「我こそは、スゥーーーパァーーーー死神博士ぞ!!」
「今ここに、偉大なる大ショッカーは……スーパーショッカーとして復活したのだ!」
解説
前作『仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』で敗れ去ったかと思われたリ・マジネーション死神博士がパワーアップして地獄より舞い戻ってきた姿…と思われる。
外見上の違いは左手小指の爪にカタカナで「スーパー」の白い文字が彫られている以外は死神博士そのものである。
その正体は光栄次郎がWの世界のとある居酒屋で飲み友達となっていた園咲琉兵衛がプレゼントした『ガイアメモリ・死神博士』で変貌した姿(らしい) リ・マジネーション死神博士ドーパントが、前作ではメモリブレイクされず、そのまま栄次郎の体内にライダーたちへの憎悪から留まり続け、更なる変異を起こしてパワーアップした姿だと推測される。
屋台の店主(に扮した鳴滝)が『イカとビール』を出す→『イカでビール?』→『イカデビル』という連想を抱くことにより、その思念で目覚めたリ・マジネーション死神博士の意識が呼び寄せた『何処からともなく飛んできた黒いマント』と合体(というか被さる)することで変身を遂げ復活を果たす。
ディケイドへの強大な増悪から、ついに敵対していた筈の大ショッカー入りを果たした鳴滝と共に、大ショッカーの残党をかき集め、新たな大組織スーパーショッカーを再編した。
最早栄次郎としての意識は無く、リ・マジネーション死神博士の意識の支配下に置かれているため、栄次郎とは全くの別人格で(ジョジョのチープ・トリックやスーパーフライなどの暴走したスタンドみたいなもの?)、一部の書籍によれば以前のリ・マジネーション死神博士よりも遥かに怪人制作技術が向上しており、謎の呪文をブツブツと唱えながら薬品(?)を混ぜ、リ・マジネーションネオ生命体を復活させ、彼を使い再び全並行世界の征服を企んでいたようだ。
また、一応スーパーショッカーの首領なのだが、自身は(おそらく) リ・マジネーション仮面ライダーZOの世界で既に倒された、神をも超える究極の人口生命体『ネオ生命体』の研究に没頭しており、組織の運営は実質的にリ・マジネーションゾル大佐(のコスプレ)をした鳴滝に丸投げしており、また、何故なのかは不明だが大(スーパー)ショッカー時期大幹部候補であるリ・マジネーション蜂女を偉く気に入っており、スーパーショッカー結成式の際に堂々と肩を抱き寄せたり、復活させたネオ生命体に蜂女を「ママ」、自身を「パパ」と呼ばせ、擬似的な夫婦を形成していたりしていた。
最期は「母親を犠牲にしてまで遊ぶ事に固執する恐ろしい最凶の怪人」へと成長したリ・マジネーションネオ生命体に驚愕し、彼の予想外の行動に慌てふためいている内に、ハードマンモシャーの突撃を食らったクライス要塞とともに、メモリブレイクの余波を受けてか「死神博士」のガイアメモリがメモリブレイクし元の栄次郎へと戻ってしまった。