概要
型式番号 | XD-01 |
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頭頂高 | 17.6 m |
運行自重 | 61.5 t |
最大発進重量 | 91.6 t |
ギガノス帝国で開発された新造型メタルアーマー『D兵器』1号機。
ギガノスの専横に嫌気がさしていた開発者のラング・プラートが密かに連合軍と結託し、横流しする予定だった為、落成時には既に連合のマークが刻まれているのが特徴。
砲撃戦特化の2型、電子戦特化の3型と共に輸送されていたのをケーン・ワカバに奪取され、以降はケーンの専用機と成る。
3機のドラグナーの中では最も近接戦に強く、遠距離戦を補う為にキャバリアーと呼ばれるアタッチメントが同時開発された。
搭載されているAIは「クララ」。
本来ド素人に毛が生えたレベルのケーンが用いても、ギガノスのMAや巡洋艦を容易く消し飛ばす程の攻撃力を発揮し、地球まで到達。
D-2、D-3共々リフターが背部に設置された事により、最大マッハ1.19での飛行が可能と成った。
その後、上海でラング博士に無事に引き渡された事により、量産機ドラグーンの完成と同時にお役御免と成った。
しかしケーンがドラグナーへの愛着により軍に残ることを予想していたラング博士により改造が施され、D-1カスタムへとチューンナップされる。
戦争終結後、役目を終えたD-1は他のD兵器と共に解体処分され、戦闘中に破壊されたり、遺棄される事が多い中、役割を終えて解体とは珍しい結末を迎えた。
ガンダムを思わせるツインアイやアンテナ等いかにもヒロイックなデザインを踏襲している。
『魔神英雄伝ワタル』の龍神丸や『機動戦士ガンダム逆襲のシャア』のリ・ガズィや『銀装騎攻オーディアン』のドラゴンファングに似ているという視聴者もいる。
武装
2連式25mm機関砲
両手首に付加された牽制用のマシンガン。ギガノスの戦闘バイクくらいなら簡単に破壊できる。発射速度毎分1500発、携行弾数800発。
ショルダーボム
スローインボム
円盤型の手榴弾。
白兵戦用アサルトナイフ
ふくらはぎに搭載されているナイフ。小説版では「アザルトナイフ」表記。
監督が「少年犯罪みたいで絵面が悪い」と言った為に劇中未使用となった。
『機動戦士ガンダムSEED』に出てくるストライクガンダムのアーマーシュナイダーは本作で演出に携わった福田己津央がリベンジとして踏襲したもの。
75mmハンドレールガンLPS9型
主な中遠距離戦の要と成る実弾銃。使用される弾丸には爆裂弾と徹甲弾の二種類があり、毎分1800発の連射が可能。
アタッチメントを搭載する事でプラズマグレネードやチャフ等を発射できる。
両腰に搭載されたライトセイバー型の武器。あらゆる物体を高熱で切り裂く恐るべき武器で、作中でこれを防げたのは実質ラスボス機でもあるギルガザムネの特殊コーティングソードのみ。
柄尻を合わせて双刃刀にする事も可能で、振り回せば戦艦すら容易に沈める。
2連105㎜ハンドキャノン
バズーカの様に肩に担いで使用するキャノン砲。毎分30発発射可能。
5連デュアルミサイルポッド
リフターに付属。
キャバリアー0型
上半身に搭載する追加兵装。
D-1にD-2並みの火砲と命中補助機能、D-3並みの電子戦機能を追加させる優れもの。
なのだが、ケーンにそんな器用な事が出来る訳が無いので、実際はただドンパチ砲撃するだけの武器みたいな扱いをされていた。
近接戦を行う際には、時代劇に出てくる渡世人の三度笠の様にキャストオフされ、これ自体で敵を怯ませたりもできる。
第10話で爆弾を詰め込まれて実体弾として特攻させられ大破した。
その後、1機に何でもかんでも詰め込んでしまえという発想は、ドラグナーの量産型であるドラグーンに継承され、連合の圧倒的不利だった戦況をひっくり返すに至る事と成る。
元ネタは時代劇の「破れ傘刀舟悪人狩り」である。
220mm レールキャノン
二門搭載された巨大なレールガン。MAを一撃で破壊する威力を有する。
バリグナー
前期OP映像や版権絵などに登場する、あまりにもあんまりなデザインのD-1のこと。
鬼才大張正己のバリる以外に形容しようの無い洗練されすぎな外見故に、人気が高く、このデザインが踏襲されたプラモが発売されたこともある。詳細は該当項目参照。
関連項目
機甲戦記ドラグナー ドラグナー遊撃隊 ケーン・ワカバ 試作機
ドラゴンファング(銀装騎攻オーディアン):どこからどう見てもD-1だが別機体。