「ドラグナーだ! 当たると痛ぇぞぉ!」
概要
CV.菊池正美
『機甲戦記ドラグナー』の主人公。2070年8月4日生まれ。獅子座のB型。16歳。TOKYO出身。身長172cm、体重59kg。趣味は食べるのと寝ること。家族は母アオイ。
アストロノーツアカデミーのおちこぼれ生徒で、初期はリーゼントヘアーである。
アニメではベンに手づから断髪され、小説版では徴兵された時に散髪された。
ギガノス軍が中立コロニー『アルカード』へ攻め込んできた時、偶然にも機密兵器ドラグナーD-1のパイロットとして個人認証登録される。これで他の人には操縦出来なくなってしまったので、登録解除出来るまで三等空士として無理矢理に徴兵され、アルカードから脱出する避難民達を守る為に覚悟を決めて戦い始める。
「世の為、人の為、金の為、特に女の為、ギガノスのアホタレ共にオシオキだ!」
…と、性格的にはお調子者だが、一度熱くなるとどこまでも突っ走ってしまう。それ故に親友の一人ライトが彼のストッパー役を買って出ている。要するに典型的なスーパー系ロボットアニメ主人公である。
ベン軍曹やチェホフ、旧友ビル、ローズ、リンダそしてプラクティーズ、マイヨなど様々な出会いと別れを経験する。
中国・重慶基地に到着して、登録解除・除隊可能な状況になった時に、「量産型ドラグーンが完成したので、用済みになった試作ドラグナー三機は解体処分する」と聞いて考えを改め、軍隊の正式な志願書を提出。莫大な退職謝礼金を受け取って無関係な民間人に戻るより、金メッキの勲章を受け取る職業軍人という生き方を選択した。
その覚悟を汲んだプラート博士によって、強化改造されたD-1カスタムを与えられる。
フルネームは日本名であるが、欧米系とのハーフで、父親は連合軍の将校ジム・オースチン。しかし、「父は母を捨てた」と誤解しており、中盤で和解するまで非常に嫌悪していた。逆に、自分を女手一つで育ててくれた母を尊敬しており、終盤ではドルチェノフの汚い策略で彼女をダシに連合を裏切らされてしまう。
しかし連合軍の奮戦とマイヨ・プラート軍団の侵攻によりギガノス要塞は大損害を受け、無事にアオイは救出。もはや縛る枷は無くなり、連合にトンボ返りしてマイヨと共にドルチェノフを討滅し戦争を終わらせた。
祖母ミツが存命であり、ギガノス占領下の青森・竜飛岬(現外ヶ浜町)で暮らしている。
ガンダムシリーズでは日本の場所が曖昧にされる場合が多いが、本作では日本文化が明確に描かれていて「漢字が読めない」「箸を使いづらい」と言い出す仲間を助けたり、日本の童謡を歌ったり、百人一首を引用したり、他メンバーが日本語が分からないのをいいことに「アンポンタン」を愛称にしたりしている。
『スーパーロボット大戦X-Ω』では最終回後、タップやライトと共にジャンク屋を経営している。
関連タグ
主人公(笑):終盤での扱い。
座頭市:劇中で視界を封じられてもなお敵を返り討ちにした際にモノマネしている。
ジュドー・アーシタ(機動戦士ガンダムZZ)…前番組主人公であり、外見や性格が似ている(ジュドーはシスコン、ケーンはマザコンな所とか)。
キラ・ヤマト(機動戦士ガンダムSEED)…偶然にも機密兵器のパイロットになってしまい、他の人には操縦出来ないから、コロニーを脱出した避難民達を守るために戦い始める、という発端部分に共通点がある。まあ、同じ人が作ってるしね(ちなみに『機動戦士ガンダムSEEDFREEDOM』では『ドラグナー』最終回をモロオマージュしたシンとの合体技を見せている)。
草間大作(ジャイアントロボ)…個人認証されてしまったため戦いの場に身を置く事になった主人公つながり(前述のキラは能力の問題であって個人認証はされていない)。
ブライト・ノア(機動戦士ガンダムシリーズ)…ホワイトベース、アーガマ、ラーカイラムなど地球連邦軍の主力戦艦の艦長を務め、スーパーロボット大戦シリーズでは上官に当たる。特にスーパーロボット大戦Aでは序盤にタップらや主人公と無断出撃をし、さらに中盤で原作通りの理由で一時的にギガノスに寝返った際、全てが解決した後で規律違反にたいしての修正を行ったが、事情を考慮して謹慎で済ませる温情を見せた。