「あ~はいはいはい、『いかにも』って感じの店だな~」
「何の用だ?連敗キッズ」
CV:悠木碧
人物像
新世紀中学生のメンバーの一人。身長133㎝、体重32㎏。
オレンジ髪をツインテールにした黒服の小柄な少女…に見えるが実際は他のメンバーと同様男性である。
どちらかと言えばタイプは違えどクールな性格な人物が多いメンバーの中では珍しく、喜怒哀楽が激しくつっけんどんな言動が目立つ。喋り方もかなり荒っぽく横柄で生意気な風だが、小柄な見た目に反してどこか大物染みた気風の良い豪快さもにじませている。一人称は「俺」。
新世紀中学生のメンバーはもとより、初対面の六花や内海にさえまったく謙遜がなく、あまつさえ内海には六花のスマホを借りるのに邪魔とばかりに容赦なく向う脛へ蹴って悶絶させた。
生身の時においてもサバイバルナイフ型の短剣「スクラップメーカーダガー」を所持しているが本編においてはアンチを引き留める際に使用したぐらいであり、実戦にて使用することはなかった。
思った事を直に口に出すタイプのようで六花がアカネと久しぶり遊びに行く嬉しさに鼻歌歌っていたら「何か良い事あったの?」とストレートに質問したり、想い人の尾行に熱心になっている裕太と内海に対し「お前等立派なストーカーになれそうだな」と毒づいている(そもそも二人に尾行を決意させたのはボラーだが)。
普段の思考回路は「口より先に手が出る」を地で行くガキ大将そのもの。ボイスドラマでは、無責任かついい加減なことを言って裕太たちを引っ掻き回すことが多い。
ただし彼なりに礼儀や恩義を大事する一面もあり、第8回で六花ママに奢ってもらったも同然なのにお礼も言わずに立ち去ろうとするアンチに対し、(自身の日頃からお世話になっている六花ママへの恩義も含めて)六花ママにお礼を言うように忠告する(喧嘩腰かつ短剣を突き出しながらだが)。もっとも第9.9回「反省します反省しました」のように一線を越えると六花ママに対しても荒っぽくなっていたりするが。
苦いものが苦手なようで、リサイクルショップ「絢」の併設カフェのメニューに渋い顔をしている。第4回で裕太と内海による六花とアカネの尾行活動に付き合った時は尾行そっちのけで嬉しそうにパンを大量買いするなど子供っぽさがある(中学生らしいとも言えるが)。他にも『超全集』によるとFPSも趣味としている。
そのような感じで浪費しがちなためか、急遽ジャンクを買い取る際に全員でお金を出した際には20円しか出していなかった(ヴィットは5円だが、その理由は他のメンバーが出したお金の端数を出したためと明かされているため)。
実年齢は不明だが、少なくとも裕太達よりは年上のようで、出会った当初の内海の事を「ガキ」呼ばわりしている。ボイスドラマ第6.6回での本人曰く「就職したことねー」だそうだが・・・?
