「地球の破壊のために窮屈な思いをして縮んでいたんだが……ボクの本当の姿をお見せしよう‼」
データ
別名 | 変身怪獣 |
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身長 | 2〜55m |
体重 | 9kg〜3万t |
出身地 | 宇宙 |
演(人間態) | 平野克己 |
概要
人間態 | 怪獣態 |
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第25話「美しきチャレンジャー」に登場。
謎の宇宙人が地球侵略のために送り込んだ、高い知性を誇る宇宙怪獣。
2機の円盤で地球に飛来しUGMを襲撃するが、その内の1機が「フォーメーション・ヤマト」により撃墜されてしまう。しかしこれは撃墜を装った罠であり、搭乗していたアルゴンはリュウという名の地球人男性に擬態。手柄を立てたい気持ちではやるUGMの女子訓練生ジュン(演:斉藤浩子)の気持ちを巧みに利用してまんまと基地内部に潜入することに成功する。
そして偽の情報を流してUGMの戦力を分散させた後、本来の姿へと戻り侵略の妨げとなるUGMの戦力が希薄になった隙を突いて一気に叩き潰そうと目論む。
事前に綿密な調査を行っており、肉体の組織に改造を施しエイリアン反応が検出しない様にしたため異星人であるとジュン達に知られる事はなかった。
その反動なのかは不明だが自力では元の姿に戻れないようで、わざわざ呼び寄せた円盤下部から発する光線によって怪獣化を果たしている。
主な戦力は口から発射される破壊光線「エノルメメンテバーナー」。
作戦は順調に進んでいたが、80=矢的猛が基地に留まっていた不運により彼と交戦するはめとなり、仲間の円盤は80のイエローZレイで撃墜。残る自身は果敢に立ち向かうも80のハンドアップ光線を受け絶命した。
かなり入念に計画された作戦で攻めてきたが、一番の脅威である80を出払わせることを考慮していなかった件が決定的なミスだったといえる。なお80はさほど苦戦せずカラータイマーも青のまま倒しており、UGMの主力部隊が残っていれば彼らだけで倒せたかもしれない。
明らかな知的生命体でありながら怪獣の姿をしている理由は不明だが(前述の台詞を踏まえればヒューマノイドタイプの状態ではなくあれが生来の姿と推察される)、
のいずれかが候補として有力であろう。
また人間態で潜伏していた際に特殊な電波でもう一機の宇宙船と交信していたため、船内には他にも仲間が搭乗していた模様。
しかし、その乗組員もまたアルゴンとしての姿を有しているのかは明かされていない。
なお、普段はガッツ溢れる動きで怪獣に苦戦することも多い80の戦い方は、今回に限ってやけに要領良くアルゴンにダメージを与えている描写が目立ち、明確に80を怒らせる凶悪な振る舞いを見せつけたギマイラやガモス、ザキラ以上に容赦のない攻撃を加えている。中でも背負い投げでダウンした腹に大ジャンプからのストンピングを喰らわせるシーンは踏みつけた瞬間に爆破音と火花が飛び散る演出もあってメチャクチャ痛そうである。
ここまで80の攻撃が苛烈な理由として、ウルトラ怪獣大百科でアルゴンの身体が「硬い鉱物質のようなもので覆われている」と説明されている他、子供向けの怪獣本でも鎧や金属を纏った怪獣としてカテゴライズされることから並みの打撃では有効打とならないという意見もあるが、実際は80のパンチやキックで普通にダメージを受けており防御力は他の怪獣とそう変わらないものと思われる。
ファンの多くからは、「UGM基地の間近に迫られているので、被害を最小限に留めるために速攻戦を決めるしかなかった」という説が有力視されている。(その割に背負い投げやジャイアントスイングで施設や乗り物を壊しているが...)
出身星は明らかにされていない。
名前が似ているが、2話後に登場するアルゴ星人とは関係ない。
因みに、同じ円谷プロ系列の作品であるファイヤーマンにはアルゴン星人が登場している。こちらも人間態から怪獣に変身する宇宙人であり、もしかしたら同胞なのかもしれない。
(しかし、エムサは怪獣としての姿をとるのに宇宙怪獣ベムタンの協力が不可欠なのに対しアルゴンはそのような描写はない。またエムサは作中を通して善の存在として描かれているが、アルゴンの方は悪役である。)
余談
人間態時のスーツは『緊急指令10-4・10-10』の電波特捜隊の隊員服の流用。
着ぐるみはラブラスの改造。