生涯
ハワイ語で「メハ」は「孤独な、寂しい」などの意味があり、カ・メハメハ(Kamehameha)で「孤高の人」「静かなる人」などと訳される。
彼の生まれについては文献が乏しく、1758年頃と言われるが諸説ある。
ハワイ島に生まれ、島内を掌握すると、1795年にハワイ王国を建国。1810年には全ハワイ諸島を統一した。
イギリスから火器を導入して軍備の近代化に努めるとともに、太平洋に勢力を伸ばす欧米列強に対しても優れた外交感覚でハワイの独立を維持した。
銅像
一般にカメハメハ大王の姿としてイメージされる黄金のマントをまとった銅像は、実はカメハメハ1世自身をモデルとしたものではない(写真もない時代なのでしょうがない)。
1878年、7代国王カラカウアの時代に建立されたもので、王宮に仕える男性の中から、大王の威厳を表現できる美男子を選んでモデルとしたものである。ホノルルのハワイ州最高裁判所前ほか、ハワイ島に2か所の計3つの像が立っている。
ミニチュアはハワイ土産としてもたくさん売られている。
カメハメハ大王をモチーフとしたもの
- 南の島のハメハメハ大王:NHK『みんなのうた』で放送された楽曲。1976年制作、伊藤アキラ作詞、森田公一作曲。レコードでは「山口さんちのツトム君」のカップリングで発売された。歌に登場する「ハメハメハ大王」は、カメハメハ大王の友人という設定である。
- かめはめ波:漫画・アニメ『ドラゴンボール』シリーズの代表的な技のひとつ。人間の体内に秘められたエネルギーを掌内に集め、光線状に敵に向けて放つ。創始者は亀仙人。技名は作者鳥山明の妻みかみなちが思いつき、「バカバカしくてよい」と採用したという。
- プリンス・カメハメ:漫画・アニメ『キン肉マン』『キン肉マンⅡ世』の登場人物。正義超人のひとりで、卓越した技術を誇るベテラン。主人公キン肉スグルの師として「48の殺人技」「52の関節技」を伝授した。マスク超人キン肉マングレートとしても活躍。
- キングカメハメハ:2001年生まれの日本の競走馬。主な勝鞍は2004年のNHKマイルカップ・日本ダービー。引退後は種牡馬としても優秀な産駒たちを数多く輩出、2010・11年の日本リーディングサイアーに輝いた。
- カメハメハ魂:『仮面ライダーゴースト』に登場する主役ライダー、ゴーストの変身形態のひとつ。本編には登場せず、カードゲーム「ガンバライジング」にのみ登場する。