解説
声:鈴木富子(『Z』、『GT』)、渡辺菜生子(『オッス!帰ってきた孫悟空と仲間たち!!』、映画『神と神』)、牛田裕子(『改』、『超』)
クリリンと人造人間18号の間に生まれた女の子。そのため、人造人間17号は叔父にあたる。顔はクリリンの要素が強い。幼少期にはクリリンに似て鼻がなかったが、成長すると鼻ができる。
原作では終盤まで名前が判明しなかった。
容姿
髪型は上方でリボンで二つ括りにしており、原作では最終回で髪止めが変わった他は髪型に変化はなかった。
『ドラゴンボールGT』ではお下げ髪になり前髪も下ろしており、帽子をかぶっている。顔は18号の要素が強くなった。
映画『ドラゴンボールZ 神と神』や『ドラゴンボール超』では18号の趣味を受けてかおかっぱ頭になり、18号とおそろいのファッションになっている。
活躍
エイジ771年に誕生。トランクスの5歳下、孫悟天の4歳下の年齢となる。
魔人ブウ編にて初登場。カメハウスに住むクリリンの元へ、悟飯が天下一武道会の件を知らせに来た際、クリリンに手を繋がれていた。
この場面では特に詳しい説明はなかったものの、18号も当然のようにその場に居合わせており、彼女とクリリンの関係を暗示する意味深な形での初登場となった。
もちろん武道会には参加せず、その後のバビディ一味との戦いにも参戦しなかったが、魔人ブウ(悪)にチョコにされ食べられて死亡。この時の年齢は3歳前後と、同メンバーの中でも最年少にして死を経験することとなってしまった。その後はナメック星のドラゴンボールで生き返った。
『超』
原作と変わらず、18号やクリリンと共にいるシーンが多いものの、非戦闘員キャラであるためか、特に目立った活躍はない。
……と思われていたが、宇宙サバイバル編の第94話にて叔父の人造人間17号と面会し、「力の大会」閉幕まで、彼の現在の仕事である自然保護官の仕事を、トランクス・悟天と共に代行する場面が描かれた。
17号の保護区域は、常日頃から凶悪な密猟者が貴重な生物資源を狙っているうえ、保護対象の生物側も恐竜やモンスターがウヨウヨいるという魔境の島。
そんな危険な場所の防衛を、18号はそれほど心配する様子もなく頼み(クリリンの方も心配する様子は見せているものの、結局は任せている)、マーロンの方も怖がりもせずに笑顔で引き受けているため、少なくとも並みの密猟者やモンスターなら蹴散らせるほどの実力は持っていることが分かる。
18号曰く、「クリリンが思っているよりずっとタフだ」。
注意事項
- マロンとマーロン
アニメ『ドラゴンボールZ』のオリジナルストーリー魔凶星編において、クリリンにはかつて「マロン」というガールフレンドがいたため、クリリンは元カノの名前に似た名前を自分の娘に付けたと言われがちである。
ただし実際は、鳥山が「単にクリリン(栗)の子どもですのでそのままマロンからとった」と説明しており(ドラゴンボール完全版公式ガイド 人造人間編~魔人ブウ編)、この説は完全なガセネタであるので注意されたい。
さらにアニメ版『ドラゴンボール超』では、17号がマーロンを「マロン」と呼び間違えた際、18号は「次間違えたら殺す」と言うほどキレていたため、ネット上ではしばしば元カノの存在が考察されているが、
鳥山が全話監修する漫画版ドラゴンボール超では一連のシーンはすべてカットされており、当然マロンの存在そのものが一切示唆されていない。
上記のシーンは単なるアニメ版スタッフの遊び心でしかないのだが、クリリンからすればあらぬ疑いをかけられているため同情するほかない。
(元々マーロン自体がマイナーキャラであるために本当の由来があまり知られていなかったことに加え、この超の放送シーンが「元カノからマーロンの名前をつけた」というガセネタに拍車をかけたと思われる)。
なお、原作におけるクリリンの恋愛相手は18号ひとりである。
関連イラスト
pixivでは、クリリンや18号と一緒のイラストが多いが、原作では接点がない叔父の人造人間17号と一緒に描かれることもある。→ナナマロ