見た目が幼いことは本人も気にしているようで、ボイスドラマ第6.6回で中学生扱いされた時は「俺のどこが中学生だよ!!」といつも以上に声を荒げて激怒し、直後に内海に小学生扱いされたときには向う脛に蹴りを入れ悶絶させている。
本編・ボイスドラマを問わず、何かと内海と絡むことが多く、第6回「接・触」で新世紀中学生一同がグリッドマン同盟メンバーを陰から護衛していた際、ボラーは内海の担当だった。
また内海の言動に対して「脛に蹴りを入れる」というのがお約束となっている。
余談
スーツに付いている飾りと髪留めが実写TFシリーズに登場したダイナボットの一員スコーンの肩の模様に酷似し、スコーンの武器の一つで短剣の「スクラップメーカーソード」と形状が酷似した短剣を武器にしており、スコーンが元ネタと思われる。
ただし元ネタが(少なくとも映画に出た)ダイナボットの中では最大クラスだが、ボラーは新世紀中学生では最小と違いがある。
ボラーと言う名前は『電光超人グリッドマン』の海外ローカライズ版『スーパーヒューマン・サムライ・サイバー・スクワッド』でのツインドリラーの名称である。ツインドリラーは特撮版では主にゆかが担当し、海外版ではゆかポジションの女性が操縦するなど女性に縁があるマシンである。ボラーが少女のような見た目をしているのはそこから来ていると思われる。
ちなみに補助系のミサイルの名称は海外版のゆかポジションの女性が由来と考えられている。
バスターボラ―のデザインは元ネタのツインドリラーのように巨大な2本のドリルを搭載した戦車だが、機体の上部パーツが特撮版のサンダーグリッドマンの胸部アーマーに酷似しており(特撮版ではサンダージェットのパーツ)、さらにあくまでドリルからのレーザーだけが武器だったツインドリラーよりも火器は遥かに豊富になっている。
また、最大の特徴であるドリルも実際は火器という扱いで、これ自体を武器にすることはなかった。原典でもドリルで怪獣を攻撃したのはサンダーグリッドマンの技としてだけなので、ある意味で原作再現と言えるかもしれない、そしてサンダーグリッドマンのアニメ版というべきフルパワーグリッドマンの『ツインドリルブレイク』としてドリルを使った物理攻撃が披露される事になる。
また、悪路が苦手な部分は特撮版で地上戦を行ったのが初陣のみでそれ以降はずっと空中戦を行っていたことから、アンチの動きを止めたのは特撮版第15話でシノビラーの鎖鎌に動きを封じられていたグリッドマンを救援した所からだと思われる。
最後の単騎での活躍は35話。
アシストウェポンが単騎で戦闘した最後の回でもあり「時空を超えた〇〇話」でも選ばれた回でもある。
登場怪獣はゴロマキングでありボラーの荒っぽい口調はそこからオマージュされたものかもしれない。
デザイン公表当初は典型的なロリキャラかと話題になっていたが、中の人のツイート曰く「ボラーちゃんくん」「金髪幼女顔少年」とのことなので、どうやら区分するなら男性の可能性が高く、よく見ると他の女性キャラクターと異なりまつ毛も描かれていない。
そしてボイスドラマ第4.4回において、裕太、内海、新世紀中学生たちと食事に行った後の六花が「私以外みんな男の人だった」と発言していることから男性であることが確定した。ボイスドラマ第5.5回においてもボラー本人が六花を除いた6人で食事に行った際に「男だけでいきますか」と発言しており、作中人物には問題なく男として通っているようだ。
ただし、幼い容姿であることについてはグリッドマン同盟の3人とも認識は同じだったようで、「中学生じゃない」とボラーが否定した時は全員が「えっ?」と驚いていた。
他にも「生意気なガキンチョと、たまに会う柄が悪くて怖そうだけど相談すると他の大人より頼りになる親戚のお兄さんをドキドキドッキングさせた」とのことで、喋り方はやや荒っぽくぶっきらぼうだが、なんだかんだで面倒見の良いアニキ分という感じで、声色や演技も中の人が以前演じたユルセンよりもさらに男性キャラっぽく寄せられており、「中性的な声の男性声優が演じる少年声」とでもいった雰囲気になっている。
因みに悠木氏は子役時代(八武崎碧名義)、『星獣戦隊ギンガマン』、『百獣戦隊ガオレンジャー』(吉田美保役)、『仮面ライダー555』(少女時代の園田真理役)に顔出しでゲスト出演している。
映画『グリッドマンユニバース』では、同じ髪型の飛鳥川ちせと出会っている。
なお、GRIDMAN UNIVERSEのノベライズを担当する水沢夢はツインテールの髪型をした主人公が登場する作品の作者である。
関連タグ
サムライ・キャリバー マックス(SSSS.GRIDMAN) ヴィット
立花響:中の人繋がり。後に『戦姫絶唱シンフォギアXD』が『SSSS.GRIDMAN』とコラボする事になった為、共演が実現する事に。
ポプ子:中の人繋がり。髪色や髪型、低身長など外見も類似している。
未空イナホ:中の人繋がり。