイ)。
テレビが本当に面白かった時代の末期の思い出。
あの頃、この番組を観てないと、小学校で仲間外れにされたのさ。
ウッチャンナンチャン、キャイ~ン、千秋、ビビアン・スー、K2(勝俣州和、堀部圭亮)、よゐこ、杉本彩、小池栄子、さまぁ~ずなど、いろんな人が出ていた。この番組がきっかけでお茶の間に名前を浸透させた人間も相当いる。
90年代における『オレたちひょうきん族』と言えばいいのだろうか?
ちなみに、後述するポケビとブラビが紅白歌合戦に出たとき、ホワイティ他、ウリナリファミリーもみんな出ていた。
ポケットビスケッツ、ブラックビスケッツ、モテないブラザーズ、ドーバー海峡横断部、芸能人社交ダンス部、南々見組、ブランニュービスケッツ、ウルトラキャッツ……この番組が生み出したものは果てしなく、また、末期のグダグダっぷりも印象に残る。
ただ、繰り返すけど、90年代の小学生はほとんどが夢中になったのさ。
出演者
ウリナリオールスターズ
ウッチャンナンチャン
K2
キャイ~ン
よゐこ(2001年5月まで)
千秋(2001年5月まで)
オールスターズ以外のメインメンバー
- ビビアン・スー(1996年5月〜1999年)
- 藤崎奈々子(1997年頃〜2001年)
- 室井滋(1996年8月に降板後「社交ダンス部」に一時的に参加)
- 国生さゆり(1996年6月頃に降板)
- 杉本彩(「社交ダンス部」のみ参加)
- 神尾米(1999年〜2000年1月)
- 山川恵里佳(1999年11月〜)
- ケディ(1999年4月〜2000年11月)
- ジニー(2000年2月〜)
- ハン(2000年11月〜)
- 小池栄子(2001年6月〜)
- ゴルゴ松本(2001年6月〜)
- 大竹一樹(2001年6月〜)
- 坂本ちゃん(2001年6月〜)
- 神戸みゆき(2001年6月〜)
準レギュラー
主な進行アナウンサー
主な番組内のコーナー
ウリナリ星人ナリナリ
南原清隆、勝俣州和、小坂一也が扮するウリナリ星人たちが地球を舞台に展開するドラマ仕立てのコントコーナー。地球人側のキャストは内村光良の他に濱口優(相方の有野晋哉は出演せず)、室井滋、国生さゆり、高山理衣という共演陣だった。
役者バカそれゆけ!デニーロさん!!
内村扮する役者・露鳩出似郎が毎回あらゆる役に体当たりで挑戦する。出似郎の付き人役で東野幸治が出演していた。
魚住りえの世界なんでも相談室
寄せられた疑問に対し、毎回内村か南原が交代でルーレットで選んだ国を訪問し、その国での疑問にお答えするという大がかりなロケコーナー。司会を当時日本テレビアナウンサーの魚住りえが担当した。しかし大がかりなため長続きせず、「冒険野郎モーリスJナンバラ-世界はみんな友達さ!」に模様替えした。
URI-NARI LAND
ウンナンはじめタレントたちがゲームに挑むコーナー。
シャドーマン
内村&東野によるコーナーの第3弾(第2弾は『銀河放浪伝説』だが、3回で打ち切りに。)。
ジャイアントシャドーマンが子供たちの要望に応え大がかりな影絵を披露する。
ジャイアントシャドーマンは内村・東野と複数のスタッフによって形成された巨大な顔である。
披露した影絵は出来が悪いのが多く、それに対し観客の子供たちが野次を飛ばすというのがお約束であり、回を追うごとにそれがエスカレートしていき、内村だけでなく東野までもキレだし、遂に内村は「もうやめる。もう続かないよ。」と音を上げてしまい、コーナーは打ち切りとなり、東野もその後番組に顔を見せなくなった。
スーパースター誕生!-k.nanamiアジアへの野望-
