プロフィール
生年月日 | 2015年4月21日 |
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欧字表記 | Entscheiden |
性別 | 牡 |
毛色 | 芦毛 |
父 | ディープインパクト(JPN) |
母 | ルシュクル(JPN) |
母の父 | サクラバクシンオー(JPN) |
生産者 | ノースヒルズ |
馬主 | 前田幸治 |
管理調教師 | 矢作芳人(栗東) |
父ディープインパクトは言わずと知れた無敗三冠馬。
母ルシュクルはJRAで3勝。
母の父サクラバクシンオーはスプリント戦を得意としスプリンターズSを連覇している。
全姉に函館2歳Sを勝ったブランボヌール、半弟に函館2歳S、函館スプリントSなどを勝ったビアンフェがいる。兄弟揃って洋芝での活躍が目立つほか、ブランボヌールは欧州で繁殖入りしている。
経歴
2歳時(2017年)
8月26日、新潟芝1600mの新馬戦でデビュー。中団からいい差し脚を伸ばしてデビュー勝ち。
2戦目の京王杯2歳Sでは7着。
3戦目のベゴニア賞(500万下)では3着。
この年は3戦1勝で終えた。
3歳時(2018年)
年明け緒戦のこぶし賞(500万下)で3着になると、自己条件で2着3着とした後にニュージーランドTに参戦。9着と敗れる。
その後は自己条件でも勝てない日々が続いていたが、11月の1000万下で格上挑戦。単勝73.8倍という低評価ながら鋭い差し脚で抜け出し1年3ヶ月ぶりの勝利を挙げた。
続く1000万下も内々から差し切って勝利。
3歳時は10戦をこなし、最後に2連勝を見せた。
4歳時(2019年)
緒戦の節分S(1600万下)を勝ち3連勝とすると、10ヶ月ぶりの重賞挑戦となる阪急杯へ進むが、5着に敗れる。
その後、京王杯SC、安田記念、中京記念、関屋記念と重賞に連続で挑戦するがいずれも掲示板にも入れなかった。
再び勝ち星から遠ざかってしまい結局この年は10戦して勝利が1回、掲示板内に入ったのも勝利含めて3回だった。
5歳時(2020年)
京都金杯7着、東風(L)S11着の後六甲S(L)で3着、谷川岳S(L)で2着とやや復調気配を見せる。
京王杯SCは9着に敗れたが、続く安土城S(L)で1年3ヶ月ぶりの勝利。
続く中京記念は3着も、その後は掲示板を捕らえることなく10戦1勝で5歳時を終えた。
6歳時(2021年)
京都金杯は初めて逃げの手を打ち3着と好走したものの東京新聞杯では11着。
谷川岳S、安土城Sでは5着。
この年、ディープボンドの帯同馬としてフランス遠征を敢行する。海外初挑戦の舞台はパリロンシャン競馬場のパン賞(GIII)。すんなり先頭に立つと、10頭立て最低人気ながら5着粘り切る。
そして本番は凱旋門賞の後に行われる1400mのGI、フォレ賞。3番手からレースを進め、15頭立て13番人気の人気薄ながら3着に粘り込んだ。
6戦して未勝利だったものの、フォレ賞3着など新たな一面を見せた。
7歳時(2022年)
ニューイヤーS(L)で始動。9着に敗れる。
今年も海外遠征に挑戦。サウジアラビア・キングアブドゥルアジーズ競馬場で開催されるサウジカップデー第2競走、1351ターフスプリントに出走。中団から伸びず12着。
続いてUAE・メイダン競馬場のドバイワールドカップデー第4競走、アルクォーツスプリントに出走。ここでもいいところなく12着。
帰国初戦は3年連続の出走となる安土城S。押してハナを主張し逃げる格好となり、そのまま後続の追撃を抑えてちょうど2年ぶりの勝利を飾った。
その後の米子S、朱鷺S(L)は59kgという斤量もあり振るわなかったが、今年もディープボンドの帯同馬としてフランスに遠征。今回はぶっつけでフォレ賞に出走し、逃げて粘りに粘り、最低人気の中2年連続の3着に粘り込んだ。
特徴・エピソードなど
勝てなくなったと思ったらいきなり3連勝を決めてみたり、差し脚を武器にしていたのに逃げて勝ってみたり、海外挑戦で大穴を開けたり、年を取って衰えたのかそれともそんな事はないのかまるで読めない謎多き馬である。
ディープボンドの帯同馬としてフランス遠征をしているはずなのに、こちらの方が2年連続でいい結果を残しているため実はディープボンドがエントシャイデンの帯同馬説が発生している。どこかで似たような馬を見たことがあるような…
関連タグ
ステイゴールド:ドバイワールドカップに挑戦するトゥザヴィクトリーの帯同馬としてドバイに遠征し、ドバイシーマクラシックで当時の欧州最強馬ファンタスティックライトを撃破した。もっとも、こちらはトゥザヴィクトリーも2着と好走しているのでその点は相違がある。