回転灯籠
概要
回転灯籠(かいてんとうろう)は、仏教の儀式で使用される「灯籠」で、なおかつ「お供え物」の一つ。
照明を内部に仕組み発光させる「火袋(ひぶくろ)」に回転筒と言う絵付けされた筒型の風車(かざぐるま)が内蔵されており、蝋燭の炎や白熱電球の排熱で風車の内部に上昇気流を発生させることで筒が回転、火袋に絵柄が投影される。
今日では火袋に紙や樹脂を、照明に白熱灯を用い、灯篭本体を地面に立てる方式の「回転紙台灯籠」が主流。風車を外せば普通の灯籠としても使用可能。主に葬式で使われる。周回忌でも使われるが、大体3周忌までで、それ以降は省略されることも多い。
外部リンク
回転灯(警告灯)
産業用の回転灯は、周囲の人への警告や報知のために設置される、光を用いた標識の一つ。赤色が使われているものを特に「赤色灯」と言う。
日本国においては公道上で使用する際は、道路運送車両法という法律により用途ごとに使う回転灯の色が5種類定められている。法令に合わない回転灯は原則として装着してはならず、仮に装着していた場合は取り外すか、それが困難なら回転灯部分にカバーを被せて回転灯としての効果を喪失させる。
一般人が公道上で回転灯を常するのは、自動車免許を取得していない限り不可能といえる。
- 色ごとの規定
- 「緊急自動車」専用。例えば警ら自動車、消防車や救急車が該当。民間企業では行政から特別な認可を受けた車両や用途に限られる(ごく一部の大型車専用レッカー車や都市ガス用緊急自動車など)。
- 「道路維持管理車両」専用。北海道や東北地方、北陸地方では、行政の許可を受けた除雪車にこの回転灯が装着されているのを見ることができる。
- 「道路運送車両」専用。民間レッカー車の他、クレーン車やトレーラー牽引用トラクター、大型自動車の走行を誘導・補助する「誘導車」に使われる。
- 「防犯パトロール車」専用。自治会による防犯パトロールに使用する車両に使われる。
- 「停車表示灯」。止むを得ず道路上に車両を停止する際に、三角表示板や非常点滅表示灯の代用として、停車時のみ使用可能。
ファッション目的で付けたり、指定以外の車両への搭載、法で定められていない色のものを付けると違法改造となるので注意。 なお、私有地の敷地内走行や車両以外のものはこの制約を直接受けない。
機構
回転子式
光を1方向ないし対面2方向に反射させる「反射鏡」か、簡易的なものでは光を遮る「遮光板」が光源のまわりを回転し、灯台のように疑似的に「強い光が点滅」している状態を作り出す。反射鏡を使用する機種は光を1方向に集めて真っ直ぐ放射させる構造となっており、間欠的にはなるものの光源の出力を上げることなく強い光を遠方へ伝えることができる。
本体内部には白熱灯か発光ダイオードが中心に配置され、その周りを回転するように底をドーナツ型にくり抜いたような回転子が配置される。照明は電源を投入すれば自動で点灯するが、回転子は電源だけでは回らないため、電気モーターで回転力に変換し、歯車かプーリーとベルトで減速されて回転子へと動力を伝達して回転させる。
メイン画像の回転灯は、その見た目から回転子式の赤色灯だと思われる。
発光ダイオード円筒状配置
従来では照明と回転子の組み合わせで作られていた装置を、発光ダイオード素子と集積回路に置き換えたもの。このため厳密には回転灯の分類からは外れる。
発光ダイオード素子を複数個繋ぎ合わせて棒状にした電子回路を複数本、素子が外側に向くよう円筒形に配置、その外側にレンズを設置し回転灯風に仕上げる。点滅制御は集積回路で実現している。
小型化・軽量化が容易で、また機械的可動部を持たないため頑丈である。ただし発光ダイオードの特性上回転子式に比べて光が弱くなりがちで、遠くから見えづらい欠点がある。
外部リンク
よくあるご質問(質問略) - パトライト公式ウェブサイト
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ナインボルト パトランプ付きのヘルメットを被っている。
名古屋市 なぜか町にたくさんあるらしい。