南原扮する音楽プロデューサー・南々見一也が、高山理衣をフィリピンで歌手デビューさせるという内容のドラマ。ところが実際には、同コーナーに出演していた室井、国生とのユニットによるMcKee(マッキー)という3人組での歌手デビューであり、ユニットに入れると思っていた千秋は号泣。それを見た内村は「第2のマモー・ミモー作ってやるダニ!!」と宣言。これによりMcKeeに対抗するユニットとしてポケットビスケッツが誕生することになった。
URINARIもってこいしりとり
芸能界サークル活動宣言
ウンナンがあらゆる部を立ち上げ、部員となった芸能人と共にサークル活動を展開。
その初回は「芸能人社交ダンス部」であり、以後番組終了後の特番路線まで継続するほどの長期企画となった。ちみなにコーナー自体は早い段階で消滅している。
燃えるカンフー
中国の伝説のカンフーの達人と言われるウォン・フェイフォン(勝俣)の修行時代を描いたコント。舞台が中国であるにもかかわらず、師匠の名前がアキヨシさん(内村)だったりする。
ナンチャンエンジェル ウッチャンデビル
TOP of THE URI ナリキリ
毎回レギュラーの1人が他の有名人のモノマネ芸を披露するコーナー。観客の採点が高いとグランドチャンピオン大会に進出できる。内村と当時レギュラーの巴千草が司会。出場者とモノマネネタは南原=広瀬香美、内村=広末涼子・NTTドコモCMのパロディ/小室哲哉・「i'm proud」、天野ひろゆき=尾崎豊・「卒業」、千秋=華原朋美・「i'm proud」、高山=牧瀬里穂・味の素CMのパロディ
など
勝俣・本上 愛の行方
RANKING CHARACTER LIVE
番組レギュラーが独自のユニットを組んでネタを披露する。
内村扮するホワイティがの人気が特に高かった。
主題歌は南原の歌う「残酷な笑いのテーゼ」。
ウリナリ大会議
レギュラーメンバーが日頃の反省や今後の方針などを話し合う企画。
後半ではタバスコ入りジュースなどを使ったロシアンルーレットが行われ、当たった者(何故か内村の的中率が高かった)は、補欠への降格や滝修行などの罰ゲーム企画に参加させられた。
ウリナリゼミナール
国語、数学、理科、社会、英語などの知識を競うクイズコーナー。
同時期に放送していた某番組の似たようなコーナーで頭角を現していた濱口はこのコーナーでも珍回答を連発。英会話の問題で自らが発した「グッチョン・イン・ジャパン」という言葉は、このコーナーで彼の呼び名として定着した。
ウリナリ7
男性レギュラー陣があらゆるジャンルの日本一と対決し、勝って日本一になろうというコーナー。なぜか初回のみ「21世紀ビッグ・プロジェクト」という副題が付いていた。
しかし連敗続きに業を煮やしたスタッフは何を考えたのか、剣道とビーチバレー対決で1勝できなかったら、選挙で男性レギュラー陣を入れ替える「ウリナリ解散総選挙」を行うと宣言。しかし結果は全敗、それでもスタッフのせめてもの情けか、「本当のラストチャンス」として7人の元スポーツ選手とフリスビー・ボウリング・早食いの3本勝負で全勝しなければ今度こそ「解散総選挙」を行うと宣言。しかしウリナリ7はそれを果たせず、「ウリナリ解散総選挙」は実現の運びとなってしまう。
ウリナリ解散総選挙
日本全国で一般の人から投票を募り、男性レギュラー陣を入れ替える企画。
各候補者が各地で街頭演説を行い、開票中は速報や当確情報を挿し込むなど、本物の選挙さながらの演出も行われた。
結果、ウンナン、キャイ~ン、K2勝俣が残留。よゐこ、K2堀部が降板し、新たにさまぁ~ず大竹、TIMゴルゴ、坂本ちゃんが加入する形となった。
しかしその後1年も経たないうちに番組の打ち切りが決定。結果的にこの企画は、上記のウリナリ7を含めてこの番組の"終わりの始まり"となってしまった。
外部リンク
ウッチャンウリウリ!ナンチャンナリナリ!! - Wikipedia
関連タグ
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