概要
ほるまりん著、漫画版メダロットのヒカル編第13話に登場したメダロット。
ロボロボ団はアガタヒカルのメタビーの頑丈さと、ロクショウのスラフシステムに着目し、両機のパーツを強奪して合体させる事で究極のメダロットを作成しようとした。
↓がその完成予想図、バトル=コングロマリットMkⅢ(仮称)である。
……なに?必要性?そんなもの聞くな(byモノワスレのスズメ)
スズメが使用するPIE型マジカルピエロ(メイン画背景にうっすら映る機体)に操られ、秋田キララやアルミを始めとし、町のメダロット達を襲撃しながらロクショウの居場所を探り、その罪をヒカルに擦り付ける。
最終決戦時に大量生産された量産型のメタルビートルがこのニセメタビーの量産型かは不明(ただし、下記のニセモノの美学がないため、本物そっくり)。
性能
偽者ではあるのだが、パーツ自体は紛れもなくメタビー本人の物。
前話のロボロボ団の衛星打ち上げ事件の際にメタビーのパーツが壊れたためにメダロット博士に修理してもらったのだが、それをロボロボ団に奪われてしまったのである。
(そのため、メタビーは頭がア・ゲダマーのエアバッグ、右腕がコフィンバットのエレクトウェーブ、左腕がニンニンジャのにんじゃとう、脚部は持ち合わせが無かったのでアガタ家のペットのボナパルトに股がっていた(以前にコフィンバットの脚部のカンオケを持っていたが、第3話で電線に絡まって紛失した))。
パーツ自体は本人の物であるため、非常に頑丈であり、攻撃力も本人そのもの。その頑丈さはロクショウのチャンバラソードを粉々にしてしまうほど。
そして、スズメの『ニセモノの美学』によってパーツの所々にデコレーションが施されている。そのため、ロクショウやミスターうるちには一発で偽者と見抜かれたのだが、何故かキララ達には全然気付かれなかった。
パーツ
- 頭部 ニセミサイル
うつ行動 ミサイル
顔のフェイスマスクに線が入っており、角の反応弾の発射口に穴がなく、よく見れば偽者と看破できる。また、目が光らないのも特徴。
本物とはちょっと違う顔 ばれてしまいそうなこのスリル!(byモノワスレのスズメ)
- 右腕 ニセリボルバー
うつ行動 ライフル
下記のニセサブマシンガンも同様に、腕部にヒレのような2本のトゲが付いている。
ヒジにはトゲ そこはかとなく悪役っぽさをアピール(byモノワスレのスズメ)
- 左腕 ニセサブマシンガン
ねらいうち行動 ガトリング
木に穴を空けるほどの威力を誇る。なお、パーツ名はゲーム本編だと字余りする事になる。
- 脚部 ニセオチツカー
二脚
爪先部分に、道化師の靴のようなトゲが生えている。
つま先にはトンガリ 凶器シューズのイメージじゃ(byモノワスレのスズメ)
劇中の活躍
冒頭でキララとアルミにロクショウの居場所を訊くが、2人は知らなかったため、用済みとばかりにミサイルをぶちこんでごみ置き場に捨てる。
続いてユウキのロールスターとパティのベティベアにもロクショウの居場所を訊くが、彼らも知らなかったので2体の背後にあった車に弾丸をぶちこみ、爆破させて始末する。
その後もヤンマのシアンドッグを始め、町のメダロット達に次々と襲い、リバーソーサーからロクショウが森にいると聞き、彼を始末してロクショウの元に向かう。
ヒカルに問い詰めるキララ達だが、メタビーのパーツが修理中だということと、メダロット博士からメタビーのパーツがロボロボ団に盗まれた事を知る。
ロクショウを見つけるが、ロクショウに一目で偽者と気付かれたため、正体を明かしてロクショウに襲いかかる。本物のパーツを使っているために、高い攻撃力と防御力で追い詰めるが、本物のメタビーが追い付いてしまう。
最期は、本物のメタビーからにんじゃとうを受け取ったロクショウにより、瞬時にパーツとティンペットを切り離されて機能停止してしまう。
漸くパーツを(ニセモノデコレーション付きだが)取り戻したメタビーは、マジカルピエロの両腕から発射された人形型ミサイル「トイソルジャー」をすべて撃ち落とし、「本家本元メタビーショット」で倒した。
結果的に作戦は失敗したものの、何故か(ロクショウも含めた)町のメダロット達の間でニセモノの美学が流行ったため、スズメは個人的に満足していた。
とはいえ、メタビーの装甲強度のデータが取れたため、ビーストマスターの開発が大きく進展したのであった。
余談
キララ達が最初にヒカルを疑ったのは、この辺りでKBT型使いはヒカルだけという理由からである。アニメ版でも、りんたろうとカンタロスが暴れた際にイッキも同じ理由で疑われていた。
確かにカブト型メダロットはレアな機体とはいえ、ほぼ言いがかりに近いので、疑われた両名からしたらたまったものではない。
なお、このバトル=コングロマリットMk.Ⅲ計画は別の世界で実際に実行された。
関連タグ
クロトジル、シンザン:ヒコオ機の方。終盤で中身を入れ換えられたが、ヒコオの事を本気で好きになったため、黒幕を裏切る
カンタロス:りんたろうの愛機。偽物ではないが、同じKBT型なので天領イッキのメタビーと間違えられる。漫画版メダロットRではそれが仇となって敗北する事になる
アンビギュアス:漫画版でロボロボ団によってティンペットとメダルをすり替えられて奪われた機体。ゲームでのパーツ名もメタビーを意識している。
カナブンブン:同じくメタビーを意識したパーツ名のメダロット。ただしこちらは格闘機。
ドークス:漫画版でメタビーからロクショウの偽物と呼ばれる。もちろん本人にその気はない
ブラックビートル:ゲーム版では対メタビーのために作られたメタビーの偽物として登場する。
にせウルトラマン:顔が凶悪、足がとんがっているなどと一目で偽物とバレそうだが何故かバレなかった偽物
偽ガオレンジャー:こちらも本物の力で悪役が変身した偽物
ネジシルバー:偽物に扮した本物
イーヴィルティガ:厳密には偽物ではないものの、偽物扱いされたキャラクター
テラノイド:本物のエネルギーを使って動いた人造兵器。悪役ではないのだが、敵に利用されて人類を滅ぼすための兵器にされてしまう
仮面ライダー斬月・偽:中身が違うだけで、厳密には偽物ではないのに偽物扱いされる戦士
サンレッド:後輩のコスチュームを勝手に借りて、後輩に扮した事がある
キン肉マンソルジャー:本物を倒してコスチュームを奪った偽物。ただし味方キャラ
にせスパイダーマン:池上版スパイダーマンに登場した偽物。本物が捨てたスーツを拾っただけで、スーツは本物
ランペル:本物の体を奪った偽物
SA-X:本物の力を吸収した、パーフェクトコンディション状態のサムスの偽物
オメガ(ロックマンゼロ)、ルーク・フォン・ファブレ:他作品のネタバレになるため、詳しくは記事参照