来歴
1955年1月24日生まれ。栃木県出身。
日本大学藝術学部映画学科卒業後、フリーの監督助手として西河克己や市川崑に師事。
1994年、東宝に入社。
2000年、『ゴジラ×メガギラスG消滅作戦』で監督デビュー。
作風
幼少時からの東宝特撮ファンで、念願かなってゴジラシリーズの監督に就任。ミレニアムシリーズのうち3作品を担当した。『ゴジラ×メカゴジラ』、『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ東京SOS』の2作品に登場した3式機龍はマニアの間でも特に人気が高い。
特に思い入れの強い作品として『モスラ対ゴジラ』を挙げており、同作に出演した星由里子や小泉博を自作に起用している。
ちなみに起用のきっかけは富山省吾プロデューサーによると市川崑から信頼される優秀な人物だったからで、手塚がゴジラシリーズのファンだったとは知らなかったと語っている。
実はそれ以前に『ゴジラ(1984)』で橋本幸治監督から助監督のオファーがあったが、『ビルマの竪琴』が重なったため参加することができなかった。
自作にカメオ出演するのが恒例であり、自作ではないが『ゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃』にもカメオ出演している。
映画の尺は90分程度を理想と考えており、それ以上は飽きられると語っている。『ゴジラ×メカゴジラ』は同時上映の都合もあって上映時間が短縮されることが決まっていたため、富山プロデューサーからの「90分ちょうどでいい」との言葉に闘志を燃やし88分に収めている。
作品
監督
『ゴジラ×メガギラスG消滅作戦』2000年
『ゴジラ×メカゴジラ』2002年
『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ東京SOS』2003年
『戦国自衛隊1549』2005年
『空へ ―救いの翼 RESCUE WINGS―』2008年
『絆 -再びの空へ- Blue Impulse』2014年
監督助手・助監督
『霧の旗』1977年
『お嫁にゆきます』1978年
『復活の日』1980年
『古都』1980年
『幸福』1981年
『長江』1981年
『細雪』1983年
『おはん』1984年
『さよならジュピター』1984年
『ビルマの竪琴』1985年
『潮騒』1985年
『鹿鳴館』1986年
『映画女優』1987年
『竹取物語』1987年
『つる・鶴』1988年
『YAWARA!』1989年
『マイフェニックス』1989年
『あ・うん』1989年
『超少女REIKO』1991年
『ゴジラvsモスラ』1992年
『帰ってきた木枯し紋次郎』1993年
『ゴジラvsメカゴジラ』1993年
『四十七人の刺客』1994年
『ひめゆりの搭』1995年
『八つ墓村』1996年
『誘拐』1997年
『モスラ2 海底の大決戦』1997年
『モスラ3 キングギドラ来襲』1998年
『催眠』1999年
『新撰組』2000年
『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』2001年 - 特撮B班演出
『犬神家の一族』2006年