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プロペラカブト

ぷろぺらかぶと

プロペラカブトとは、風見志郎の知人・黒田狂一がデストロンの手により改造人間へと生まれ変わった姿である。
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「オレはデストロン無敵の新怪人、プロペラカブトだ!!」

CV/八代駿人間態:中山克己スーツアクター:岡田勝

概要編集

仮面ライダーV3』第23話「恐怖! 墓場から来た吸血男」に登場。

風見志郎の知人・黒田狂一をベースに外国産オオカブトムシとプロペラ機の能力を組み込んで製造された機械合成怪人。鳴き声は「ペェラー!」


うら若き女性の生血をエネルギー源としている吸血怪人で、アジト付近を通りかかる若い男女たちを男性はデストロン戦闘員の素体用スペア人間として、女性は自身のエネルギー源補給の為の食料として無差別に拉致していた。


普段は狂一の姿でノイローゼを装い妹の幸子と共に湖畔にある自身の別荘で療養のふりをして潜伏している。

なお、狂一の記憶はある程度残っているようだが、既に身も心も完全な怪人と化してしまっている。


妹は兄の正体に全く気付かず、兄の回復を信じて献身的に看病をしていたが、たまたま近くに遊びに来ていた志郎たちによって自身の正体や事件の詳細が妹に明らかになり、ドクトルGの命により実の妹にも手を掛けようとするが駆けつけたV3に阻まれる。


その後、V3と最終決戦を展開し、激しい防戦の末に最後は『V3反転キック』を受け爆死した。


妹の幸子はプロペラカブトに対して「あの怪人は兄ではない。兄は今頃天国にいるでしょう」といった事を語り、妹を失った果てに改造人間となった志郎は複雑な思いを抱いていた。


デストロンの凶刃で大切な家族を失い、その悲劇を繰り返さぬように日々人類の為にデストロンと戦う志郎とデストロンに改造されたとはいえ、自分本位に血を求める狂一はまさに対となる関係だと言えよう。


能力編集

左腕に装着された切れ味抜群のプロペラを飛ばして敵を攻撃する。

また、自身が巨大なプロペラへと化身して敵に体当たり攻撃を加えることも可能である。


客演情報編集

仮面ライダーSPIRITS』では蘇ったドクトルGと共に高知県を襲撃して支配下に置き、市民を奴隷のようにこき使ってサタンニウム採掘を行っていた。鉱山に殴り込みをかけたV3を襲撃するものの、レッドボーンリングに巻き込まれて他のデストロン怪人たちと共に撃破された。


山田ゴロの漫画版『仮面ライダーV3』では息子を事故で失ったものの犯人が政府の高官だったため事故をもみ消されてしまい、絶望からデストロンの改造手術を受け、復讐心を最大限に生かすために脳改造を受けた父親として登場した。

境遇が境遇であるためV3抹殺作戦に際しては無関係な子供を巻き込むことを良しとしない一面もあり、最終的には破壊行為を行うウォーターガントドを前にかつての心を取り戻し、ウォーターガントドを羽交い絞めにして自分諸共倒すようV3に懇願。そのまま死亡した。亡骸は風見の手によって息子と同じ墓に埋葬された。


余談編集

モチーフになったカブトムシは、角の形からコーカサスオオカブトアトラスオオカブトであると思われる。ただし70年代当時の外国産カブトムシの区分は曖昧で、コーカサスもアトラスも単にオオカブトムシとよばれていた。

人間態を演じた中山克己は『ウルトラマンA』に梶洋一役で、幸子役の山田圭子は『ウルトラマンレオ』に山口百子役でそれぞれレギュラー出演していた。

また中山は、怪奇大作戦6話にて、吸血鬼の血を引く少女の恋人役を演じており、本作の役どころとはこれとも対をなしている。


関連項目編集

機械合成怪人 デストロン怪人 カブトムシ プロペラ


ビートルロード:生物モチーフ繋がりのオマージュ怪人?

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