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概要編集

次元戦団バイラムの幹部の1人であるロボット


プロフィール編集

所属次元戦団バイラム(幹部)
年齢不明
好きなものクラシック音楽
趣味クラシック音楽の鑑賞
一人称私(わたし)
CVスーツアクター日下秀昭

人物編集

性格は理知的で冷静。ラディゲを筆頭に野心家揃いのバイラム構成員の中では一番まともで協調性もあり、他の幹部を助ける場面もあった。

ロボットだが、タバコ葉巻を吸うシーンが度々登場する他、ワインブランデーなどの洋酒を嗜んだり、クラシック音楽を好み、同僚のマリアの奏でるピアノの演奏に惹かれ恋をするなど妙に人間臭い一面もある。


更に登場直前のパートに人間のサラリーマン次元虫に吸収されるシーンがあり、そのためファンの間では「元は人間だったのではないか?」と想像されたりもするが、その出自については全く不明で劇中で語られなかった(井上敏樹による小説版では “滅亡した裏次元のロボットがジューザの意識に取り込まれてバイラム幹部として再生した” とされている)。


特徴編集

正々堂々とした戦いを望む戦士であり、他の幹部と比べて野心が少ない。

反面、趣味であるクラシック音楽の鑑賞中に笛を吹いて邪魔をしてきたトランに向かって手にしていたブランデーグラスを投げつけるなど自分の趣味嗜好を邪魔されると激昂する一面を見せる場面も。


次元獣バイオ次元獣を指揮する場面は少なかったが、彼の立てた作戦はジェットマンを多々苦しめた。思いを寄せるマリアの援護のために出撃するのもしばしばであった。

防御力はバードブラスターの一斉射撃を防げるほど頑強。都合3度ファイヤーバズーカを被弾しながら倒されずに生き延びている(ただしいずれも5人揃ってのフルパワーの攻撃ではなかったが)。

武器として背中に重火器のグレイキャノン、腕に内蔵されているマルチショットガンハンドグレイザーを装備しており、戦闘能力も高い。


ブラックコンドルとの関係編集

一言で記すならばライバルロードジゲンとの戦いで一戦を交えて以来たびたび激突。

だが、次第に敵味方の壁を越え認め合う間柄になり、ラディゲの策略で正気を失ったマリアを救出するため協力を申し出る姿も見せた。


最後の戦い編集

終盤、マリア=リエは正気を取り戻したが、ラディゲの手により致命傷を負ってしまう。

リエは「マリアとして幾多の血に塗れた自分が、かつての恋人であった天堂竜の下に戻るのは許されない」と考え、彼に「自分との思い出を忘れる」ように遺言を残し、マリアとして死を選びつつも、際の際に竜を想い息を引き取る様をグレイは静かに看取るだけしかできなかった……。


その後、彼女の弔い合戦にラディゲに挑む竜を止めるために後を追った、結城凱達の前に姿を見せる。

同行していたアコ・香・雷太を先に竜の元に向かわせ、凱は単身最後の戦いに挑む。

凱はマスクが破壊され、グレイも左腕を失うほどの壮絶な戦いとなり、奪い取ったブリンガーソードで凱に斬りかかるが回避され、逆に吹き飛ばされていたグレイキャノンで撃たれて大ダメージを追う。

そのままよろめいたところをブリンガーソードを奪い返され止めの一撃を受けて敗北した。


戦闘終了後、凱の強さを讃えて自分の最期を見られぬように「先に行け」と促す。

凱に火を着けてもらったタバコで最後の一服を楽しみながら、かつてのマリアに思いを馳せつつグレイは1人静かに機能を停止した。

このように爆死ではない最期を遂げた敵幹部は、『科学戦隊ダイナマン』のカー将軍に続いて2人目である。


この最後の一騎打ちは、スーパー戦隊史に残る名勝負としてファンからも人気が高い。


関連タグ編集

鳥人戦隊ジェットマン スーパー戦隊シリーズ 次元戦団バイラム ライバル ブラックコンドル 結城凱

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