概要
『ロックマンゼロ3』本編では「バイルナンバーズ」とも称されているが、個々のナンバーは不明。
他のミュートスレプリロイドと異なる特徴として、人間の姿およびモチーフとなった獣の姿の2つに変身する事ができ、戦闘時は獣の形態となる。
元々はネオ・アルカディア所属のレプリロイド達でイレギュラーの処理が目的という、Xシリーズにおけるイレギュラーハンターと似たような立ち位置だった。
「ネオ・アルカディア中央評議会」の理事を務め、尋問を行う氷・炎・雷の三審官2名ずつ、武器で断罪を行う副審官長、判決を下す審官長の計8名が在籍している(→)。
それぞれの役職名は当時の書面やウェブサイト(→)に記載がある(『オフィシャルコンプリートワークス』等では省略)。
コピーエックスによる人間贔屓なネオ・アルカディアの政治態勢に少なからずの疑問を覚えていたが、ドクターバイルに改造(および洗脳)されてからは穏やかだった頃の面影は微塵も感じられない程に凶暴な人格となってしまった。
ドラマCD(『リマスタートラック ロックマンゼロ・テロス』収録)ではその一端が描写され、評議会のエピソードにおいてあるレプリロイドのイレギュラー認定を下した審官たち(登場したのは4名)自身も性急すぎる判決に納得しておらず、平和のために目指していた「人とレプリロイドの協調」という理念が崩れ去っている現状を嘆いていた。
ゲーム本編の時間軸のエピソードでは既にバイルの手で改造された後であり(おそらく直後)、かつては敬意を持って接していたハルピュイアら四天王のことも打って変わって嘲笑するようになる程の変貌ぶりだった。
『ゼロ4』ではバイルの攻撃手段として幻影の形で召喚される。
『ロックマンゼクス』では隠し要素に関わっており、ゼロ3のカセットと連動させる事で、隠しボスとしてヘルバット・シルト、ブレイジン・フリザード、チルドレ・イナラビッタ、デスタンツ・マンティスクの4名と戦える。
メンバー
名称 | 属性 | モチーフ | 役職 | 備考 |
---|---|---|---|---|
神死慟瞑ヘルバット・シルト | 電気 | コウモリ(ドラキュラ) | 右雷審官 | 前半ボス。 |
曼荼羅火砕竜ブレイジン・フリザード | 炎 | エリマキトカゲ(サラマンダー) | 左炎審官 | 前半ボス。 |
凍葬の死兎チルドレ・イナラビッタ | 氷 | ウサギ(因幡の白兎) | 左氷審官 | 前半ボス。 |
殺刃祈祷師デスタンツ・マンティスク | 無 | カマキリ(死神) | 副審官長及び月光審官 | 前半ボス。 |
能鰻雷神ヴォルティール・ビブリーオ | 電気 | ウナギ(トゥナ) | 左雷審官 | 後半ボス。 |
百念の狐毒キュービット・フォクスター | 炎 | キツネ(九尾の狐) | 右炎審官 | 後半ボス。 |
超球氷覇王グラチャー・レ・カクタンク | 氷 | サボテン(架空生物モチーフ不明) | 右氷審官 | 後半ボス。 |
咬哭の守護トレテスタ・ケルベリアン | 無 | イヌ(ケルベロス) | 審官長及び冥闇審官 | 後半ボス。 |