リョウ「逃がさない!あんたは、この世で一番大切なものを踏みにじったんだから!」
シオン「何かな?地球の平和?それとも正義ってやつか?」
リョウ「……『乙女の純情』よ!!」
データ
別名: | 諜報宇宙人 |
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身長: | 180cm |
体重: | 75kg |
出身地: | クレア星雲 |
演者: | 宍戸マサル |
概要
第15話「優しい標的」に登場。
地球侵略を目論むクレア星雲から派遣された工作員。惑星調査員と身分を偽り、遭難者を装ってわざとスーパーGUTSに保護され、自分に好意を持ったミドリカワ・マイ隊員の乙女心を利用してTPC主要施設の機密データの入手を目論む卑劣な性格。
他人を操ることのできる緑色の石を所持しており、これを「自身に『優しい』という言葉を教えてくれた」という理由でマイにさりげなく渡して目的を達成しようとするが、最初から彼を警戒していたユミムラ・リョウ隊員に阻止されてしまったことで本性を現し、ギャンザーを召喚してTPC本部基地・グランドームを直接攻撃するという強行手段に打って出た。
しかしギャンザーはウルトラマンダイナの手で倒され、自身も逃亡を図る。
マイの優しさを「宇宙がマイのように優しい(=騙されやすい)人ばかりなら、自分たちも簡単に侵略できる」と嘲笑するが、最後は怒り心頭のリョウが放ったガッツイーグル・γ号のミサイル攻撃で宇宙船もろとも爆死した。
全てが終わった後、リョウはシオンが善良な宇宙人だと信じるマイの心を傷つけないために「シオンは任務を果たして自分の星に帰った」と嘘をつく。
アスカ「どうして嘘なんかついたんだよ?いつかバレんのに」
リョウ「女はね、残酷な現実より、優しい嘘が……」
アスカ「そんなもんか?俺には分かんないなぁ」
リョウ「でも……本当は私が、信じたかったからかな。『この宇宙のどこかには、きっと分かり合える仲間がいる』……本当は、私もそう信じたかったから。マイみたいに……本当は素直に信じたかった……」
余談
シオンを演じた宍戸マサルは『超力戦隊オーレンジャー』で星野吾郎/オーレッドを演じたことで有名で、子役時代にも『ウルトラマン80』第32話に出演したことがある。
関連項目
変身怪獣アルゴン:防衛組織の女性隊員を利用した悪質な侵略者繋がり。
ギャビッシュ:同じくダイナ本編にて登場。こちらは怪獣であるが、その無害そうな見た目と無垢な少女の心を利用するという、似た様な手口をとっている。