概要
「登校」と合わせて「登下校」ともいう。
登校は時間に追われている分だけ人間ドラマが生まれる機会も少ないが、時間が十分にある下校時には、帰り道などで、多くの人間ドラマが生まれる可能性がある。
そのなかには様々な「あるあるネタ」も含まれている。
その一方で、そういった人間ドラマは、テレビドラマや恋愛小説のように見聞きする誰もが最終的に何らかの満足感を得られるよう創作されるものではなく、受け容れがたい現実と決して切り離されることなく生み出されるものである。
表記揺れ等
関連イラスト
表記揺れタグで設定されている作品や、ロックされていたり設定枠が足りないなどしてタグ付けできない作品も、例示対象とする。例えば「帰り道」は、「下校」の際の光景を描いているケースがけっこう多い。
様々なシチュエーション
左から順に(以下同様)。
1. 一学期の終業式の後、授業の一環で育ててきた鉢植えアサガオを夏休み中に自宅で育てるべく持ち帰る小学生たち。小さな夏の風物詩だよね。
2. 同じく、雨上がりの小径をアサガオの鉢植え抱えて帰る元気いっぱいの男の子。
3. 白線渡りは「小学生あるある」の人気種目。線の外に“落ちたら”大変なことになるからね!
4. リコーダーの練習しながら帰る(器楽実技試験が近ければ試験勉強にもなる、又、鍵盤ハーモニカの場合も見られる)。
8. いつもの仲良し三人組は、平凡ながら掛け替えの無い日々を騒がしく過ごしてる。そんな彼らの、十年も経てばほろ酔い気分で振り返る原風景がそこにある。
9. 青春まっただ中で帰り道も見失いがちな少女たち。でも、秋の日は釣瓶落としだよ、取り敢えず今日のところは早く帰ったほうがいいんじゃないかな。
11. 暖かい飲み物を楽しみながら気の合う仲間と一緒に帰る雪道。
12. バス通学する男子高校生たち。進学のことも考えないと。
13. 寄り道する生徒たち。あっ、男子がエロ本買おうとしてる。
15. 雨宿りした日のラッキースケベ。身近な女の子の透けブラに異性を感じたり。
16. 通学列車の車中にて、気になる子に隣でウトウトされてドキドキ♡
17. 「好きになったって、どうして?」 わかるけども、それは愚問だよ彼氏くん。
18. 「またね♡」
19. 駅のプラットホームで教え子に偶然会ってしまう先生目線。「先生も帰りこっち方向なんですね」「お、おう」
あかんやつ
下校時の児童・生徒・学生が事故や事件の被害者になってしまうことは、残念ながら珍しいとまでは言えない。
ドラマ性のある作品でも、下校時の我が子が誘拐され、それが物語が起点になるなどいったプロットは、定番の一つと言える。
1. なんか知らんが、事案が発生してる。防犯ブザーを押しなさい!
2. 悪い大人に気を付けよう。下校途中の子供は狙われている。そこのキミも、妄想だけにしときなよ。いやマジで。
3. 隠しきれない犯罪臭。
4. くれぐれも、インターネット界隈でいうところの「ハイエースされる」ことなどありませんように。なお、このイラストの作者さんは「後ろの怪しげな男は女の子の父親なのだ」「優しく見守っているのだ」とタイトルでうそぶいていますが(笑)、そんな見え透いた嘘に騙されてはいけません。他のイラストの数々を見れば、この男が何者であるか判ろうというものです。
脚注
出典
※a1 「下校」 コトバンク > 小学館『精選版 日本国語大辞典』
※a2 「下校」 コトバンク > 小学館『デジタル大辞泉』
※b 「集団下校」 コトバンク > 小学館『デジタル大辞泉』