概要
TBSの情報バラエティー番組。司会は番組開始の1987年10月から長らく関口宏が務めてきた。出演者は関口と同じ事務所に所属する人が多いが、レギュラーコメンテーターとして毎日新聞特別編集委員の故・岸井成格も出演していた。
番組開始当初のタイトルは「関口宏のサンデーモーニング」だったが、10周年を迎えた1997年9月に「新サンデーモーニング」と改題し、2年後に現在の「サンデーモーニング」に改めた。
番組の政治姿勢は護憲・リベラル・反政府・反体制を重んじるものであり、民主的に選ばれた政治勢力には批判的である。また、戦後左翼的観点から歴史問題を重視する姿勢が見られ、それに関する特集も多い。その内容から放送法に抵触するとまで言わしめた。
名物コーナーは張本勲と故・大沢啓二によるスポーツコーナー・週刊御意見番。ご両人の喝、あっぱれの一声は、多くのスポーツファンの共感を呼び、一部のファン(特に大リーグファン)の困惑を招いている(なお、同コーナーは大沢の死後、毎週ゲストを迎えて存続し、サッカーの一大イベントがある場合には中西哲生を迎えての解説が定番となっている。なお、2022年3月をもって張本が降板、上原浩治が後任となる。
また、手作りの模型による解説も名物の一つで、子供にもわかりやすい内容となっている。
放送時間は朝8時-9時54分だが、時間枠を延長することがある(大概、年末年始のいずれかもしくは両方であったが、8月の終戦記念日、近年の地震の多発から「防災意識」を高める特集が3月か4月のいずれかに入ることがある)。さらに、放送開始から1994年3月までは8時30分スタートだった。また、放送開始当初は9時30分で放送を終わる放送局もあった。
番組立ち上げ当初から司会を務めてきた関口が2024年3月一杯で勇退、それに伴い関口の後釜として膳場貴子が同年4月から司会を任されている。
ライバル
直接的なライバルとしては、(「報道2001」シリーズ→「報道プライムサンデー」→)「日曜報道 THE PRIME」(フジテレビ系列局、ただし一部系列局除く)と(「サンデーLIVE!!」→)「グッド!モーニング」日曜版(テレビ朝日系列局、ただし一部系列局除く)、「日曜討論」(NHK)がある。また、間接的なライバル(裏番組)としては、片瀬那奈→徳島えりか→岩田絵里奈司会のバラエティ番組「シューイチ!」(日本テレビ系列局ほか)やニチアサキッズタイム(テレビ朝日系列局、ただし一部系列局除く)、ドリーム9(フジテレビ他)などがあげられる。
視聴率
これらのライバルを向こうに回し、視聴率は10%程度稼いでおり、日曜朝8時台と9時台で「シューイチ!」とトップの座を争っている。もっとも、かつては「Theサンデー」シリーズ(放送開始当初は日本テレビ他、その後日本テレビ系列局ほかに“昇格”)に歯が立たず、「ママレード・ボーイ」や平成仮面ライダーシリーズ(いずれも一部系列局除くテレビ朝日系列局)にも苦戦したこともあった。
関連番組
関連番組としては、この番組の直後に放送されている(ただしテレビ高知、RKB毎日放送、長崎放送、熊本放送、南日本放送は放送時間を遅らせているため、直後に放送されてるわけでは無い)、太田光司会のバラエティ番組「サンデージャポン」がある。ここでは相当の理由がない限り無視している芸能ネタやゴシップを扱う番組であり、この番組と完全に対になっている。言うなれば、この「サンデーモーニング」が、「テレビで見るサンデー毎日(あるいはAERA)」なのに対し、「サンデージャポン」は「テレビで見るゴシップ雑誌(例・週刊文春、週刊新潮、週刊現代、週刊ポスト、週刊大衆、週刊実話)」である。なお、サンデージャポンは、TBS系列でも大分放送、宮崎放送、琉球放送では放送されない(ただし普段は放送する局でも放送しない場合がある)。
関連タグ
博衣こより…『朝こよ!』の1コーナーで、遠吠え一喝!という週刊御意見番をリスペクトしたものがある。